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福岡ソフトバンクホークス総括 その1
親愛なるアッティクスへ

セ・パともに日本シリーズ進出チームが出そろいましたね。
やはり、1勝アドバンテージの存在は大きいということでしょうが、まずは、西武対巨人という1位チーム同士の顔合わせとなったことは順当なところであり祝着至極でしょう。
あれで、日ハム対中日だったら、しゃれにならないところでしたよ。

で、華やかな上位チームの話題には敢えて背を向け、ついに、最下位で終わった今年の福岡ソフトバンクホークスですが、まあ、ある意味、最後が最下位で終わるというのも、さんも諦めがついて良かったんじゃないですか。
で、結果はさておき、一応、今年、なぜ、こういう順位になったかという総括についても少し触れておこうと思います。

今年の低迷は、一言で言って、王さんに、監督ばかりか、GM、副社長までやらせてしまったことの弊害が遂に限界となって表れてきた・・・ということではなかったでしょうか。
何でも、要職を一人の人が兼務してしまうと、話は早い反面、色々と弊害も出てくるもので・・・。
つまり、現場を預かる監督というものは・・・、まあ、王さんは別としても、普通の監督は自分がいるかどうかもわからない5年先の優勝よりも、目先の1勝を求められるわけで、すなわち、監督に補強を任せておけば、「将来性」よりも、「即戦力」ばかりのチーム構成になってしまうわけですね。

昔、中日での話だったかと思うのですが、シーズン終盤、もう、優勝は他チームに決まった後の試合で、監督リリーフ故障上がりエースを使おうとしたら、ヘッドコーチ嫌な顔をして起用させまいとした・・・という話を聞いたことがあります。
どういうことかといえば、その監督はその年一杯で退任がほぼ決まっており、来年の監督にはそのヘッドコーチが就任する予定だったのだとか。
つまり、今年の監督からすれば、来年から自分はいないのであれば、少々、無理をしてでも在任中の成績を少しでも上げておきたいと思うのに対し、翌年の監督としては、「来年、活躍してもらわなければいけない選手に無理はさせたくない」と思う・・・と。
今年の監督は「ファンのために」と言い、来年の監督は「選手のことを思えば」と言う。
どちらも大義名分は掲げるものの、本音は自分のことしか考えていないわけで・・・(笑)。

ちなみに、今年で退任が決まった監督と、翌年、監督をやる予定のヘッドコーチ・・・って、どこかで聞いた組み合わせなんですが、きのせいでしょうか・・・(笑)。
そういえば、王さん、退任を表明してからしばらくは後任のことについては、実に、そっけなかったですよねぇ。
王さんが一言、「後任は秋山君で」と言えばその場で決まったんでしょうけど・・・。
まあ、王さんの場合は監督辞めてもフロントに残るわけでしょうから、この中日のパターンとは違うんでしょうけど、秋山さんとしては、内心、「杉内をこんなに使うなよ」みたいなものはあったでしょうね。
ま、要は、短期的な視野でしか物を見ようとしない監督にとって、長期的な視点で編成を考えるGMというものは、言ってみれば、体に良いけど苦い薬・・・、つまり、青汁みたいなものだと思うのです。
それが、「自分で欲しいと思ったら飲んでくださいね」では、誰も飲まないわけで・・・。

そのうち、続きます。

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by heitaroh | 2008-10-27 10:36 | スポーツ | Trackback(1) | Comments(4)
Tracked from ソフトバンクモバイルもい.. at 2008-10-28 19:52
タイトル : 福岡ソフトバンクホークス
王貞治50年の軌跡(8171)Photo. ただ今、三越の諸君から頂きました。50年の軌跡です。我輩は、巨人時代ではなく、九州来られてからの、王さんの歴史にもう一度触れてみたいのです。 まああ、写真とグッギ..... more
Commented by ななし at 2008-10-28 21:05 x
監督になって余裕がなくなると、そういう使い方になる可能性がありそうですね。やっぱりヘッドと監督の立場は違いますから。
読売新聞主催のWBC監督はすったもんだのすえ原監督になりそうですね。
Commented by heitaroh at 2008-10-29 17:06
<ななしさん

監督はやはり、目先の一勝ですよ。
5位より4位、59勝よりは60勝のほうがいいわけで・・・。

原さんに決まりましたねぇ。
これから日本シリーズを戦う監督で準備が間に合うのかなという気もしますが、消去法で行けば順当なんでしょうか。
落合さんなんか、明らかに火中の栗は拾えないよ・・・って感じみたいですしね。
Commented by ななし at 2008-10-29 17:34 x
日本シリーズで優勝した監督が望ましいんだといってましたね。キャンプで今一番調子のいい選手を見て回らなければならない。どんな選手がいいのかも白紙で出したようですね。それはそうでしょう。
落合さんにしても、野村さんにしても意欲があろうがなかろうが、結局読売に気に入られなければ難しいということでしょう。

にしてもやはりイチロー彼は相当球界に影響力がありますね、イチロー発言で読売があたふたしてましたね。
Commented by heitaroh at 2008-10-29 17:58
<ななしさん

こういうのはやはり、ある程度の基準を作っておけばいいんですよ。
日本一何回以上、リーグ優勝何回以上、監督経験何年以上・・・というふうな横綱昇進みたいなものを・・・。
落合さんや野村さんはともかく、バレンタインに依頼するのが一番ベストだったと思いますので、そういう人材が選ばれないというところが問題なんでしょう。

まあ、讀賣関係になるのはやむをえないんじゃないですか。
伊東じゃスポンサーつかないでしょうから。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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