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ドラマ「ゲゲゲの女房」に日々黙考 その5
親愛なるアッティクスへ

ドラマ「ゲゲゲの女房」ですが、いよいよ、水木しげる翁の快進撃が始まったみたいですね。
なぜか、結構、目頭を熱くしながら見ているのですが、この、水木翁の快進撃という点では少し思うことがあります。
それは、手塚治虫という人物の存在です。

e0027240_1625783.jpg(←水木翁に敬意を表して納涼サービスです。
季節柄、少しは涼しくなられたでしょうか(笑)。
ちなみに、ここは今でこそ、夜はこういう怪奇スポットみたいな扱いになってますが、元は小松政夫さんの実家で、私が子供の頃にはすでにこういう状態だったものの、戦後の焼け跡に突如、これが出来たときは、まさしく白亜の豪邸だったそうですよ。

ついでに言うと、最近、デジカメの登場以来、心霊写真が激減したように思われませんか?)

手塚氏は昭和3年(1928年)生まれですから、大正11年(1922年)生まれの水木翁よりは6歳年若になりますが、遅咲きの水木翁とは対照的に、終戦間もない昭和21年(1946年)、大阪帝国大学医学専門部在学中に4コマ漫画でデビューするや、翌年には漫画界に革命を巻き起こしたと言われる「新宝島」で一躍注目を集め、昭和25年(1950年)より漫画雑誌に登場、「鉄腕アトム」「ジャングル大帝」といったヒット作を次々と手がけ、さらに、石森章太郎、赤塚不二雄、藤子不二雄など自らに憧れて集まってきた、いわゆる、トキワ荘グループと呼ばれる後進の育成にあたる一方、昭和38年(1963年)には「鉄腕アトム」で日本初のTVアニメのシリーズ物に進出・・・と、つまり、水木翁が戦争から復員し、紙芝居や貸本マンガなどで細々と食いつないでいた頃、すでに「漫画の神様」として君臨しており、経済的にも高額所得者、つまり、当時の「百万長者」だったわけです。

出す漫画出す漫画が、気持ち悪いとか、俗悪であると酷評され、極貧に喘いでいた翁は、果たして、この、6歳年下の時代の寵児をどういう視線で見ていたのか・・・と。
というのも、ドラマでは触れられていなかったようですが、水木翁の快進撃の発端となったのも手塚氏の存在があり、ドラマでは、少年ランドとされているのは当時、後発の少年マガジンであり、マガジンはすでに隆盛を誇っていた少年サンデーに対抗すべく、手塚に原稿を依頼したところ、手塚の機嫌を損ね、逆にマガジンで連載中であった「ワンダー3」をそのまま、サンデーで連載されるという大失態を冒しており、この存亡の危機に際して、マガジン編集部が目を付けたのが「貸本漫画家」であった・・・からです。
で、このとき、水木翁などとともに登用された中には「ゴルゴ13」さいとうたかを氏などもいたと聞いていますが、これらの人材登用により、少年マガジンは連載部数を伸ばすことができたわけですが、手塚氏にしてみれば、面白くない現象だったのでしょう。

手塚氏は、さいとう氏の劇画なども酷評したそうですが、昭和11年生まれのさいとう氏はまだ、小僧扱いだったのでしょうが、水木翁のそれに対してはおそらく、違う意味での「恐怖」を感じたのではないでしょうか。
翁の妖怪漫画「墓場の鬼太郎」を初めて見た手塚氏はそのあまりの衝撃に自宅の階段から転げ落ちたといいますし、私が大好きな「どろろ」などはこれを意識して描かれた物だという説もあるようです。
その後も、一方的に激しい闘志を燃やしたのは水木翁の方ではなく、手塚氏だったことを考えれば、さすがに神様・手塚は本能的に、水木しげるの漫画が自分の脅威になることを見抜いたのではないでしょうか。
この後のことについてご興味のある方は、平太郎独白録 : ブラックジャックに見る人間万事塞翁が馬をご覧ください。
                                         平太独白
by heitaroh | 2010-07-27 17:58 | 文学芸術 | Trackback | Comments(2)

ボウフラが人を刺すよな蚊になるまでは泥を噛み噛み浮き沈み
親愛なるアッティクスへ

今朝は、しっかり、日差しが強かったので洗濯物をベランダに干して、100mほど歩いて昼飯に行ったところ、飯やを出たら、見事なほどの豪雨・・・。
あーあ・・・と、絶句しながらも、そのまま、1時間ほど色々用事を済ませて戻ってきたところ、家人が「雨が降る前に・・・」などと言う。
「え?さっき、降ったじゃない」と言うけど、「いや、降ってないよ」と。
で、ベランダに出てみたら、まったく、どこも濡れた形跡がない・・・。
慌てて、洗濯物を取り込み、事なきを得ましたが、たった100m弱、区画にしてわずか2区画を隔てたのみ・・・ですよ。
こんなこともあるんだな・・・と思い、洗濯物を取り込んだところ、またしても、激しい日照りに。
で、再び、ベランダに出して・・・、ふと、気が付いたら大雨が降ってました(涙!)。
なんじゃそりゃあ!!!!!!!!と。
で、気を取り直し本日のお題です。

