人気ブログランキング |


タグ:月性 ( 1 ) タグの人気記事

映画「コクリコ坂から」に思った人間、単純が一番!
親愛なるアッティクスへ

         「男兒立志出郷關  學若無成不復還  
          埋骨何期墳墓地  人間到處有靑山」

 (男児志を立てて郷関を出づ 学もし成る無くんば復た還らず
    骨を埋むる何ぞ墳墓の地を期せんや 人間到る処青山有り)


これは、吉田松陰と並ぶ幕末長州藩思想家海防僧と呼ばれた月性という人が詠んだ漢詩ですが、あの毛沢東も中学入学に際してはこの詩を詠んで意気込みを示したと言われています。
意訳をお許しいただくと、

「男子が一旦、志を立て故郷(クニ)を出た以上、
   志が成らなかったら、もうクニへは帰らない。
       骨を埋めるのは何も肉親と同じ所と決まっているわけじゃない。
    その気になれば世の中の至る所に適当な場所はいくらでもあるさ」


といったところではないかと思っておりますが、これこそが、常々、私が息子たちの世代に対して不満に思っていた部分でして・・・。
なぜ、唐突にこういうことを言うかといいますと、実は私・・・、映画「コクリコ坂から」を見てきたんです(笑)。

まず、例によって、最近のノスタルジック映画にありがちな、登場人物に悪い人は一人もいない・・・という部分はやむを得ないとして、思ったのが、主役の長澤まさみちゃんの・・・。
私にはどうにも登場人物の少女との間に違和感があり・・・、と言っても、長澤まさみちゃんが悪いというわけではないんですよ。
ただ、彼女はもう、20代半ばでしょう?
であれば、もう、大人の声なんですよね。
いたずらに有名人などを使わずに、ベテランであってももっと少女らしい声が出せる、その道に長けた声優を使うべきだったのではないか・・・と。

まあ、それはさておき、舞台は東京オリンピック前横浜・・・のようでしたが、であれば、まさしく私が物心つくかつかないか・・・の頃の話だったのでしょう。
が、私的には世代的にまだ幼すぎたからか、あるいは博多近辺には、横浜のようなああいう港からいきなり丘・・・という地形がなかったからか(その意味では、門司長崎などの人が見ると実感があったのかもしれません。)、はたまた、名門校などにはひたすら縁遠い凡庸さゆえか、郷愁という点ではイマイチピンとくるものがありませんでした。

・・・とまあ、などと偉そうなことを言いつつ、実は、しっかり、少しうるっとしてしまい・・・(笑)。
でも、やっぱ、理屈じゃないんでしょうねぇ。
私には何一つ、共感できるような部分があったわけではないはずなのに、見終えた後、妙に、私の中で「まだ、暴れたりない」と言っているものがあり・・・。
本当は私も、もう50ですから終わっているのでしょうが、どこかで「まだ、終わりたくない!」と言っている、諦めの悪い何かがいるわけで・・・。
それだけに、息子たちの世代が妙に分別面して諦めの良いことを言っているのが気に食わないわけです。
で、などと思いつつ、帰途、ふと気がついたらここ数日、心にわだかまっていた重い雲が扇風機で吹き飛ばされたかのように晴れやかになっており・・・。
まあ、人間、単純が一番ですよ(笑)。
                                         平太独白
by heitaroh | 2011-09-07 07:22 | 文学芸術 | Trackback | Comments(2)


国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
ライフログ
最新のコメント
> sakanoueno..
by heitaroh at 16:59
号外いいなぁ! 私は住..
by sakanoueno-kumo at 21:18
> sakanoueno..
by heitaroh at 11:00
> sakanoueno..
by heitaroh at 10:57
「健安」はやめちゃたんで..
by sakanoueno-kumo at 21:02
無事是名馬、おっしゃると..
by sakanoueno-kumo at 20:59
> sakanoueno..
by heitaroh at 10:55
遅ればせながら、40万ア..
by sakanoueno-kumo at 18:55
> sakanoueno..
by heitaroh at 01:18
スゴイじゃないですか! ..
by sakanoueno-kumo at 21:49
> sakanoueno..
by heitaroh at 17:08
明けましておめでとうござ..
by sakanoueno-kumo at 18:50
> sakanoueno..
by heitaroh at 18:10
心配ご無用。 間違いな..
by sakanoueno-kumo at 17:13
> sakanoueno..
by heitaroh at 10:53
検索
タグ
(65)
(54)
(54)
(51)
(50)
(46)
(42)
(41)
(41)
(36)
(32)
(31)
(31)
(30)
(29)
(28)
(26)
(26)
(25)
(25)
(24)
(24)
(24)
(24)
(24)
(23)
(21)
(21)
(21)
(21)
(20)
(20)
(19)
(18)
(18)
(18)
(17)
(16)
(16)
(16)
(16)
(16)
(15)
(15)
(14)
(14)
(14)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(12)
(12)
(12)
(12)
(11)
(11)
(11)
(11)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
カテゴリ
以前の記事
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
最新のトラックバック
太平記を歩く。 その69..
from 坂の上のサインボード
太平記を歩く。 その68..
from 坂の上のサインボード
八犬傳(上・下)
from 天竺堂の本棚
2016年NHK大河ドラ..
from <徳島早苗の間>
明治日本の産業革命遺産の..
from 坂の上のサインボード
フォロー中のブログ
ブログパーツ
  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