2007年 02月 22日 ( 1 )

一般人の目線で描かれた風林火山にみる山本勘助の存在
親愛なるアッティクスへ

今年の大河ドラマ「風林火山」・・・ですが、今年は、まあ、去年までよりはマシだとは思うので、見るとも無しに見ています。
ただ、私の場合、どうしても、「風林火山」と言えば、三船敏郎主演の、映画、「風林火山」の印象が強すぎて、何だかなあ・・・って感じなんですが、ただ、その中で、福嶋役のテリー伊藤さん!・・・、良い味出してましたねぇ!
誰かわかりませんでしたよ。

e0027240_1471536.jpgでも、あのご面相(失礼!)ゆえに、戦国武者としては、もの凄い、存在感でした(笑)。

(←武田信玄の墓だそうです。意外に、うら寂しいところにありました。先日、テレビで見た信玄の墓は、もっと、立派だったような気がしたのですが・・・。)

ところで、映画の方の風林火山と言えば、山本勘助に三船敏郎、武田信玄中村錦之介(後の萬屋金之助)、上杉謙信石原裕次郞・・・という、当時の日本映画界を代表するそうそうたる三人が顔を揃えた大作でしたが、主役の三船敏郎の最期のシーンは、今見ても感涙にむせびますし、中村錦之介扮する武田信玄の存在感もなかなかのものでしたよ。

でも、私の場合、中でも特に印象に残っているのが、セリフは一切無い、石原裕次郞の上杉謙信でした。
石原裕次郞扮する上杉謙信が、川を挟んで、武田軍と対峙したとき、馬を駆って行軍中に、川向こうの武田方を睨むシーンがあったんですが、見るからに、映画俳優・・・って感じの美男子とは違う、その男臭さに、思わず、「本当の上杉謙信という人は、こういう人だったんだろうな」と思ったことを覚えています。

それに対して、今回の大河ドラマ「風林火山」は、まあ、最近のトレンドなんでしょうが、妙に、一般人の目線から描くんですよね。
一般人の共感を得ようとしているのだろうとは思いますが、でも、彼らに限らず、歴史上の偉人という人が一般人と同じ目線のわけがないんですけどね。
まあ、それはいいとして、 私が、今年の大河ドラマを(去年もそうでしたけどね)、それほど、乗り気で見ているわけではないところが、その主役の山本勘助という人物が、かねてより、実在しなかった・・・、少なくとも、実在はしても、それほど、重要な地位にいた人物だとは思っていないことがあります。
つまり、「なぜ、NHKは、そこまでして、視聴者媚びなければいけないのか?」ということです。

私は、少なくとも、山本勘助という人が、武田信玄の軍師などという存在ではなかったと思っていますが、その理由の第一は、山本勘助の活躍は、それほどに重用された人にしては、あまりにも、史料が少なすぎる・・・ということがあります。
彼の活躍話の殆どは、江戸時代に書かれたと言われている甲陽軍鑑という、イマイチ、史料としての信憑性に疑問が残るモノが出て以降に書かれた資料を基にしていると言われており、一説によると、甲陽軍鑑の作者は、武田家の係長クラスだった「山本勘助」なる人物の息子で、この軍学書を書くに当たって、同じ書くなら、「自分の親父が偉かったことにしてやれ・・・」で書いたとも言われています。

今でも、ときどき、「俺は、陸軍士官学校卒だ!」とか、「元々、俺の親父は、元満州国事務局長だったんだ」などということを言う人がいるような・・・。
でも、そういう人に限って、「アナタ、計算したら、年が合わないでしょ」・・・みたいなことになるんですけどね(笑)。

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by heitaroh | 2007-02-22 17:53 | 文学芸術 | Trackback | Comments(2)


国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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