一昨日の昼、JR東海バスが14歳の少年にバスジャックされるという事件が起こりましたよね。
私が注目したのは、少年は女生徒との交際問題で両親に叱られ、「嫌がらせをするためにやった」と供述していることでした。
識者は、訳知り顔で、「凶悪、低年齢化する少年事件が後を絶たない」、「そういう事件を起こす社会の異常が背景にある」などと述べられますが、私は、この少年のその動機を聞いて、思わず、先日NHKで見た「わたしが子どもだったころ」という番組の、ロングラン劇画、「ゴルゴ13」で知られる老劇画家 さいとう・たかを氏の回を思い出しました。
  
私が印象に残ったのが、氏は、幼少から絵の才能があったにも関わらず、誰もそれを認めようとはしなかったこと・・・、特に、小学校の時に、大阪府で金賞を獲得して、「僕の絵が大阪府で一番やで!」と喜ぶ少年に対し、母親はその絵を燃やし、「うちは兄ちゃんが大学に行くから、あんたは中学出たらすぐに働いてうちの家計を助けるように」などと言い放つシーンは私も多少、似たような環境にいましたからいたたまれませんでしたね。
(私も良く、「社会や国語の成績など何の役にも立たん!」といわれてましたからね。)
親からすれば、夢を持たせることは子供のためにならない・・・と思い、心を鬼にして言ったことだったでのしょうが・・・。
(ちなみに、「1+1は何で2なん?と聞いたら、兄が物も言わずに私を殴った」ということを言っておられましたが、これも、私にも似たような覚えがありますね。)
で、氏は、中学生の頃には、「あいつの行き着く先は刑務所や」と先生らから陰で言われるようになっていたとか。

「ボウフラが~ 人を刺すよな蚊になるまでは~ 泥を噛み噛み~ 浮き沈み~♪」

これは、映画、「座頭市」に出演した森重久弥氏が劇中で歌った歌だそうで、勝新太郎さんが、これを気に入り、良く色紙に揮毫していたそうです。
もっとも、バスジャックの少年のそれは、氏のそれとは違い、「彼女と遊びたい」などという、何とも低次元の話動機ですから、毛頭、同列に論じる気はありませんけどね。

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by heitaroh | 2008-07-18 18:30 | 時事問題 | Trackback | Comments(2)

祝!石の上にも三年の3周年記念! おまけ編
親愛なるアッティクスへ

e0027240_15583244.jpg←昨日、たまたま入った店で昼飯の後に出てきたアフターコーヒーの画像がです。

なかなか個性的な器だな・・・と思って、撮影したのですが、少し、近づきすぎたでしょうか、パッと見は何かわからなくなってしまいましたね(笑)。

で、本日は、3周年記念が、訳あって中途半端に終わりましたので、今更ながらのおまけ編です。
過去二回の周年記念号においては、それぞれ、副題である「アッティクス」と私の名前のいわれについて述べましたので、今回の周年では、私自身のことについて述べてみたいと思います・・・と言いたいところですが、実は、本当は、ここで、別の・・・、もっと、しっかりした周年に相応しい内容を考えていました。
が、それはまた、次回の4周年(あるのか?(笑)。)のお楽しみに廻すとして、私にもっとも相応しくない、私のファッション観というものについて述べてみたいと思います。

かつて、司馬遼太郎をして、「日露戦争において、日本軍陸海両軍匹敵する働きをした」と賞賛しめた、筑前福岡藩出身の軍人、明石元次郎大将は、風采にまるで気を使わなかった人だそうで、人から、「もう少し、気を遣ったらどうだ?」と言われたとき、「身なりなどに気を煩わされないのが筑前武士というものだ」とか。
別にそれに触発されたわけではありませんが、私も、元々、ファッションなんてものにはあまり興味がありませんで、以前、友人にそう言ったら、「あまり・・・じゃなくて、マッタクだろうが」と言われました。
まあ、確かに・・・と(笑)。

ここで、私に好意を持ってくださっている数少ない女性の皆様のために(←ここ、笑うところです(笑)。)くれぐれも誤解のないように申しあげておきますが、ファッションに興味がないといっても、決して、不浄不潔という意味ではありませんよ。
むしろ、逆で、家人などからは、「ちょっと汗かいたからと言って、日に何度も着替えやがって!」と言って怒られてます(笑)。

で、その、ファッションという点では、私にはひとつの理想とする姿があります。
それが、ゴルゴ13です。
ゴルゴ13とは、言うまでもなく、国際社会暗躍するスナイパーを描いたさいとう・たかをロングラン漫画ですね。
(私が幼稚園くらいから連載されてますが、やつは一体、いくつなんだ・・・と(笑)。)

彼は、報酬として大金を得ていますから、決して、貧しいわけではない・・・どころか、大金持ちなんですよ。
しかし、労働者として潜入しなければならない場合には作業服を着るし、浮浪者に成りすまさねばならないときには浮浪者の格好もする・・・。
つまり、私は、おしゃれとしてのファッションについては興味が無く、衣服については、機能性のみしか考えておりませんで、色形などどうでも良く、従って、ブランドなどにはまったく興味がない・・・ということで、強いて、おしゃれなどという物を求めるなら、そのときそのときで、必要なシチエーションにだけ意を持ち得ればいい・・・と思っている次第です。

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by heitaroh | 2008-03-29 17:47 | その他 | Trackback | Comments(6)


国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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