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運がない選手とケチが付いても鯛の開き直りのススメ
親愛なるアッティクスへ

気が付けば、いつの間にか、今年もプロ野球が始まってました。
地元、福岡ソフトバンクホークス開幕三連戦をどうにか勝ち越しましたが、やはり、どうにもコマ不足の観は否めませんねぇ。
井口さえもロッテに獲られるのを指をくわえて見ていなければならなかったわけでしょうから、他に、目立った新戦力の補強があるはずもなく、杉内和田が投げているときはまだ良いのでしょうが、それ以外の投手の時をどう勝つか・・・ということでしょうか。
で、そんな中、今年から三番に入った松田宣浩選手が、開幕戦で骨折して戦線離脱した・・・という話を耳にしました。
実はオープン戦は見に行かない主義の私も、子供がチケットをもらってきたので、やむなく、気晴らしを兼ねて、見に行ったのですが、その試合でも、逆転ホームランサヨナラ打と好機に活躍していたのが松田選手だったのですが、それが、開幕戦でいきなりの・・・。
「いるんだよな・・・、こういう運がない選手が・・・」と。
思わず、昔の阪神の佐野仙好選手を思い出しました。

佐野選手は昭和49年(1974年)、ドラフト1位中央大学から阪神タイガースに入団。
入団後、三塁の守備位置を争うことになったのが、その年のドラフト6位だった、後のミスタータイガース掛布雅之選手。
掛布選手は高卒ながら、みるみる頭角を現し、3年後、佐野選手はついに外野へコンバートされる・・・。
これに発憤したのか、佐野選手は開幕前から絶好調で、掛布選手もこれに負けじと打ちまくり、期待させたものの、その年の開幕間もない4月29日、佐野選手は試合中に外野飛球を追い、そのまま球場のコンクリートフェンスに激突して頭蓋骨骨折で、そのまま、入院。
7月にはどうにか復帰したものの、もはや、開幕当初の勢いはなく、その後も、掛布選手との差はついに縮まることはなかった・・・と。

その意味で、もう一人、WBC日本代表世界一・・・の陰で、ひっそりと一場靖弘投手が楽天からヤクルトトレードされてましたね。
この点で思い出すのが、以前、紹介しました野田双人「熱球」という本の中で、昭和33年、当時のベテラン記者が「契約の時や入団を巡ってトラブルを起こした選手は大成しないというジンクスがある」と言ったという話です。
このとき、揶揄された桜井薫投手は、当時、早稲田大学のエースでプロ5球団、ノンプロ3球団が熾烈な獲得合戦を繰り広げた末、結局、ノンプロの大昭和製紙に入ることで合意したかに見えたものの、急転直下、大洋ホエールズが横からかっさらうようにして獲得、こうなると、大昭和製紙は当然納得せず、渡していた支度金に対する金銭問題に発展した・・・と。
確かに、荒川事件荒川尭選手などは然りでしょうが、一方、ケチが付いて入団しながらも、それなりに活躍した江川桑田の例もあります。
まあ、「ケチが付いても鯛」ということで、松田選手や一場投手には何とか頑張って欲しい物です。
                                         平太独白
by heitaroh | 2009-04-07 17:11 | スポーツ | Trackback | Comments(8)
Commented by mimishimizu3 at 2009-04-08 07:13
今年のホークスはどうなんでしょうか・・・
Commented by ななし at 2009-04-08 10:10 x
 江川は指導者として現場に戻ってきたらおもしろいんですけどね。江川のアドバイスはなかなか適格なんですが、どうもメディア受けしないんですわ。

 ソフトバンクは3番に川崎が打つほどに打撃事情が苦しいですね。多村の怪我は想定の範囲内ですが、松田の怪我は痛いです。

 井口を獲得しておけばよかったんでしゃないでしょうかね。ポジションがないですか。
Commented by heitaroh at 2009-04-08 15:19
< mimishimizu3さん

厳しいでしょうね・・・。
秋山監督も今年は育てる年と割り切ってるんじゃないですか。
来年もいることが前提でしょうが(笑)。
Commented by heitaroh at 2009-04-08 15:27
<ななし さん

なるほど。
確かに、ポジションが無い・・・ということもありますね。
でも、それは誰も怪我しないといことが前提なわけであって・・・。
井口なら、基本的にどこでも守れるでしょうから、獲得しておいて損はなかったんじゃないですか。
小久保、松中と主軸の平均年齢が高い分だけ、フル出場は難しいでしょうし・・・。
ま、逆に若手はチャンスなんでしょうけどね。

ちなみに、江川はそろばん勘定がはっきりしてますから、現場復帰が今以上の収入を保証しない限り、指導者になることはないでしょうね。
Commented by ななし at 2009-04-11 11:53 x
 昨日の試合はやはりダルビッシュということもあって、なかなか点が入らない中のあの一発で勝敗が分かれましたね。問題は和田のその後のホークスの投手。しっかりおさえれば今後につながりますが4点とられた時点でもうあきらめてたんじゃないでしょうかね。本気で投げてないでしょうけど、容易に点を与えたことですね。

 守るポジションがなくても井口はとるべきだったでしょうかね。井口がいるのといないとでは違いますから。
Commented by heitaroh at 2009-04-11 13:19
< ななし さん

和田は時々、あれがあるんですよね。
コントロールも球威も言うこと無いのに、なぜか、ポカスカ打たれる・・・という。
昨日の試合なんか、和田の立ち上がりを見てたら、1-0で勝つかと思いましたよ。
キャッチャーのリードも単調だったような気がしましたが、それでも、あの打たれ様は、ちと、説明がつきませんね。
Commented by ななし2 at 2009-04-11 18:22 x
 和田の本を読んだことがありますが、球威はあるそうですが、ボールが軽いそうですね。北京五輪も途中まで完璧な内容だったのに四球を与えツーランを撃たれた。
Commented by heitaroh at 2009-04-12 16:55
<ななし2さん

和田は昔の小林繁と一緒で、完投は出来ても完封は出来ない投手なんですよね。
だから、小林の時の江川や和田に置ける松坂など、完封できる投手が出てくるとまるで天敵のように勝てない。

そういう意味では、見ている限りはそれほどには感じませんが、確かに、軽いのかもしれませんね。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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