人気ブログランキング |


「男とは、生き恥をさらした分だけ男である」
来月から福岡市ではゴミ袋が変わります。
分別回収は以前から施行されていたのですが、今回は値上げだそうです。
まさか、あんなものが変わると思ってないから、まとめ買いしていた私としては、今、慌てて、ゴミ袋を使い切ろうと、色々なものを処分しています。
そしたら、まあ、出てくるわ、出てくるわ・・・。
昭和6年のものまで出てきました(笑)。

で、粛正の魔の手は、ついに、私の聖域である蔵書類へと及びました・・・。
最低限のいらない本などを処分しようと思い、手にとって、パラパラとめくったところ、中から手紙のような物が・・・。
???と思い、手に取ってみると、私の筆跡で古びたレポート用紙が二枚。
内容からして、おそらく、1988年(昭和63年)、時代が平成へと変わる直前の物だと思いますが、ちょっと、面白い(?)内容ですので、何かの参考にでもなればと思い、転載してみました。
誤字脱字の類は無いようですが、文章的におかしい部分も、敢えて、そのときの雰囲気を伝える為に、そのままにしております。
以下開陳。
---------------------------------------------------------------
5月21日の巨人-阪神6回戦。7回表、阪神の攻撃。
代打、田尾の本塁打で阪神は一点を返し、一点差。
続く1番大野にヒットを打たれたところで、ここまで良く抑えてきた水野をあきらめ、王監督、「投手、斉藤」を告げた。
斉藤は、2番和田の送りバントを処理して、一死。
つづく、3番掛布を敬遠気味にあるかせて、一死一、二塁。
向かえる打者は4番岡田。
ここで、再び王監督、「投手、鹿取」を審判に告げる。

私が問題にしたいのは、このときの斉藤の気持ちである。
迎える打者が左で、左投手に交代させられるのならわかる。
しかし、迎える打者は右の岡田で、変わる投手も右の、しかも、同じサイドスローの鹿取である。
どうもこのとき、解説の堀内氏の話によると、鹿取は水野が打たれた時点では、まだ仕上がってなかったようだ。
どうせ、2番和田は送ってくる。3番掛布は左だから敬遠させればよい。その間に鹿取を仕上げればいい。

結果的に鹿取は、このピンチを切り抜け、のこりのイニングも抑え、逆に巨人は8回に追加点を入れて、逃げ切った。
王監督にはそれなりの計算が合ったとおもう。
去年の実績、対戦打者のデータ等を考えて、鹿取の起用となったと思う。
だが、斉藤はどうだろう。
「『2番、3番はどうせ打ってはこない。鹿取が出来るまでの使いすての代用品だ。』監督は俺のことをこういうふうにおもっているのでは。あの場面では、おれでなくてもよかったんだ。しかも、鹿取は今シーズンは、イマイチ、ピリッとしない。それなのに、今シーズンに復活をかける俺よりも、鹿取なのか。」ではなかったか。
「人をバカにするのもいいかげんにしろ!」といいたかったとおもう。

実は、私にも同じような経験がある。
数年前、私はベテランの戦列離脱に伴い、少々、荷がおもい仕事をまかされた。私は私なりに奮戦していたつもりだったが、ある程度メドがついたところで、ベテランの復帰。
翌日には私は降格され、その仕事はベテランに任され、私は業務報告すらうけつけてもらえないありさまだった。
このとき、私はやりきれなさに身を震わせたのをおぼえている。
私はベテランがかえってくるまでの代用品にすぎなかったのである。

斉藤もそうだったのではないだろうか。
翌日の読売新聞には、その部分を「変わった斉藤も四球で傷をひろげ、一、二塁となったところで鹿取に交代。・・・」の数文字しかのっていなかった。
----------------------------------------------------------
王監督というのは、言うまでもなく、あの!現、福岡ソフトバンク・ホークス監督にして、WBC日本代表監督候補王貞治氏です。
王監督は、この年を最後に巨人のユニフォームを脱ぎます。
参考までにこの年、48歳の王監督率いる巨人の成績です。
 68勝 59敗 3分 勝率.535 で首位とのゲーム差12の2位。 

