2010年 09月 30日 ( 1 )

高杉晋作の豊前小倉城攻略に立ちはだかった肥後熊本藩
親愛なるアッティクスへ

e0027240_13234578.jpgNHK大河ドラマ「龍馬伝」で、高杉晋作率いる長州諸隊の前に、我が福岡県の豊前小倉城、実にあっさりと落ちてましたよね。
あっさりではなく、かなり省略気味の落城でしたが(笑)。
(←「じも」ではありません。「もじ」です(笑)。)
肥後熊本藩兵などは高杉晋作の前に、「おい達ゃ、幕府軍やなか。肥後熊本藩兵たい。幕軍から、むりやり守らされとうだけですたい」みたいなことを言い、「ゴメンナサイ」と言わんばかりみたいな感じで描かれてましたけど、実際には熊本藩は小倉口の戦いでは長州藩にとっては最強の敵であり、西国雄藩らしく、最新兵器のガトリング砲などをも装備しており、長州軍は大打撃をこうむっています。
結果、さしもの高杉晋作も一旦、兵を退き、熊本藩兵が居ない所に矛先を変えざるを得なかったわけで・・・。

e0027240_17463226.jpg
(↑関門海峡です。)

そもそも、熊本は勇猛で知られる薩摩への抑えとして知られる存在ですが、一方で、熊本人は川上哲治、江藤愼一、古葉竹識、秋山幸二、伊東勤・・・という人たちに代表されるように、プロ野球選手としても名選手であると同時に監督としても実績を残した人たちを多く輩出しております。

この点、長州が何だかんだ言っても総理大臣を日本最多で輩出していることと比較すると、「長州人は一つしかない総理大臣のポストを自分たちから輩出しようとするが、肥後人は自分が小集団のTOPになろうとする」・・・といえるでしょうか。
ちなみに、菅 直人氏が学生時代まで山口県だったということはよく知られておりますが、同様に、阪神の真弓明信氏も元々、小学校三年までは熊本なんだそうですね。
(福岡県大牟田市の出身だとばかり聞いておりましたが。)
話をもとに戻すと、その後、熊本藩兵は自分たちばかりを働かせようとする幕府軍の体たらくに愛想を尽かし、小倉戦争から撤兵。
これにより、高杉晋作はもはや、恐れるものなしとして一気に小倉城の攻略を命令。
幕府側の敗退は誰の目にも明らかになり、それが、そのまま、その後の明治維新に至るわけですから、その意味では、肥後熊本は薩摩にとっても、長州にとっても、鬼門であったといえるでしょうか。
                                         平太独白
by heitaroh | 2010-09-30 08:09 | 経済・マネジメント | Trackback | Comments(4)


国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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