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山口良忠判事の死に思う正しいことしたいなら偉くなれの理
親愛なるアッティクスへ

去る10月11日山口良忠判事が亡くなった日だったそうですね。
山口良忠という人は、、戦後間もない昭和22年(1947年)、「判事という法の番人としての職責からヤミ物資が横行する中、敢えてヤミ米を食することを拒否し、真っ当に配給物資のみの生活を守り通した結果、栄養失調で亡くなった・・・、つまり、餓死された方です。
もっとも、私も、こういう事件があったということだけは、小学校の時、担任の先生から聞いて知ってましたが、ただ単に、そういう事件があったということを聞いただけで、実は最近まで深くは知りませんでした。
彼の行動は正しかった>のか・・・、賞賛されるべきものだったのか・・・という点については、当時から、賛否両論あったそうですね。

e0027240_1138367.jpg実際、このときも、時の総理夫人からは「奥さんがもう少し配慮してあげていれば・・・」という発言があったそうですが、賞賛されるべきかどうかは別にしても、少なくとも、総理夫人がそれを言っちゃあ自分の職責を全うした者は浮かばれませんよ・・・。
ま、要は、「正しいことをすることの大変さ」ということなのでしょうが、この点では、以前、平太郎独白録 「ノブリス・オブリージュ前編 正しいことしたいなら偉くなれ!」でも触れたことですが、かつての人気ドラマ・「踊る大捜査線」の中で、故いかりや長介さん扮する老刑事が言う、「正しいことしてえなら偉くなれ!」というセリフは、けだし名言だと思いますよ。

つまりは、現場だけで正しいことをするのは、いつの時代も無理があるってことなんでしょうが、これすなわち、同じく、平太郎独白録:新旧2作ずつの映画に想う心休まらぬ昭和の不条理 後編で述べた「周恩来文化大革命の時、もっと人々を救うべきだった・・・という批判があるが、たとえ副総理でも副大統領でも所詮、副は副であって最高権力者ではない以上、人は自分の権限の中で救える範囲を救うしかない、つまり、人は自分が持っている権限以上のことは出来ないものである」ということを申し上げましたことに集約されるかと思います。
(彼が毛沢東に正面から逆らってすべての人を救おうとしたら罷免されたでしょう。その結果、より多くの人が災厄に見舞われたであろうことを考えれば、周恩来の判断は正しかったと思います。)

その意味では、本当に国を変えようと思えば、いたずらに市井にあって現状を嘆くよりも、やはり、「総理大臣」を目指すべきですよ。
ユリウス・カエサルが自らの理想を実現するために、まず「執政官」を目指したことがその辺りを雄弁に物語っているだろうと思います。
日本の総理大臣は「本来、旧帝国陸軍と天皇の権限を併せ持ったほどに強いものである」と言われてますが、現実はそうなっていないのは周知の事実でしょうが、それでも一国のTOPの持つ権限はとりあえずは、他のどの役職よりも大きいわけで・・・。
                                         平太独白
by heitaroh | 2011-10-13 07:47 | 政治 | Trackback | Comments(0)

新旧2作ずつの映画に想う心休まらぬ昭和の不条理 後編
昨日の続きです。

映画、「沈まぬ太陽」の中で「良い人」の主人公と対照的に「悪い人」として描かれていた経営陣ですが、これは昨日も申しましたとおり、まだ、戦前の官尊民卑の気質が濃厚に残っていたであろう時代のそれですから、特権階級的体質の人が多かったであろうことは私も否定するつもりはありません。
(どうせ、運輸省から天下りばかりだったんでしょうから。)
ただ、その一方で、日本航空(国民航空?)というのは団交の折、経営陣が言ったとおり、一般の民間企業と違い、経営陣と言えども政府の意向を無視できないという部分はあったように思います。
それらを踏まえた上で申し上げたいのが映画、「容疑者 室井慎次」の前作とも言うべき、「踊る大捜査線」での「真理」的名言、「正しいことしたいなら偉くなれ」です。

