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続・球史に残る大投手、稲尾和久氏の急逝に弔意を表す
親愛なるアッティクスへ

続・球史に残る大投手、稲尾和久氏の急逝に弔意を表す_e0027240_10271960.jpg先日の続きです。

元西鉄ライオンズの大エース・稲尾和久さんが亡くなった日、その夜の福岡地方夕刊(←)は、さすがに、凄かったですね。

1面トップ2/3を占め、さらに、6面7面「稲尾死す」で占めましたから・・・。
おそらく、福岡市長が死んでもこれほどの扱いはないんじゃないですか・・・。
やはり、福岡においての稲尾和久という人の存在が如何に大きかったがおわかりいただけると想います。

ちなみに、稲尾さんが亡くなった翌日の昼、二日酔いで息も絶え絶えの私の元へ一本の電話が・・・。
見ると、東京人の友人からで、「今から行くから」と・・・。
突然言うなぁ・・・みたいな(笑)。
で、その晩、その友人ともつ鍋を食いながら、稲尾さんの話になり、大いに盛り上がり、ついには最後は泣きました(笑)。

つまり、プロ野球は、本来、観客にもっと、感動を与えなければならない・・・と思うと。
稲尾さんは、一人で、大巨人軍を向こうに回して、マウンドに立ち続けた・・・。
当時の巨人というのは、まさしく、「大日本国」そのものだったと。
大日本国に対して、おらがチームが戦いを挑み、そして稲尾は期待を一身に背負って投げ続けた・・・と。
ファンは、そのボロボロになっても、来る日も来る日も投げ続ける姿に胸を熱くした・・・と。
だから、貧しい中からでも工面して、皆、平和台球場に足を運んだわけで・・・。
それに対し、今の野球選手を見ていると、皆、サラリーマンにしか見えない・・・と。
FAだなんだって、自分たちの権利ばかりを主張し、自分たちが顧客に何を売っているのか・・・という根本を忘れているように思えてならない・・・と。
オリックスの7番打者が三割打ったからって、俺たちの生活には何の関係もないんだ・・・と。
そいつが来年から1億もらうと言っても、そいつは、果たして、給料に見合う仕事をしたと言えるのか・・・と。
投手の足下を抜けた打球がそこから急上昇してそのままホームランになったという中西 太の打球や、二塁手の前の打球まで捕りに行ったという長嶋茂雄の躍動感・・・などは、今、もし、現役で活躍しているのなら、是非、金を払ってでも見てみたい・・・と思うが、現在の選手では、これを見てみたい・・・と思うのは、イチローレーザービームくらいかなと・・・etc。

日本のプロ野球は肝心のことを忘れてしまっているようです。
「400回投げてシーズン42勝したと言ったら、メジャーリーグからはクレイジーだと言われたが、別に俺は嫌々投げされられていたわけではないんだよ」と言った稲尾さんの急逝こそが惜しまれてならない所以です。

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by heitaroh | 2007-11-20 08:26 | スポーツ | Trackback | Comments(2)
Commented by D-KID at 2007-11-22 23:08 x
僕の親戚の伯父は『サブマリン投法の草分け?』である杉浦忠さん全盛時の“南海”ホークスのファンなのですが、平和台でのライオンズvsホークス戦で稲尾さんの登板時だけは氏を応援していたそうです。

さしずめ稲尾vs杉浦は、動vs静の見事なコントラストを描いていたと伯父は語っていました。
Commented by heitaroh at 2007-11-26 21:18
<D-KID さん

杉浦さんも、私はまったく現役時代は知りませんが、中西太さんが、杉浦は投げた瞬間、マウンドで手首が返った音がした・・・と言ってました。
やはり、好敵手がいるから盛り上がるわけで・・・。
ファン冥利に尽きたんではないでしょうか、当時の人は。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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