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落合監督の「完全試合よりも勝利への采配」の是非 1
親愛なるアッティクスへ

落合監督の「完全試合よりも勝利への采配」の是非 1_e0027240_10215710.jpg先日からの中日53年ぶりの日本一ですが、実は私はその日、ここ(←)にいました。
福岡市内の、とあるもつ鍋屋です(笑)。
で、そのあと、中洲の焼酎専門バーに行き、そこで、中日ドラゴンズの日本一を知りました。
で、「20時半頃にニュース速報が出た」と聞き、随分、早いことを訝しんで、確認したところ、やはり、日本一決定!とのこと。
そのまま、どえりゃあ名古屋人祝メールを打ち、そのまま、うちに来て飲み直し・・・、で、やはり、中日の53年ぶりの日本一には敬意を表さねば・・・と思い、友人が帰ったあと、泥酔したまま、寝静まった家人をよそに、その横で、平太郎独白録 : 孤立!微熱!歩く摩擦熱!!手前勝手な私の二つの持論。を書いた次第でした。

ということで、当該記事を書いた時点では、中日が日本一になったと言うことは知っていたものの、その日の試合結果・・・、つまり、どういう勝ち方で日本一が決まったのかは知らなかったわけですね。
で、翌日の朝刊を見て、山井・岩瀬のリレーでシリーズ史上初の完全試合で日本一になったことを知り、大変驚いた次第だったのですが、如何せん、二日酔いで、「そんなの関係ねー」状態で一日を終えました。
その後、日が経つにつれて、その試合で、中日の落合博満監督が完全試合成立目前の9回に山井投手を交代させた采配について、色々と賛否両論があることを知りました。

で、この問題は、識者間でも、また、多くのアンケートを見ても、賛否が拮抗しているようで、私自身も、「現場を預かる者として、また、あそこで続投させて逆転負けを喫し、そのまま、このシリーズを落とし、53年ぶりの日本一がかなわないことになった場合、世間はそれでも賞賛してくれるのか・・・?」という疑問と同時に、「『中日の53年ぶりの日本一が、日本シリーズ史上初の完全試合で決まった』という歴史的な瞬間の目撃者たることが出来たはずなのに・・・という、ファンの顧客満足度を無視して、供給側の自己満足だけで完結してしまうというのも、興業という点では如何なものか・・・?」という常日頃、当ブログでも言っている「お客様のニーズ」という観点とを考えると、そのはざまで、容易に答えは出せそうにありません。

この点で、先日の新聞に評論家で、「野武士」と言われた元西鉄ライオンズのサムライたちの中でもサムライ中のサムライだった豊田泰光翁がこの問題について語っておられた記事が目にとまりました。
そして、その中の、
『私が選手だったころの西鉄の監督、三原 脩さんならどうするか、と考えてみた。おそらく山井投手に「いくか?」と聞くだろう。「監督にお任せします」と言えば交代で、「投げさせてください」と言えば続投である。いまの野球では甘い、と批判されるかもしれないが、三原魔術は選手の意思を尊重することが前提にあった』というところが非常に印象に残りました。
この部分は、この問題の直接の答えとは何の関係もない部分だったのですが、何だか、思わず納得したんですよね・・・。

長くなりましたので、明日に続きます。

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by heitaroh | 2007-11-07 08:20 | スポーツ | Trackback | Comments(0)
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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