周恩来文化大革命の時、もっと人々を救うべきだった・・・という批判があると聞いたことがありますが、そもそも、人は自分が持っている権限以上のことは出来ないんですよ。
つまり、たとえ副総理でも副大統領でも所詮、であって、政府高官だからといっても罷免されてしまえただの人であって、もう救うことは出来ないことを考えれば、自分の権限の中で救える範囲を救う方が現実的ではないでしょうか。
そう考えれば、主人公氏はこれで経営陣の反感を買い、海外僻地勤務に飛ばされたとしても、わざわざ、上司が「詫び状を一筆入れろ」と僻地まで言いに来るという一事をとっても、他の有象無象たちと扱いが違うわけで、つまり、三浦友和さん演じるライバル氏と主人公氏の彼だけは、香川照之さん演じる他の組合仲間などと違い、はっきりと「キャリア」だったということでしょう。
だからこそ、経営陣も彼を持て余していた・・・という見方も出来るわけです。

e0027240_14443301.jpgそう考れば、主人公氏はあの場面では、上手に労使ともに傷つかない範囲での妥協点を探りながらソフトランディングさせることを考えるべきで、もっと良くしてやりたいと思うなら、自分の権限の拡大、平たく言えば、社長になることを目指すべきだったと思います。
(その意味では、出世の亡者に変質してしまったように描かれていたライバル氏の方が王道を歩んでいたとも言えるわけで・・・。)

もう一つ、確か、この賃上げ闘争の舞台となった時期は昭和39年だったと記憶しておりますが、当時はまだ、終戦直後に吹き荒れた先鋭的な組合闘争という物の雰囲気が色濃く残っていたということはないのでしょうか?

戦後の組合闘争には、非現実的な要求をし、それで会社が潰れてしまっても構わない、むしろ、どんどん潰して、そのまま共産主義革命へ突っ走ってしまえ・・・みたいなところがあったとも聞いておりますが・・・。

ちなみに、この映画は友人からも一見の価値があると聞かされていたのですが、やはり、3時間半という上映時間はそれなりの覚悟を持って臨まねば成らず・・・。
で、やむなく、録画して見たのですが、私的には、作り手の想いは良くわかるものの、やはり、もう少し短く出来たかな・・・というような気はしますね。
あ、「容疑者 室井慎次」については、また、いずれ日を改めて臨みたいと思いますので悪しからずご容赦ください。
                                         平太独白

by heitaroh | 2011-02-16 07:54 | 経済・マネジメント | Trackback | Comments(0)

日本の暗記崇拝への価値観と暗記至上教育の是非
親愛なるアッティクスへ

e0027240_16142949.jpg今朝の朝刊に福岡ソフトバンクホークスクライマックスシリーズでの敗退を総括した記事が載ってまして、その中で、秋山幸二監督が、「間が長く空いた中で調整の仕方がうまくいかなかったのが一番」と言っていたというのを聞いて、大変、呆れました。

中日はしっかり勝っとるやないかい!」と。
まあ、確かに、最後の二つを勝って3位になったロッテと、最後の二つを負けて3位になった巨人とでは手強さという点では違うのかもしれませんが、でも、過去に同じ条件で戦った日ハム西武はしっかり、勝って日本シリーズ出場を果たしているわけで、それを言うなら、他のどこよりもその辺のノウハウを持ってなければならないのがホークスでしょ・・・と。
(むしろ、敗因は「6連戦」にあったと言った方がまだ、説得力があるんじゃないですか?年寄りばかりのホークスは後半、見るからに、疲れてる・・・って感じでしたから。)

