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映画「バッテリー」にみる女目線
親愛なるアッティクスへ

映画「バッテリー」にみる女目線_e0027240_11255743.jpg昨日、浅野温子・・・じゃなかった、あさのあつこ原作、バッテリーという映画をテレビでやってました。
友人から薦められていたこともあり、子供が見ていたので、少しだけ見るとも無しに見ていたのですが、見てみて、「なんじゃこりゃぁ?」と。
高校野球物だけど、これって、完全に女目線じゃないか・・・と。

実力がある一年生投手を苛めて、エースの座を維持しようなどというのは、明らかに、男の世界では有り得ない発想ですよ。
松坂大輔は一年生に入ってきたときから、もう、松坂大輔ですから。

誰も、それを苛めて、嫌がらせしようなどとは思わない・・・。
むしろ、先輩であっても、取り入ろうという方向に向くでしょうね。
それに、男は概ね、秩序には従順な生き物のようで、特に体育会系を自認しているような人たちは、少々、生意気でも先輩後輩の序列からはみ出すことはしませんよ。
以前、自民党の議員さんが言ってましたが、「後援会を作るときは、男は誰か世話役を置いて、一つの後援会を作れば良いが、女は各、気のあった小グループごとに作らなければならない」と。
このドラマを見てると、まあ、なるほどなぁ・・・と。

もちろん、男の世界でも苛めはあります。
でも、イジメる対象が違うんですよ。
実力があってイジメられるというのはよほどに性格的に問題があるんだと思います。
昔、江夏 豊投手がドラフト1位阪神に入団したとき、先輩から、生意気だ!ということで、夜、寮の廊下に正座させれられたことがあったそうですが、江夏氏が、そのまま朝まで、ずっと正座していたもんだから、先輩たちが、「あ、こいつは何をするかわからん。迂闊なことは出来ない」となったといいます。
球団が高い金払って獲得してきたゴールデンルーキーをイジメで潰したとなると、当然、その選手に対する球団からの目は厳しくなるわけで・・・。
でも、本音は、男は本能的に「怖さ」を計り取る能力があるんだろうと思います。

昔、西鉄ライオンズ若生忠男という投手がいました。
「ロカビリー投法」と呼ばれ、サイドスローから一旦、完全に後ろを振り返って投げ込む投げ方のため、よく死球を連発したとか。
亡父も言ってましたが、当時、ライバル球団、南海ホークスの主力だった野村克也氏などにも、やたらと、ぶち当てていたそうですが、誰もあまり抗議しないのだとか・・・。
なぜかというと、この選手、とにかく切れると何をするかわからない選手だったようで、この点は、智将と呼ばれ、威厳に充ち満ちていた三原 脩監督も真剣に怖がっていたとか・・・。
ま、男のケンカは、先に切れた者の勝ちですからね・・・(笑)。
                              平太独白
by heitaroh | 2008-08-12 08:50 | スポーツ | Trackback | Comments(2)
Commented by ねこママ at 2008-08-12 23:24 x
その通り、女のケンカは先にキレた方が負けです。
どうせなら、キレたついでに首絞めてくればよかったな~~~。え?
Commented by へいたらう at 2008-08-13 16:17 x
<ねこままさん

私の理想の怒り方は「監督」という小説に出てくる架空の広岡達郎元ヤクルト監督の怒り方なんですが、年々、石原慎太郎型の怒り方に近くなっているような・・・(涙)。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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