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村上ファンドの阪神球団上場提案に見る球団経営の論理
親愛なるアッティクスへ

ついに、村上ファンドが阪神球団の上場を提案しましたね。
この件については、阪神電鉄の不動産の含み益の問題など(約7万平方メートルある阪神甲子園球場帳簿価格がたったの800万円とか・・・。坪当たり単価じゃなく、総額が800万円だということですョ・・・。絶句!)も、取りざたされていますが、村上ファンドというものが、純粋に球団経営を考えてくれる相手かどうか・・・という問題はさておき、私としては、この件は額面通りに受け取っていいのではないか・・・と思っております。
と、申しますのも、5月2日付けの平太郎独白録 「球団経営の論理」中で述べております通り、基本的な考えは、まったく、一緒だからです。
プロ野球球団は、いつまでも、本社の広告塔や、オーナーの玩具にしておくべきではない!と思うのです。
でも、やはり、日本のプロ野球という物は、こういう、資本の論理という、まあ、ペリー来航みたいなショック療法でしか、変わることができない・・・ということでしょうか。

昨年の近鉄の赤字の問題でも、収支すらはっきり表に出ないシステムで、これでは、改善も改革もあったもんじゃないでしょう。
「ファンが、ファンが!」と言うだけなら、アイドル歌手でも出来るんです。
本気で、収支を改善し、ファンに戻ってきてもらう為には、上場して、ファン株主になってもらう。
そうすれば、多額の費用がかかる球団経営の資金繰りにも役立つばかりか、せっかく、地元に根付いた球団が、中央資本の論理で縁もゆかりもないところへ持って行かれるような事態に対しても、ファン株主として、株主総会で物が言えるわけです。
楽天などは、本気で仙台に根付くつもりなら、絶対に球団株を公開するべきだと思います。
今回の田尾監督更迭などに対しても、ファンが株主ではないから、球団に対しても、何の発言力も持たない。
最初から弱いとわかっているチームを任せておいて、3年契約が1年終わっただけで解任。
最終戦では、敵地であるはずの福岡ヤフージャパン・ドームで、球場中から田尾コールが起こったということに、楽天首脳はもよより、仙台市民はどうお考えなのでしょうか・・・。

また、逆に、フランチャイズ移転を視野に入れた「株買い占め」になる・・・と言われるかもしれませんが、これは売却に応じた時点で「ファンがそれを許した・・・。」ということなのでしょうから、これはこれで十分に、民意なのだと思いますし、第一、今回の阪神のように、親会社が買い占められれば同じ事なのですから。

実は、私はかねてより、村上世彰氏という人物は、意外と(?)、まっとうなのではないか・・・と言う気がしておりました。
この人物に関しては、フジテレビ買収劇で、ホリエモンなどと同じ舞台でスポットライトを浴びたこともあり、金儲けの為なら何をやってくるかわからない、ホリエモンと同じ人種・・・という風に思われている節が有るように思います。
しかし、よく考えてみたならば、彼は時間外取引をしたわけでもなければ、売名目的と思われるような球団参入問題に首を突っ込んだわけでもありません。
株の買い占めが「乗っ取り」というイメージに繋がる・・・というのなら、株の買い占めによる経営権取得という問題は、昨日今日始まったことでもないはずです。
東急の五島慶太という人などは、あまりに会社を乗っ取りすぎるから、五島ならぬ、「強盗慶太」というあだ名がついたとさえ言われていますし、何より、経営権を他者に渡したくないなら、その会社は、上場などしなければいいわけです。
となれば、彼がやっていることは、そのHP、M&Aコンサルティング - 日本市場の変化の中で立て前として述べていることと、いささかも外れていないような気がます。
「会社が株式公開する目的は第一義的には資金調達にあります。
そして公開した以上は、株主価値・企業価値を向上させる責任が経営者にはあります。」とは、そのHPの一番最初に書いてあることですが、私には、むしろ、上場ということを単なるステイタスと捉え、上場した時点で「上がり!」という雰囲気さえあった時代の感覚の方がおかしいと思えるのですが、如何でしょうか?

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by heitaroh | 2005-10-05 18:31 | 経済・マネジメント | Trackback(14) | Comments(8)

大病院のお寒い危機管理!
親愛なるアッティクスへ

以前、SARSが中国や東南アジアなどで猛威を振るったときのこと。
当時、親族が入院していたこともあり、私はある大手総合病院に良く足を運んでいました。
その病院では、わざわざ、二つある入口の一つを閉鎖して、その上で入口横に、当時、よくニュース映像などで映し出されていた、滅菌服で完全武装させた2人を座らせていました。
で、その横に、「SARSに感染したと思われる人や、最近、中国や東南アジアなどに出かけて、高熱が下がらない人は、ここで申告してください。」という立て看板・・・。

でも、これって、本人の自己申告なわけでしょう?
人間、誰しも、「まさか自分が・・・」と思うものでしょうし、SARSも、エイズと一緒で、社会の偏見なども十分に予想されるわけですから、それを考えれば、わざわざ、こんな玄関口で申告するだろうか・・・と。
近所の人が見ていたら、「あそこの何とかさんは、SARSに感染したらしいよ。じゃあ、アナタと同級生の何とかちゃんも危ないかもしれない・・・。」ってことにも成りかねず、同じ、わかるなら、診察室の中で・・・と思うのが人情ではないでしょうか?
近親者にうつしてはいけない!と思ったところで、もしや!と思った時点で、近親者はすでにたっぷりと一緒にいたわけでしょうから・・・。
仮に、性善説に基づき、皆が自己申告したとしても、では、二次感染者などはどうなるのでしょうか・・・?
当然、本人は、「最近、中国にも東南アジアにも行ってない」んでしょうから、それこそ、少しくらい熱が高くても、まさか自分が・・・でしょう。
そう考えれば、逆に、「健康な者が病院に行って感染する」可能性の方が高いのでは?と思えて成りませんでした。
そう考えれば、単に、二つある入口を一つにして、患者に負担をかけているだけという・・・。