で、本日の本題です。
オランダ43歳マルク・ルッテ首相が誕生したという報道を見ていて、「閣僚経験もなく未知数だが、討論では博覧強記ぶりを発揮して・・・」という一文が目に付きました。
思えば、博覧強記という点では人後に落ちない、故田中角栄元首相も、日中国交回復の折、交渉の相手となった周恩来首相(当時)には舌を巻いたようで、「周恩来という人は、交渉中、どこそこの戦闘での被害云々という話になると、『このときは、どれだけの死傷者が出て、どれだけの被害があった』ということを忽ちのうちにそらんじた。すべての数字が頭に入っていた。私が知る限り、この人より凄い交渉相手はいなかった」と回顧しておられました。
でも、ここで注意すべきは、単に暗記していたことが凄いというのであれば、円周率を延々暗記している人などが総理大臣になれば良いわけで、周恩来という人が凄いのは、それを交渉の席で臨機応変に使いこなした・・・ということだと思います。

この点で、実は今、うちには受験生がいまして、この不肖のガキの勉強を見ていて思うのが、日本の勉強・・・、ひいては日本人の、「人の能力に対する評価の基軸」となっているのが「暗記力」ではないか・・・ということです。
実際、「あの人くらい頭がいい人はいない」などという場合、大半が「記憶力」を意味しており、(それ以外ではわずかに「計算力」が続くくらいですが、ただ、暗算が発達している日本では割と計算力は賞賛の対象にはならないことが多いようです。)従って、試験に出るから暗記しなさい・・・などというのは、何のために勉強するのかという意味では愚の骨頂であり、学問を修めるという観点から考えれば本末転倒だと思うんです。
つまり、忘れたことは調べれば良いし、覚えきれないことはメモすれば良いわけで、この点、確か、アメリカなどでは試験には辞書教科書を持って入って良いんですよね?
つまり、詰め込みの暗記ではなく、自分なりにそれをどう消化するかという応用力に重点を置いているわけで、私も本来の教育とはこうあるべきだと思いますよ。
                                         平太独白
by heitaroh | 2010-10-21 18:11 | 教育 | Trackback | Comments(0)

10万人突破に権力を執着心に欠ける我が身を顧みるの巻
親愛なるアッティクスへ

e0027240_1151564.jpg今日から10月ですね。
10月という事は、このブログを始めてから、ちょうど丸2年半が経ったことになるわけですが、実を言うと、2年を過ぎた辺りから、結構、飽きてきて、モチベーションも下がり・・・、「もー、いーかなー」と思うようになってました。

(ちょうど、マラソンをやってる最中に、「もう、ここら辺で歩こうかなー。もー、いーかなー」と思う、あれですね・・・(笑)。)

そんなこんなの先週末の金曜日、滅多に見ない来訪者数のページを、ふと見たところ、前日までで始めてからトータルでの来訪者数が、ちょうど、「51,000人」を記録しておりました。
直近の一日平均では「113人」、また、アクセス数では、9月中のMAXで「302アクセス」(9月4日。ちなみに、なぜ、この日なのかは、さっぱりわかりません。記事を見ても、前日も含め、何ら、話題性がある記事ではありませんし。)を記録しておりました。
でもって、よく考えたら、これとは別に、同じ記事を別館の方でも更新しており、こちらは、トータルの数字はわからないのですが、直近の一週間(09/16~09/22)で、閲覧数1420 pv・アクセスIP数633 ipを記録していることから、一日辺りに直すと、約210閲覧・90アクセスIPということになるわけで、であれば、おそらく、単純に51,000という数字をにしていいのではないか・・・ということに思い至りました。
(さらに、これに、最初、3ヶ月ほどやっていたライブドアでの来訪者数も加算すれば、おそらく、トータルでは、ほぼ、「10万人」突破したことは確実ではないかと。と言いつつ、来訪者数アクセス数閲覧者数アクセスIP数というのがどう違うのか、イマイチ、わかっておりませんが・・・。)

ともあれ、「継続は力なり」とは申しますが、これほど多くの方にお越し頂いていたことに、知らぬうちにご支援を戴いていた感慨を覚えると共に、改めて、謝意を表し奉る次第です。
誠に持って、有り難うございました。

