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巨匠のコトバは2人だけ その3 人はある日突然年を取る
親愛なるアッティクスへ

巨匠のコトバは2人だけ その3 人はある日突然年を取る_e0027240_12125266.jpg私、最近、思っていることがあります。
それが、人は徐々に徐々に年を取っていくのではなく、「人はある日突然年を取る」ものだということです・・・。

で、先日からの続きです。
手塚治虫氏と並んで印象的だったもう一人の巨匠ですが、それが当時34歳矢沢永吉さんでした。
でも、この若輩者のそれは、武者小路実篤川端康成、三島由紀夫、黒澤明などの登場者の誰よりも印象的で、そして、挑戦的でした・・・。

(←最近、これ、愛飲してます。)

ある年の成人の日に、タクシーで移動中だった矢沢さんはたまたま、ある成人式会場の前で信号待ちで停車したところ、ちょうど式典が終わったところだったらしく、中からスーツ姿晴れ着に身を包んだ若者がぞろぞろとあふれ出てきた・・・と。
それを見て矢沢さんは、運転手氏におもむろに話しかける・・・。

「運転手さん、今日は良い天気ですねぇ」
「そうですねぇ」
「今日は成人式にはもってこいの天気ですねぇ」
「本当にもってこいの天気ですねぇ」。
ここで、矢沢さんは、にっこりと微笑んで、「さて、運転手さん、この中で何人の人幸せになれるんでしょうね?」・・・と。
運転手氏、しばし、沈黙した後、「さあ、どうなんでしょうねぇ、考えたこともありませんでした」・・・と。
矢沢曰く、「20歳の時は一番良い頃。20歳の頃は何でも出来るような気がする。自分だけは年をとらないような気がする。自分だけは怪我しないような気がする。自分だけは長生きできそうな気がする」と。

・・・20代、30代の頃は私も周囲の友人も皆、確かに、そんな感じでしたねぇ。
以前、ある大学生に「君、自分が何歳まで生きるつもりでいるの?」と聞いたところ、しばらく沈黙した後、「さあ、考えたこともありませんでした・・・」と答えましたが、そうなんだろうと思うんですよ。
私もそうでしたから。
でも、人はある日突然、年を取る・・・、正確には、現実の年齢を見せつけられるんですよ。
私がそう感じたのは45歳の時でしたね。
仲が良い先輩に、「私、45歳になってしまいましたよ」と言うと、その方が、「俺は47だよ」と言われ、続けて、「来年は48になるよ。48になったら、もう、50だよ」と言われたとき、初めて、自分の目の前に「え!この人が50?ていうことは俺も50?!」と・・。
突然、現実を突きつけられたようで愕然としました。
頭ではわかっていても、まだ、30代くらいのつもりでいたんですが、50となるとさすがに・・・。
でも、これは何も私だけに限ったことではなく、別の人は、大病したときにそれを感じたと言い、ある方は厄入りの神事をしたときにそれを感じたといいます。
明日は我が身ですぜ、御同輩・・・。

矢沢さんの話はここで終わったわけではなく、ここからが本題ですので、もう一回くらい続くと思います・・・と。
                                         平太独白
by heitaroh | 2009-02-20 08:12 | 思想哲学 | Trackback | Comments(4)
Commented by erima at 2009-02-20 23:29
私はなぜか、20代の頃には「自分は40歳まで生きられないな」と思ってました。
でもって、あるところで、同席した『自称占い師』に尋ねると、「そうだね。40がいいとこじゃないかな」と(笑)
ま、この「早死にするかも」も、若さゆえの自己の特別視だったんでしょうが...。
今は長生きしたい(笑)

こんな時代だからなんでしょうけど、最近の20歳は、結構安定とか老後とか考えてて、なんかちょっと気の毒になります。
Commented by heitaroh at 2009-02-21 15:50
<erimaさん

奇遇ですね。
実は私は今でもまだ92歳まで自分が生きるような気がしています(笑)。
なぜ、92歳なのかはわかりませんw
40歳で死ぬと言われて今幸せな貴女と、92歳まで生きるつもりで不摂生を続けているワタシ・・・。
もっとも、好対照に見えて、実は同じ人種なんじゃないですか?(笑)。
Commented by mimishimizu3 at 2009-02-24 07:56
そうです。人はある日、とつぜん年を取るのです。
母でもそう思いましたし、自分でもそう思うときがあります(笑)
Commented by heitaroh at 2009-02-24 11:44
< mimishimizu3さん

だからこそ、若い人にはそれを知っておいて欲しいんですよね。
自分自身の体験として、強くそう思います。
<< 理論が先か実践が先か プロ野球オープン戦は地方球場で... >>


国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱「財閥」の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

令和7年 19世紀ロンドンと東京。「描きたかったのは猟奇ではない。悲惨である」。「女王陛下の十手持ち」出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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