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WBC代表監督人事に変わらぬ日本人の国民性を見る 後編
親愛なるアッティクスへ

昨日の続きです。

ちなみに、私は、元々、現役時代から監督時代も含めて、星野仙一という人物はあまり、好きではありませんでした。
現役時代も、同時代にパ・リーグにいた木樽正明、成田文男、金田留広という好投手たちに比べれば、それほど、大した投手でもなかったにも関わらず、ただ、セ・リーグにいて、巨人戦でパフォーマンスした・・・というだけで、今日があるわけで。
また、監督になってからも、闘志溢れるのはいいのですが、それを売りにする姿勢というのはどうしても好きになれませんでした。
(私の知り合いにもこういう人がいるんですよ。決して仲は良くありませんけどね。)
特に、選手に対して鉄拳を振るうのはまだしも、何かあればすぐに無抵抗審判に対し、暴力をちらつかせて詰め寄り、有利な判定になるように圧力を掛ける・・・というのは論外でしたよ。
(実際、選手の中にも村田投手のように殴られたことに憤慨して辞めた選手もいるわけですし、何より、五輪などでの外国人審判にはその圧力が通じなかったわけで・・・。)

ただ、今回の北京五輪での惨敗に対しては、少し、叩かれすぎのような気がします。
別に、負けて帰ってきても温かく迎えてやれとは言いませんが、あれでは、今後、代表監督就任要請があったとしても、皆、尻込みしてしまうでしょうし、選手だって、出たときのリスクの大きさを考えると、出ることをためらってしまうのではないでしょうか。
出なくても特にマイナスはないわけですから・・・。
その意味では、私も先日も述べましたとおり、元々、彼が最適任だったとは思ってませんでしたが、選手からの人望、経験、それに、スポンサー獲得のための人気という点では、まずはセカンドベスト的な人選だったのではないでしょうか。

そう考えれば、私はWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)監督に今、一番、適任なのは、監督でも野村監督でもなく、ロッテのバレンタイン監督だと思います。
年もまだ、五十代ですし、多様な野球文化を知り、日本シリーズを制した経験もあり、その明るいキャラクターを考えればスポンサー面でもまずますでしょうし、そして、何より、有利なのは、彼は英語がしゃべれるということです。
それに、勝てば国民的英雄になれる反面、負けても、元々、アメリカ人なんだから、「帰ってくるな」と言われれば、そのまま、アメリカに帰っちゃえばいいだけで、彼にとってのリスクも少ない・・・と。

ちなみに、星野氏へのバッシングを見ていると、思わず、日本人って変わってないんだなーということを実感します。
戦前、吉岡選手(?)がオリンピックに出ることになったとき、当時は渡航費用を含め、すべて、自腹での出場だったので、諦め掛けたところ、友人がカンパを募ってくれて、ようやく、出場することが出来た・・・と。
ところが、出場が決まると、家に、「負けたら生きて帰るな」とか「金メダルが獲れなかったら腹を切って陛下にお詫びしろ」などと書かれた手紙血染めの手ぬぐいなどが山のように送ってきて顔面蒼白になったとか。
私なら、「おまえら、金も出さないやつが注文付けるな!」と言って、すべて、着払いで送り返しますけどね(笑)。