で、この点で、本日のお題です。
常日頃、私は、「権力とは、それ自体に遠心力を有しているもののようである」と感じております。
即ち、権力とはハンマー投げハンマーのように、油断すると、すぐに手から離れて飛んでいってしまうもののようだと。
時には、ちょっとした油断からその辺に落ちて、側近くの者に拾われてしまうもののようでもあります。
従って、それを手放さないように維持するためには、もの凄いエネルギーを必要とするわけで、その意味では、周 恩来よりは毛 沢東・・・、マスードよりはドスタム将軍のような、権力に対しての脂ぎった執着心を持った者の方が適任である・・・ということでしょうか。

となれば、どうにも、こういう脂ぎった物を持たない・・・、つまり、恬淡すぎる私としては・・・、平たく言えば、福岡人の国民性そのものに、アバウトでどうにも粘りがない私としては・・・、砕けて言うならば、ワックスなど滅多にかけないけど、たまにかけると、半分掛けた段階力尽きてしまう私としては・・・、もっと砕けて言うならば、残り半分のワックスはまたそのうち・・・などと思いつつ、半永久的にに掛けない私としては・・・(長い!)、とにかく、こういう具体的「数字」というものは、大いに励みになるということです(笑)。

ということで、今後ともご支援のほど、よろしくお願いいたします。

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by heitaroh | 2007-10-01 08:55 | 思想哲学 | Trackback | Comments(4)

徒然なるままに・・・サルコジ時代到来とブレア首相引退。
親愛なるアッティクスへ

毎日、何だかなーって感じです。
で、思いつくままにあげてみました。

フランスは、サルコジさんが勝利しましたねぇ。
あれは、アメリカから、相当、選挙資金が流れたんじゃないですか。
あるいは、流れたのは、資金だけではないかもしれませんね。
日本はまだしも、アメリカの選挙は、最近、少しおかしいと思っています。
これだけ、いろんな分野でのコンピュータ化が進んだわけですから、開票結果操作することも可能なのではないですか?
ブッシュの二度の選挙は、開票作業の中で、いずれも、トラブルが発生しましたよね。
たまたま、偶然でしょうか。
サルコジ陣営の勝利がアメリカの国益につながるわけですから、あるいは、何らかの「技術支援」という高度の政治判断が為された可能性もあるのでは・・・と。

それから、イギリスのブレア首相引退ですが、あの人も、改めてみたら、随分、後退してましたねぇ。
任期中の気苦労を物語っているようにも思えます。
まったくもって、お気の毒だと思いますよ。
せっかく、国内政策では一定の成果を収めながらも、イラク派兵問題で、「ブッシュの番犬」とまで言われ、以後、支持率低下に苦しんできた・・・という。
この点は、以前も申し上げましたが、私はブレア首相の判断は間違ってなかった・・・、即ち、出来うる範囲の中で為した最善の判断だったと思っています。
いくら、ドイツとフランスが反論を挑もうとも、軍産複合体に毒されてしまっている今のアメリカを理屈で押しとどめることは出来るとは思えず、なにより、あそこまで、「やる!」と言っている以上、絶対に戦争になるわけで・・・。
ならば、フランスの説得工作が失敗したならば、あとは、イギリスが、「我々は、仲間なんだから・・・」と言って、アメリカ側内部から、「可能な限りの軌道修正」をしていくのが、一番、現実的な判断ではないですか。
ともに血を流してくれている「同盟国」の言葉であれば、アメリカも、そうそう、無視することはできないでしょうから・・・。

この点は、最近、故周恩来元首相の現実の姿を描き出した「周恩来秘録」という本にも当てはまることだと思います。
この本は、中国共産党の広告塔として、すっかり、「聖人」扱いされている周恩来氏も「その実は・・・」みたいなことが書いてあるそうですね。
鄧小平さんが、「周総理がいなければ、文革はもっと悲惨なものになっただろうが、もう少し早く終わっただろう」と言ったといいますが、私には、果たして、鄧小平さんほどの人が、そんなことを言ったのかな・・・と、少し、眉唾のような気がします。
確かに、文革における周総理の対応を非難する声は以前からあるようですが、しかし、これなども、ブレア首相のそれと同じで、「人は自らの力が及ぶ範囲内で出来得る最善を尽くすしかない」のではないでしょうか。
ただ、人はとかく、そういう立場の人には万能の神であるかのような権限を持っていると錯覚していることが多いようで、つまり、「自らの力が及ばない範囲」まで結果を求めようとするもののようです。
だから、それがわからない鄧小平さんでもないだろう・・・と。

