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世界に地殻変動を起こしかねないエジプトでの反政府デモ
親愛なるアッティクスへ

ムバラク大統領退陣を要求する反政府デモが続いているエジプトですが、デモ開始から8日目、反体制政治グループが「100万人行進」を呼び掛けたことから、民衆が首都カイロ中心部のタハリール広場に続々と集結しているそうで、いよいよ、大きなヤマ場を迎えようとしている・・・とか。
鍵を握ると見られるは、昨31日、「民衆に対して武力を行使しない」と宣言する声明を出し、中立の姿勢を打ち出したことで、これにより、ムバラク政権はますます、窮地に追い込まれる可能性が出てきたようですね・・・。

チュニジアの政変に端を発する今回の騒乱ですが、おそらくは、エジプトでこの政権が倒れたときのインパクトは先のチュニジアの比ではないはずで、近隣のアラブ諸国はどこも同じような問題を抱えるだけに、反政府デモのドミノ化を招きかねず、リビア、サウジからイラン、そして、中国まで巻き込んだ一大地殻変動を巻き起こす可能性があると思います。
特に、中東一帯が大産油地帯でもあることもあって、世界は固唾を呑んでその成り行きを見守っているようですが、私がもっとも懸念するのはこれが中国に波及することです。
今回の騒乱は、これまでこの地域で見られたような、宗派間の対立でも、民族間の紛争でも、国家間の抗争でもなく、民衆の生活苦への不満、格差への憤りが爆発した形になっていることを思えば、同様の問題を抱える中国に飛び火しないとは言い切れないでしょう。

今回のエジプトでのデモがフェイスブックを元に惹起されている点は見落とすことが出来ない事態で、この点は中国政府は早速、国内の情報を遮断する方策に出ましたが、少々、遅きに失した観があるように思いますし、こういう時代にもう、情報を完全に遮断してしまうこと自体、難しいことなのではないでしょうか。
もし、これにより、中国国内の不満分子がデモを企てようとすれば、どうしても、取り締まりが厳しい以上、「反日」ということを名目にせざるを得ず、今、日中間にお願いだから波風を立ててくれるなよ・・・と誰よりも思っているのは他ならぬ中国政府当局でしょう。
その一方で、政権移行期にある中国ではこの時とばかり、波風を立てたい集団があると思われ、またまた、一方では、国内の不満を外へ向けるというオーソドックスな手法を試みる人たちも出てくると思われ・・・。

e0027240_19582613.jpgそれにしても、ムバラクという人は随分、長いこと、大統領をやってますよね。
私はこの人が政権の座についたときのことを覚えてますよ。
昭和56年(1981年)、キャンプデービット合意の立役者、サダト大統領が暗殺された後、当時、副大統領だったムバラク氏が後継の大統領になりましたが、そのときの印象では前任者と違い、随分と地味な人・・・という印象で、このとき、花も恥じらう(?)20歳の若者だった私が、まさか、それから30年後に、こんなに見事な50のおっさんになるまで、大統領を続けているとは夢にも思いませんでした。

(←この電車もまだ、現役ですけどね(笑)。)
                                       平太独白
by heitaroh | 2011-02-01 19:50 | 国際問題 | Trackback | Comments(2)


国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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