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2010年 07月 06日 ( 1 )

ドラマ「ゲゲゲの女房」に日々黙考 その3
親愛なるアッティクスへ

昨日の続きです。

このドラマを見ていて、思ったことがもう一つあります。
それが、「貸本屋」と、そこを排除すべく抗議に来るPTAの「おじさんおばさん」たちです。

e0027240_1661368.jpg(←当時の主要長距離移動手段「寝台車」です。昔のプロ野球選手たちはこれで移動していたんですね。最西端の西鉄ライオンズは「戦力を2割増しにして初めて互角」と言われたのがよくわかります。ちなみに、多分、東京~博多間24時間くらいかかっていたと思います。)

うちの近所にも貸本屋がありましたが、本が大好きだった私は、もし、許される物なら、そこに寝泊まりしてでも、そこにあるすべてを読破したいと思っておりましたが、当然、私にそういう金が与えられることはなく、毎日、ガラス窓にべったりくっついてタイトルだけを眺めていました(笑)。
(小学校低学年の時、いつものようにべったりとガラス窓に張り付いてタイトルを眺めていた私に、一つ年上のタカヒロ君が、「おまえ、ひのひのファイターって知っとうや?」と声を掛けてきました。「ひのひのファイター?どこにある?」と聞くと、「ほら、そこ・・・」と。彼が指さした先には「炎のファイター」という本がありました・・・。一応、私は読めましたけどね(笑)。)

e0027240_16435467.jpg(←前掲の列車は現役物ではなく、北九州市にある門司港レトロ地区という所の鉄道記念館にあった物で、これは同じく、そこに展示してあった列車の外部にあったプレートです。「昭和36年製」と書いてあります。思わず、「お互い、年取ったよな・・・」と(笑)。)

で、私はその貸本屋に抗議行動があっていたのは見たことがありませんが、確かに、「貸本」の中には「良書」とは言えないような物も混じっていたようですね。
(あるいはそれが私が見せてもらえなかった理由なのかも知れません。)

e0027240_17524566.jpgただ、当時は、戦後の反動もあったのかもしれませんが、やたら、こういう空気が横溢していたようで、水木しげる翁の作品は仕方ないとしても、(水木作品も、初期の頃はちょうど今のホラー映画と同じような感じで、おどろおどろしいだけの物でした。)マンガの神様・手塚治虫作品までが激しい非難にさらされていたといいますから、今の我々の感覚では「何で??」という気も・・・。
(←「もじ」です。「じも」ではありません(笑)。)
当時、「手塚の作品は荒唐無稽だ!」と激しい攻撃を受けたそうで、これに対して、生前、手塚氏は、「荒唐無稽って悪いことなのか!」と言って激しく反発しておられましたが、この点で、特に、私が印象に残っているのが「どろろ」です。
(この点ではグリム童話が日本に輸入されたときに、残酷な描写がすべて削除されたのを想起します。)

これにつては、以前もたびたび、述べておりますのでここでは申しませんが、(参照:平太郎独白録 : 我が愛しの名作、「どろろ」にみる理想と現実の真理!人間社会の醜さというものは、子供の目から覆い隠して隠しきれるものではありませんし、子供は大人の欺瞞には本能的にその弥縫を鋭く見つけるもののようにも思います。
事実、私は当時、「他のきれい事を言っている訓話が真実でなく、こちらが真実だ」と思いましたから。

明日に続く。
                                         平太独白
by heitaroh | 2010-07-06 18:02 | 文学芸術 | Trackback | Comments(2)


国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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