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by heitaroh | 2007-05-11 08:12 | 国際問題 | Trackback(1) | Comments(0)

日露戦争開戦にみる福岡縣人・頭山満と堺利彦の是非 1
親愛なるアッティクスへ

e0027240_8522936.jpg最近、白州次郎という人がもてはやされていますよね。
しかし、私はこういう、すべてに渡って、ケチの付けようがない、素晴らしい人・・・を額面通りに受け取ることには、少し、首をかしげます。
少しマイナスの評価もあって、それを勘案して、初めて評価を下すべきではないのかと・・・。

実際、会田某という人の古いの著書の中には、白州次郎のことを、「戦後のどさくさに紛れて、広畑製鉄所英国資本に格安で払い下げようとした売国奴」などと書いてあるものもありました。
これが、事実なのかどうかは別にして(私も、この点に関しては、かなり、誤解ではないかと思いますが・・・。)、こういう、悪いことの一つも言われ、その上で、それらを勘案して、自分なりに評価するべきだと思うのです。
つまり、悪い評価がない、良い評価だけの人・・・というのは、ある意味、偏った見方になってしまう・・・ということですね。

その意味では、最近、「周恩来秘録」という本が出ているそうですね。
聖人君子化された中国の周恩来元総理の虚飾を暴く、つまり、悪い部分に触れた本だそうで、私もまだ読んではいないのですが、是非、読んでみようと思っています。
もっとも、それを読んでも、私の周恩来という人物への評価は変わらないと思いますけどね。
「やれもしないことをやるよりも、やれることの中で最善を尽くす・・・ということの方が結果的には成し遂げられる成果は大きい」というのが私の考えですから。
ただ、往々にして、この手の話には、「やれもしなかったことをやろうとしなかったことへの批判」というのがつきまとうようですが。

で、左右両極の異なった意見を聞いて、ことの是非を判断するという意味で、日露戦争開戦前夜の二人の福岡県人の動きを採り上げてみたいと思います。
まず、一人目は、以前、平太郎独白録 「日露戦争と福岡人の奮闘に見る、男装の女傑と人参畑!」でも、紹介しましたが、日本の右翼を作った人・・・とも言える、筑前福岡藩出身、頭山 満翁です。

で、頭山翁の日露戦争に対する考え方と行動については、明日以降(?)に続きます。
                          平太独白
by heitaroh | 2007-04-24 08:51 | 歴史 | Trackback | Comments(0)

周恩来・キッシンジャーの会談録にみる日本の部族的な視野
親愛なるアッティクスへ

e0027240_1693971.jpgいつぞや、ここに行ってました。
何でも、NHKの朝の連ドラの舞台だそうです。
見てないから知りませんけど(笑)。
ちなみに、線路内に立ち入ったりはしてませんよ。
関係者様、ご心配なく(笑)。

で、ご想像の通り、飲み過ぎで、頭は働いてませんので、以前載った毎日新聞の記事でごまかしたいと思います。
見出しは白抜きで「日本発展させて後悔」、横に「周恩来首相と71年会談でキッシンジャー氏」とあります。
以下。

******************

72年のニクソン米大統領の歴史的な訪中の準備のため、当時のキッシンジャー大統領補佐官が、71年10月に周恩来 中国首相と行った会談の会談録が1日までに明らかになった。
双方は「日本人の視野は狭い」などと一致、米中の関係改善の背景に対日不信感があったことが裏付けられた。