翌年、変わった藤田元司監督の下で、斉藤雅樹投手は最多勝利投手、最優秀防御率など、様々なタイトルを総なめにし、チームも見事、優勝を果たします。
以後、斉藤は見違えたような活躍を始め、11連続完投勝利などの様々な記録を打ち立てた大投手となったことは記憶に新しいことと思います。
参考:セ・リーグ年度別個人タイトル

同じ事をさせるのでも、「厳しいと思うが、ここは君しかいない!」と言って任せられるのと、「誰でもいいんだが、他にいないから君にやらせる。」では、任せられた方の気持ちはまるで違うと思うのです。
今や、すっかり、「世界のホームラン王」ではなく、「平成の三原脩」などと言う言葉も出てくるくらい名監督としての名声が確立した観がある王監督ですが、名監督、一日にしてならず・・・、こういう時代もあったんですね。
やはり、ダイエーに来て、あまりの成績低迷の前に、外野席に「王!辞めろ!」の幟が立ったり、生卵をぶつけられたりしたことが、彼をして名監督に成長させたのではないでしょうか?
私のときも、下請けから「あの人が責任者なの?じゃ、アナタは一体、何だったわけ?」と言われた時には、本当に参りましたね・・・。

「男とは、生き恥をさらした分だけ、男である。」
いつもの、手前勝手な持論ですが、私はそう思って、日々、浮き世を生きております。
全身の血が逆流するような思いを味わってこそ男。
違いますか?ご同輩!
                   平太独白
by heitaroh | 2005-09-05 09:43 | スポーツ | Trackback(1) | Comments(6)
トラックバックURL : https://heitaroh.exblog.jp/tb/979620
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Tracked from <徳島早苗の間> at 2006-01-02 15:03
タイトル : 青木選手シーズン安打セ・リーグ新記録は目撃出来ず&高校生..
 ↓はかの「ビックリマンチョコ」のコンペに出した時のもの(勿論ボツになったw)。何でも当時大阪在住のデザイナーが二人でやっていて、そのうち一人が腱鞘炎になって「もうやりたくない」というので新たにロッテが募集していたんだそうな。 昨日都内へ行く用事があったのでその帰りに神宮球場へ。青木選手の1シーズン最多安打新記録が見られるかも知れないというのに平日のせいか試合が始まった頃は本当にガラガラだった。  外野へ入れたのでバックスクリーン近くの席に座る。やはり応援は外野の方が面白い。(でも団結度では中日...... more
Commented by りつ at 2005-09-17 20:04 x
本人の意思ではないのでしょうけれど、優等生にイメージ作りされてしまった方は大変ですね。
数年前、テレビに出演されていた王さんが、一本足打法発明当時のエピソードの流れで会場に真剣が持ち込まれたときのシーン。真剣をぶんぶん振るので司会者が本気で引いていました。でも王さんはけろっとして「いや、大丈夫、大丈夫、怖くありません」みたいなことを笑わずに言っていました。この人、実はちょっと変わった方なのかも、と思うと同時に好感が持てました。

名選手、必ずしも名監督ならず。という評価を寡黙な努力で乗り越えようとした王さんはやはり男なのではないでしょうか。
Commented by ジンマーマン at 2005-09-17 20:16 x
将棋で言えば、この日の斉藤投手は捨て駒だったわけですね…。バントのように戦術として布置された捨て駒は生き駒ですが、この捨て駒は泣いていたでしょうね。8年くらい前だったと思いますが、その日の大阪Dの近鉄・ダイエー戦でも「王!やめろ!」の横断幕があったことを覚えています…。
Commented by heitaroh at 2005-09-18 20:17
> ジンマーマン さん