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by heitaroh | 2008-09-12 07:20 | スポーツ | Trackback(3) | Comments(6)
Tracked from 好都合な虚構 at 2008-09-12 15:32
タイトル : 疲れたなぁ....      
欧州旅行で案内役を引き受けた東京在住の英国青年に騙され、様々なPTSD症状を発して妻が入院してから14ヶ月。その煽りで私も短時間覚醒とパニックディスオーダーに苦しめられ、同じ病院に入院してから13ヶ月。 病院経営者側とのトラブルで二人とも退院し、その後1年間、徒歩の距離にある大手の精神病院に外来患者として通院してきたが病状は一向に好転しない。強いて言えば私の短時間覚醒が減り、パニック発作が出なくなったことぐらいか。 通院は2週間ごとだが、毎回2時間から3時間待ち。 それでも我慢して通って...... more
Tracked from 好都合な虚構 at 2008-09-16 14:48
タイトル : 「基地外」に生きる      
数多くのコメントをいただき、感謝しております。本来ならば個々にご返信申し上げるべきなのでしょうが、今のところそれだけの能力がないようです。 9月14日(日)午後9時頃から9月16日(火)午前6時までの34時間中30時間眠ってしまいました。一つの極限に来ているようです。 また具体的な医療機関や医師の名前を出してはどうかとかとのご意見も寄せられております。 そもそも妻が強制退院させられたのは下記の状況からです。 洗濯物をコインランドリーに入れている間、時間が来ると妻はタバコと財布を...... more
Tracked from 好都合な虚構 at 2008-09-19 05:59
タイトル : あとがき      
henry66さんはじめ、いろいろな方々のご機嫌を損ねながら「心の医療」に関する日本の現状に対する不満を吐き出し、スッキリしました。今朝は午前4時に、久しぶりに元気に目覚めました。不愉快に思われ方々に改めてお詫びしますが、すこし「追い打ち」を掛けます。 現在の日本の医学界では「鬱病」の治療には伝統的な「三環系抗うつ薬」と「SSRI」のいずれかが処方されています。SSRIが日本で認可されたのは2000年9月です。それまでは個人輸入で服用している人が相当数いたようです。現代でもなぜか個人輸入している...... more
Commented by FUSA at 2008-09-13 11:02 x
> ロッテのバレンタイン監督だと思います。・・・
大賛成!日本人監督だと妙な悲壮感が出てしまいがちですが、彼はメジャー監督への復帰というモチベーションで、ドライに冷静な判断ができそうですネ。

> 戦前、吉岡選手(?)がオリンピックに・・・
隆徳先生は、妹が東女体大にいた時の教授でしたが、親父が若い頃、彼の大ファンで、父兄会でお会いして懇意になり、手紙のやり取りをしていたようです。とても気のいいオッサンで、かつて100Mで世界記録を出した方とは思えないと言っていました。
Commented by heitaroh at 2008-09-13 15:18
< FUSA さん

え?!
吉岡って人知っておられるんですかぁ??
私も、うろ覚えだったので、確か、このエピソードは吉岡選手のときのことだったと記憶していた程度だったのですが・・・。

それにしても歴史上の人物とお知り合いとは凄いですね。
Commented by ななし at 2008-09-13 19:03 x
507 名前:水先案名無い人 投稿日:2008/08/27(水) 05:42:58 ID:/toksakR0
<各国のオリンピック強化予算>

中国 年間予算480億円  金メダル 51個(今回開催国)
米国 年間予算165億円  金メダル 36個
英国 年間予算118億円  金メダル 19個(次回開催国)
韓国 年間予算597億円  金メダル 13個(今年は特別に+63億円で計660億円)
日本 年間予算 40億円  金メダル  9個(2016年立候補)

(引用終了:行間とか若干修正してます)

 中国の480億という膨大な予算はかなり有名で、日本の主要メディアにも紹介された。
 これを、金メダル1個あたりで割り算する。

 中 9.4億円
 米 4.6億円
 英 6.2億円
 韓 45.9億円
 日 4.4億円

これをみるとダントツで韓国はオリンピックの強化予算にお金をかけてますが、効率が悪いということでしょうね。
日本がもっともこの中では少ない。
それもほとんど野球やサッカーで、他の競技はそんにかけられてないとか。

バレンタインはたしかにおもしろいですね。問題はコミッショナーがどういう判断をするのかでしょうね。
Commented by ねこママ at 2008-09-13 19:27 x
>私なら、「おまえら、金も出さないやつが注文付けるな!」と言って、すべて、着払いで送り返しますけどね(笑)。

そうだそうだそうだそうだ!!!

と、ここでハゲしく同意。
(へいたらうさんがハゲてたらごみんなさい。笑)
Commented by へいたらう at 2008-09-15 19:01 x
<ななしさん

まあ、問題はどこからどこまで予算に含まれているかという中身でしょうね。
旧共産圏などは、幼少期から、才能がある子供にはそれだけをさせるという英才教育をさせていたといいますから、そういう子供の幼少期からの飲食費から生活費まで含めるともの凄い額になるでしょうからね。
それに、この数字も、どこまで真実を発表しているのかも怪しいものですよ。

コミッショナー判断ではバレンタインという線は薄いとは思いますが、では、誰がいるんだという話になるわけで。
Commented by へいたらう at 2008-09-15 19:02 x
<ねこママ さん

私は逆に髪の毛が多すぎるようで、それはそれで困った物のようですが。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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