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伝統継承的視点にみる無神論者の十日恵比須参拝 その3
親愛なるアッティクスへ

先日の続きです。

私は神様など信じていないのに、この日、十日恵比須神社に参拝に行きました。
これはどういうことかというと、神様は信じないものの、先日も書いた若八幡神社同様、こういうのは「信仰の対象」としてではなく、地域の継承文化・・・、つまり、「風物詩」として遺して行かなくてはならない・・・と考えているからです。

日本中の風習、習俗というものは、煎じ詰めれば、大半が何ら合理性を持たないものでしょう。
お正月、年賀状、初詣、門松、注連縄、七五三、盆、彼岸etc・・・。

そもそも、私には、年始の挨拶というのが理解できませんでしたね。
年明け最初に顔を合わせるときは、皆、儀式的に、「明けましておめでとう御座います」と挨拶しなければならない・・・。
家庭や近所・親戚はまだしも、仕事始めの日に、大して親しくもない取引先などと会っても、絶対にあの挨拶をしなければならない・・・。
ああいう儀式めいた物が、大嫌いな性格でしたから、私的には、どうにも、違和感がありましたね。
ついでに言えば、私は未だに「花見」というものは理解できません。
あんなのは、江戸時代の娯楽が少ない時代の習慣であって、今時、あんな寒い中、わざわざ、そこで宴会しなくても・・・。

伝統継承的視点にみる無神論者の十日恵比須参拝 その3_e0027240_10222423.jpgただ、最近は、少し考えが違ってきましたね。

これは、日本の文化、地域の文化だと思うんですよ。
それを、合理性だけで切り捨ててしまうと、日本人がこれまで守り育んできた「文化」というもの自体が成り立たないと思うのです。

年賀状なんて、今時、メールでやればいいジャン・・・と言えば、それは確かに、そうなんでしょう。
わざわざ、葉書を出すなんてのは、メールファックス・・・果ては電話もなかった時代の遺習以外の何ものでもないでしょうから。
でも、それを言って、すべての風習を否定してしまえば、やがて、「昔は、正月になれば年賀状が来たもんじゃったが・・・。近頃では、味気ないのう・・・」となるわけで。
(実際、今では、年始の挨拶などというのは、すでに、絶滅危惧種となっていることを思えば、ない話ではないわけで・・・。)
同様に、竹とんぼや祭りの出店なども、文化であり、風物詩でもあるのでしょうが、今時、そんな物必要ないわけですから、「消してしまえ!」と言って、簡単に消してしまった後に、「懐かしいから見たいな」って言っても、「紙芝居」と一緒で遅いんですよね。

だから、自分が神様を信じても信じなくても、「年末には、こうやって厄八幡に行く。若八幡と書いて厄八幡と読む。理屈ではない。それが、語り継がれてきた博多の文化だ」ということを子供に教え、子も、やがて、たとえ場所はどこに居たとしても、「そう言えば、昔は年末になると、毎年、親父があそこ行ってたよな」と思い出せる・・・ということが大事なんだと。
それが、父から子へ、子から孫へと伝えていくべき「文化」と、そしてそれが、郷土愛という名の「誇り」なのだと、最近、そう思うようになった次第です。

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by heitaroh | 2008-01-22 08:21 | 社会全般 | Trackback | Comments(10)
Commented by D-KID at 2008-01-22 22:46
祭りなんかでもそうですよね。
例えば長崎には『長崎くんち』がありますが、踊りを担う町がいわゆる旧くからの街に属している為住民が減ってきて、参加を要請しようにも他地域から人手を借りてくる事態もままあるようです。
特に今、県外に住んでいる身にとってはそういう文化が後退していくことを耳にすると、何とか守っていって欲しいと節に願いますね。
Commented by じゅぴたぁ(._・)ノ at 2008-01-22 23:38
お久しぶりです!
音信不通でご心配おかけしたようでごめんなさい!
私も年賀状大好きです。家族みんなで500枚準備します。
今年は貴殿にも!と思っていたのに、メールで住所をお聞きするのを
年末の慌しさですっかり忘れておりました。来年こそは。。。www
Commented by mimishimizu3 at 2008-01-23 08:28
そうです!そうです!
だから、2月3日は、櫛田神社の豆まきに行きましょう(笑)
Commented by heitaroh at 2008-01-23 11:39
< D-KID さん

やはり、どこでもそうなんですね。
博多祗園山笠がまったく同じ状況です。
アルバイトを雇ったり、東京の人などが参加していたりしますから・・・。

ただ、参加者の顔ぶれという点ではやむを得ないのでしょうが、風習、ひいては、行事自体が消えてしまうことだけは避けなければならないのだと思います。
Commented by heitaroh at 2008-01-23 11:41
<じゅぴたぁ(._・)ノさん

お久しぶり!
生きてましたか?(笑)。

年賀状500枚というのは凄いですね!
私でも、さすがに、MAXでも300~400枚程度でしたよ。
来年の年賀状、楽しみにしてます(笑)。
Commented by heitaroh at 2008-01-23 11:44
< mimishimizu3さん

あいにく、人が多いところは苦手でして・・・(笑)。
十年ほど前までは、住吉神社の豆まきに行ってたんですけどね。

節分は、家で子供たちを集めて豆まきやってますから(笑)。
Commented at 2008-01-23 20:44
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by D-KID at 2008-01-23 21:56
山笠もそうなんですね。
でも、考え方によっては祭事からの遠心力が働いていて結構だとも言えるのではないでしょうか?外に向かってベクトルを発信していくという意味でもひょっとすると今後はそういう動きというのが大切になってきそうですね。

あ、余談ですが節分の豆まきについて、渡辺姓の方はルーツが大江山の酒呑童子退治や羅生門で知られる頼光四天王の渡辺綱にあるということで、『鬼は外~』のフレーズは言わなくていいらしいのですが…へいたらうサンご存じないか、と。
Commented by heitaroh at 2008-01-24 10:57
<非公開コメント K・M様

コメント有り難うございます。
内容からしても、特に気にしなければならないことがあるようには思えませんでしたので、どうして非公開にされたのかわかりませんが、まあ、敢えて差し障りのないコメントとさせて頂きます・・・(笑)。

当方、道楽でこういうことを書いているだけですので、どうぞ、お気楽に。
今後ともよろしくお願いいたします。
Commented by heitaroh at 2008-01-24 11:01
<D-KID さん

なるほど。
そう言われれば、そういう考え方もあるんでしょうね。
山笠もすっかり、有名になってしまいましたが、祭りの参加者が地域の人だけだとそうはならなかったのかもしれませんし・・・。
でも、祭りの地域の過疎化というのは、あちこちで見られること何じゃないでしょうか。
どこも、都心の下町に住んでる人は少なくなる一方でしょうから。

将来、娘が渡辺姓に嫁ぐようなことがありましたら、参考にさせて頂きます(笑)。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱「財閥」の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

令和7年 19世紀ロンドンと東京。「描きたかったのは猟奇ではない。悲惨である」。「女王陛下の十手持ち」出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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