これに対し、あの当時、シンガポールだったかの病院では、院内感染で医師や看護師に死亡者を出したことで、一時的に人権を制限してまで、素早く患者を隔離し、さらに、その親族や周囲にいた人たちまでも強制的隔離し、まずは感染の拡大を防ぐ措置をとったと聞いております。
こういう緊急事態には必要な、徹底した危機管理であり、適切な措置だったと記憶しておりますが、翻って、日本をみたとき、まず、「それができるのか?」ということに、大いに首を傾げざるを得ませんでした。
一人一人の人権を大事にする余り、かえって被害を増大させた阪神大震災の苦い記憶が甦りました。
助かる人も助からない人も、平等に治療したことで、死亡者を増大させてしまったという・・・。

さらに、こういった危機管理は、SARSなどの原因不明の病気ばかりではなく、細菌兵器などの攻撃にも有効であると思いますが、日本では、どの程度、そういうことに対応した病院があるのでしょうか?
そんなことを言うと、「細菌兵器?マンガの見すぎだよ!」と言われるかもしれませんが、日本は、現実に、地下鉄でサリンを撒かれた経験を持つ国なのですが・・・。

もっとも、SARSにおける、この大病院での滅菌服姿を見ていたら、とても、それどころの話ではないな・・・と思いましたが・・・。
あるとき、その玄関口で、その滅菌服姿の人たちと、病院関係者とおぼしき人の会話を聞いてしまいました。

「がんばってるねー。」
「いやー、こんなことやってても、あまり意味はないと思うんですけどねー・・・。」
「イヤ、いいよ、いいよ。良いパフォーマンスになってるって・・・。」
って、やっぱり、パフォーマンスって認識してたんだ・・・。
                                平太独白
by heitaroh | 2005-10-04 17:28 | 社会全般 | Trackback(4) | Comments(2)

原理原則を無視したパシフィック・リーグのプレーオフ制度。
親愛なるアッティクスへ

いよいよ、今週末から、プロ野球、パシフィック・リーグプレーオフ第一ステージが始まります。
千葉ロッテ西武の勝者が第二ステージに上がり、シーズンを一位で通過した福岡ソフトバンクと戦い、そこで勝った方がパシフィック・リーグの優勝チームとなる・・・。

この制度には、とかくの賛否があるようですが、私も基本的に、今のプレーオフ制度はおかしいと思っております。
だって、22ゲームも離され、勝率5割を切ったようなチームが日本シリーズに出るのであれば、それはの優勝チームに対して、余りにも失礼だと思うからです。
セの優勝チームからしたら、「もし、こんなのに負けたら、セ・リーグの優勝チームは、パ・リーグで負け越したチームより弱い。」と宣言するようなものじゃないですか!
こんな、「勝って当たり前!」・・・なんて戦いを、一方のチャンピオン・チームに強いるなどというのは、失礼以外の何ものでもないと思いますし、日本シリーズというものの価値を貶める何ものでもないと思います。

「とりあえず、盛り上がっているからいいジャン!」という声もあるようですが、やはり、もっと原理原則というものを大事にするべきではないでしょうか?
このプレーオフ支持の最大の理由は、「興行的に助かる・・・」というものでしょうが、それを言えば、「儲かれば何をしても良い・・・。」ということであり、この制度が根付いてしまえば、極端な話、シーズン中はとりあえず、3位にさえ入る程度に戦力を温存しておいて、(具体的に言えば、延長戦など、無理して勝ちに行かない。負け試合などに主力を使わない。)ポストシーズンの数試合だけを全力で戦う!ということもできるわけです。
果たして、これでファンの理解を得られるのか?
ひいては、興業として助かる・・・と言えるのでしょうか?
本末転倒ではないでしょうか?

ただ、この制度の良い点を敢えて言うならば、ドーム球場全盛の昨今、どうしても、シーズン終盤の優勝がかかった試合というのは、千葉仙台や神戸などの雨で流れる可能性が高い球場に偏ることになり、福岡のうようなドーム球場を本拠地に持つ地元ファンとしては、「確実に地元で胴上げをみれる・・・」ということは歓迎でしょう。

であれば、私としては、ペナントレースを前期後期制とし、前期・後期で、それぞれ2位になったチームの勝率の高い方をワイルドカードとし、それぞれ、前期後期の優勝チームの勝率の低い方ファースト・ステージを戦わせる。
その後、その勝った方が前期後期優勝の勝率の高い方セカンドステージを戦い、そこで勝った方をリーグの覇者とする・・・。
これなら、ワイルドカード争いも盛り上がるし、1位通過チームの「納得できない」感情も、まずは解消されるでしょう。
もっとも、これは前期後期、それぞれの優勝チーム、2位チームがバラバラだということが前提ですから、6球団しかない以上、多くが被る可能性が高く、現実的には、なかなか、難しいでしょうか・・・。

やはり、こういた変則プレーオフという、原理原則から外れたことは、やらないに越したことはないと思いますけど・・・。

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by heitaroh | 2005-10-03 17:27 | スポーツ | Trackback(1) | Comments(2)


国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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