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2005年 06月 07日 ( 1 )

現代中国論 その3
以下、数年前、私が初めて中国へ行ったときに当時、知人に書き送った物です。
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中国・・・、それは、一言で言い表すなら、「巨大な不安定さ」、あるいは、「不確実さ」と言い換えてもいいように思えます。
何をやるにしても、とにかく、巨大で、それでいて、「雑」
この辺は、アメリカにも共通することなのかもしれませんが、中国の場合、それが不安定なまま、漠然と存在しているように感じられました。
何でもかんでもトラックの荷台に放り込み、とにかく上からシートを被せて、ロープでしばったと言う状態。
その意味で、この国を「中国」とひとくくりに呼ぶのは、大変、危険なように思えます。

富裕層と貧困層、都市部と地方、漢民族と異民族という以前に、古来からこの国では、貴族階級は庶民階級を同じ人間としてさえ見ていなかったのではないでしょうか?
なぜか私にはそう思えました。
その意味で、この国に、本来、共産主義は似合わない
絶対多数の貧困層の支持を集め、多様で、不安定な国民を一つの枠の中に押し込めておく為の手段として、指導者層が選択しただけのことのように思えました。
指導者層にとっては、有無を言わさずタガを締めることが出来る共産主義の方がこの国をまとめやすいということでしょう。

元々、この国は流民の国であり、その巨大な人口を養うには、どうしても、慢性的に食料が不足する傾向があり、王朝が若々しさを保ち、善政を施しているうちはともかく、やがて、組織が動脈硬化を起こし、役人が私服を肥やすことに汲々としてくると、すぐにそのツケは、底辺に及び、すると、庶民は流民と化し、瞬く間にそれが膨大な人数に膨れ上がる。
そうすると、それが農民蜂起に繋がり、やがて、既存の王朝を揺るがし、自分たちのを確保してくれる新たな王朝の成立として結実する。
漢の高祖以来、明末の李自成まで、それを一つの方程式として繰り返す事で、中国は常に新陳代謝を繰り返してきたのでしょうし、その最後の実践者が、長征を率いた毛沢東だったと言えるのかもしれません。

そして、ある意味、これがこの国に一番合った活性化の仕方のように思えます。
これがこの国、ひいては、東アジアに民主主義が芽生えなかった、いや、根付かなかった一因のように思えます。

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       平太独白

by heitaroh | 2005-06-07 17:42 | 国際問題 | Trackback | Comments(0)


国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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