ご無沙汰してしまって申し訳ありません。
今、上記のような理由で今月一杯、ゴミ袋と格闘しております(笑)。
しばしのご猶予を。

私は確か、西武球場で「王!やめろ!」の横断幕が出され、警備員ともみ合いにの末に、撤去されたことを覚えています…。
でも、それですら、「あの人たちを責めてはいけない。」と王さんが言ったという、絵に描いたような模範解答になっちゃうんですよね。
Commented by heitaroh at 2005-09-18 20:17
>りつさん

おっと!まさか、女性がご覧に成られていることを想定していませんでした(笑)。
完全に時代錯誤なタイトルになってしまいましたが、一つ、広いお心でお見逃しのほどをw。

王さんは、どうしても、長島さんの比較対象とされることが、すべての根本なんでしょう。
「アイドル長島がこうだから、王はこうだ!」みたいな虚像を、勝手に周りが作っちゃうんでしょうね。
その点で、まったく、気の毒な巡り合わせだと思います。
Commented by ジンマーマン at 2005-09-19 18:43 x
ゴミ袋は、やはり色つきがダメになって、半透明の袋が指定されたのですか? 黄色の袋を全国に普及させたら、少なくともカラスはつつかなくなるそうなのですが…。(ちなみに私の住んでいる地域も半透明袋を強要されております…)
Commented by へいたらう at 2005-09-20 09:30 x
>ジンマーマンさん

元々、燃えるゴミが半透明で、他は透明だったのですが、どうやら、デザインが違うだけのようです。
「どうやら」というのは、まだ、見たことがないからです。
本当は今月の初めから、売りに出す予定だったそうですが、入札した業者が安く落としすぎて出来なかったとのこと。
入札制度も善し悪しですね(笑)。

しかし、黄色はカラスは苦手なのですか?
もっとも、当方、猫の被害の方が大変ですが・・・。
<< 中国三千年の漢字も日本のひらが... 博多に秋が来たことを知らせる風... >>


国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
ライフログ
最新のコメント
> sakanoueno..
by heitaroh at 14:02
岡城、一度行きたいんです..
by sakanoueno-kumo at 09:41
> sakanoueno..
by heitaroh at 09:41
「離合」、初めて聞きました!
by sakanoueno-kumo at 09:26
>とがわさん 大橋..
by heitaroh at 12:11
大橋武夫氏の名言に惹かれ..
by とがわ at 11:58
> sakanoueno..
by heitaroh at 16:59
号外いいなぁ! 私は住..
by sakanoueno-kumo at 21:18
> sakanoueno..
by heitaroh at 11:00
> sakanoueno..
by heitaroh at 10:57
「健安」はやめちゃたんで..
by sakanoueno-kumo at 21:02
無事是名馬、おっしゃると..
by sakanoueno-kumo at 20:59
> sakanoueno..
by heitaroh at 10:55
遅ればせながら、40万ア..
by sakanoueno-kumo at 18:55
> sakanoueno..
by heitaroh at 01:18
検索
タグ
(65)
(54)
(54)
(51)
(50)
(46)
(42)
(41)
(41)
(36)
(32)
(31)
(31)
(30)
(29)
(28)
(26)
(26)
(25)
(25)
(24)
(24)
(24)
(24)
(24)
(23)
(21)
(21)
(21)
(21)
(20)
(20)
(19)
(18)
(18)
(18)
(17)
(16)
(16)
(16)
(16)
(16)
(15)
(15)
(14)
(14)
(14)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(12)
(12)
(12)
(12)
(11)
(11)
(11)
(11)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
カテゴリ
以前の記事
2019年 07月
2019年 06月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
最新のトラックバック
太平記を歩く。 その69..
from 坂の上のサインボード
太平記を歩く。 その68..
from 坂の上のサインボード
八犬傳(上・下)
from 天竺堂の本棚
2016年NHK大河ドラ..
from <徳島早苗の間>
明治日本の産業革命遺産の..
from 坂の上のサインボード
フォロー中のブログ
ブログパーツ
  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