会談は、10月22日に北京の人民大会堂で4時間余りにわたって行われ、約4分の1が日本について費やされた。
会談録によると、首相は「日本は第二次大戦の賠償も払わず戦争から利益を得た」と批判。
さらに「経済拡大は軍事拡大につながる」と強い懸念を表明。
補佐官は「日本を経済的に発展させたことを今は後悔している」と語った。
また、補佐官が「日本は部族的な視野しかない」と述べ、首相は「ものの見方が狭くとても変わっている」と評価が一致した。

******************
私が注目するのは、時間の1/4を日本問題に費やしたと言う事と、最後に補佐官の方から、「日本は部族的な視野しかない」と述べたことですが、まあ、会談の中で日本問題に多くの時間が割かれたという方は、当時はまだ、日本軍による侵略の記憶が生々しく、何より、周恩来の方は、周りに対する配慮、特に当時は文革中でもあり、江青一派に付け入る隙を与えることだけは避けなければならなかったでしょうから、どうしても、日本に対する批判を展開せざるを得なかったのでしょう。
そういう意味で、キッシンジャーの方も、交渉をまとめる為にはリップサービスも当然だったでしょうが、むしろ、問題は最後の部分、「部族的視野」云々だと思います。
これは、周恩来の問いかけに答えたのではなく、キッシンジャーの方から、この発言をしたということであり、この点だけは、リップサービスなどではなく、彼の本音だと思えるのです。
しかも、周恩来も同意して頷きあっているという・・・。

ある外国紙の記事だったと思いますが、「日本の銀行は、決定的に時代遅れである。」というのがありましたが、「そんなこと、何を今更!」と、思われるかもしれませんが、何とこれは、昭和の始めの記事だそうです(涙)。
「ディプロマシーセンス(外交感覚)なき国民は滅びる。」とは故吉田 茂元総理の言葉ですが、もし、周恩来・キッシンジャーの二人が言ったことが当を得たものであり、そして、現代も基本的に変わっていないものだとしたら・・・。

ちなみに、間違いなく、「キッシンジャー」はいずれ、映画になりますよね。
「フルシチョフ」はならないかもしれませんが・・・(笑)。
                               平太独白
by heitaroh | 2006-03-02 23:49 | 国際問題 | Trackback | Comments(4)

現代中国論 その1
親愛なるアッティクスへ

私はいつだったか、初めて中国へ行った折、ちょうど、機中で、「周恩来『十九歳の東京日記』―1918.1.1~12.23」と言う本を読んでました。
この本は、タイトルの通り、19歳の周恩来が日本に留学していた際の日記が刊行されたもので、この中で、東京留学中の19歳周恩来が言っていたことが非常に印象に残りました。
以下、その部分のみ抜粋してみました。

「日比谷公園に着いて、あるところに歩いていくと、二人の女の小学生が地面にうずくまって土を盛り上げているのが目に入った。
中国の子どもが土と遊ぶのと同じだと思った。
近寄って見ると、なんとよそから無用の草を持ってきて植えながら遊んでいるのだ。
このように見てくると、日本の小学校の教師が本当に教育的な能力を有していることが分かる。
中国の子どもが遊んでいれば、かならず自分の尿を水にして泥をこねなければならない。
子ともには知識がなく、この種の指示はすべて家長や教師が教えなければならない。
中国人は口を開けば「日本はボロの邦(国)」というが、よく考えれば、日本がどうしてボロであろう。
おそらく、中国がいささかふがいないのだ。
一つのことから類推して、日本の国民が中国人を軽蔑するのも不思議ではないし、日本人の知識は実に子どものころから鍛えあげられたものなのだ。
中国人は一知半解であり、どうして事理に精通しているといえよう。」

私には、周恩来という人の感情に流されない慧眼と、先入観を持たない理知的な視線と、そして、中国に文化大革命などという蛮行が行われた素地が理解できたような気がします。
田中角栄もキッシンジャーもこの人のことは絶賛してましたが、私も是非、一度、会ってみたかったですね。

関連記事:平太郎独白録:中国政府の危険な綱渡り
関連記事:平太郎独白録:現代中国歴史的考察
                                  平太独白
by heitaroh | 2005-06-01 19:44 | 国際問題 | Trackback | Comments(2)


国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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