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2005年 12月 06日 ( 1 )

喪中葉書に見る、名僧 仙崖和尚と「太陽にほえろ」的考察。
e0027240_18235697.jpgちらほらと、喪中の葉書が届く季節になって参りましたね。
いかがお過ごしでしょうか?

で、先日、そのうちのひとつに、私と同年配の方からのモノがあったのですが、よく見ると、「妹が亡くなった」ので・・・という旨が書いてありました。

ご病気だったのか、お子さんやご主人などいらっしゃったのか・・・。

詳細は存じ上げませんが、親ならまだしも、弟、妹や子供などに死なれるのは、ちょっと、やりきれないものがありますね・・・。

博多には、仙厓という名僧が居ます。
寛延3年(1750年)、美濃(岐阜県)に生まれ、39歳の時に博多に来て、そのまま、天保8年(1837年)に88歳で亡くなっている人物ですが、この方は、一方で、書や絵の大家としても存命中からすでに有名だったようで、あるとき、知人から、「孫が出来たので、ひとつめでたい言葉を書いてくださらんか」と言われたとか。
すると、和尚、さらりと、「父死ぬ、子死ぬ、孫死ぬ」と・・・。
「これの、どこがめでたいとですか!」と色を為す知人に、仙厓さん、にっこりと微笑んで、「これが一番、めでたい。この逆こそが一番の不幸である!」と言ったといいます。
つまり、この順番に順序正しく死んでいくことこそが一番の幸せであり、逆の順に死んでいくことこそが不幸の極みだというわけです。
これは、ひどいようですが、この年になってくると、良くわかるような気がします。
親が死んだからと言って、別に悲しむ必要はないわけです。
それが物の順序なんですから。
でも、孫が先に死に、子が次に死に、それから自分では、とてもじゃないですが辛すぎます。

仙崖さんは、博多では、「和尚」だとか、「住職」などというよりも、ただの「仙崖さん」で親しまれてり、また、いずれご紹介することもあるでしょう。
が、最後にもうひとつ、この方自身が亡くなるときのエピソードです。
いざ、亡くなられる!というときに、弟子たちが、 「何か一言、ご遺戒を頂戴したい!」と言うと、それに対し、仙崖さん、一言、 「死にとおない、死にとおない」と言ったとか・・・。
弟子たち、皆、顔を見合わせ、「名僧なんだから、もう少し、何か良いことを仰って下さいな」と、再度、お願いしたところ、今度は、「ほんまに、ほんまに」と(笑)。
幕末の英雄、勝 海舟は、死ぬときに、「これにておしまい!」と言ったといいますが、これに通じる物があるのでしょうか。
願わくば、我が末期もこうありたいと思っておりますが・・・。

で、昔、「太陽にほえろ!」という番組で、刑事役の人気俳優たちが次々と殉職という形で番組を去っていきましたよね。
未だに「懐かし・・・」番組で流されていますので、ご記憶にあるかと思います。
以前、私なりに松田優作の純色シーンで考えた展開がありました。

「私なら」・・・、番組の始め辺りで、何かちょっと腹が痛いと言っていたのが、そのうち、犯人を追いかけて、そして、激しい銃撃戦、もうだめだ!絶体絶命!が意外に傷一つ無く片づき、ホッとして、我に返ったところで、また、腹が痛くなってきて入院。
「盲腸です。すぐに手術を」と言われ、担架で手術室に運ばれるときに、松田優作が、「怖い怖い。行きたくないよ」を連発。
それを見て、「あいつが・・・!」、「たかが、盲腸だぜ!」と言って、笑い転げるゴリさんたち仲間の刑事たち。
ところが、長引く手術。
で、一人、本署で待ち続けるボスのもとへ電話が入り、あの顔のアップから、「何!死んだ?!」と言って電話の向こうで「盲腸が腹膜炎を併発して・・・」という声のまま、ここで、茫然とする刑事たちのシーンのまま、「チャチャチャ~ン♪」のエンディングテーマへ!

私的には、これで行きたかったですね。
如何でしょうか、御同輩!
                            平太独白
by heitaroh | 2005-12-06 00:35 | 思想哲学 | Trackback(1) | Comments(8)


国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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