ドラマ・震度0(震度ゼロ)
親愛なるアッティクスへ

e0027240_1153473.jpg先々週の、とある一日、私はここ(←)にいました。
訳あって、車で往復3時間かけて、30年ぶりの魚釣りに行ってきました。
人に聞けばは、皆、口をそろえて、「簡単だ」などと言いますが、やはり、いきなり行った素人に釣れるはずもなく・・・。

(慣れてる人は、「市販の仕掛けを買ってきて、繋いで、海に垂らすだけ」・・・などと平気で言いますが。)

e0027240_116739.jpg苦闘3時間での釣果は、金魚(もどき)とふぐバリタン(?)各一匹ずつで、全部、食べられないということで、結局、捨てました(涙)。
(←ふぐは、まあ、ジョーカーみたいなもので、食べられないとわかってましたから、すぐにリリースしました。)

で、本題です。
先日、テレビを付けたら、たまたま、「震度0(ゼロ)」という映画(ドラマ?横山秀夫原作)をやっていたのですが、女房子供に見放された私としては、連休だというのにすることもなく、まあ、見るともなしに見ていたのですが、結構、面白かったですよ。
阪神大震災当日の朝、遠く離れたどこぞの県警(新潟県警?)で起きた人事課長(?)失踪事件・・・と、それを追う各人各様の思惑警察内部の人間模様・・・、さらに、周囲を巻き込んだ保身欲望
最後は、その展開の意外性もあり、思わず、見入ってしまいました。

ただ、主演の上川隆也氏に怜悧利己的高級警察官僚の役は、ちと、無理があったのではないでしょうか。
上川氏の場合、「大地の子」大河ドラマなどで、誠実な人・・・という印象が塗り込まれているから・・・と仰るかもしれませんが、(あいにく、私は彼が出ている作品はあまり、見ておりません(笑)。)何か、この役は、無理があったように思えました。
本当に、こういう、周囲を睥睨しながら育ってきた人が、往々にして見せることがある「恣意」というものが、まったく、毛穴からにじみ出てませんでしたね。
おそらく、上川氏自身に、そういう人が理解できないのか、もしくは、演じることに嫌悪感があるのか・・・だと思いますが。
(この点は、黒澤 明監督は、その名作 「天国と地獄」では、犯人に対し、その「住環境の劣悪さ」という形で、見事に、それを表現していたのを思い出しました。)

そういう目で見れば、署長役の渡辺いっけい氏も同様だったでしょうか。
役所としての警察内部の人間模様、「地方公務員」としての警察官・・・ということになると、どうしても、「踊る大捜査線」を思い浮かべてしまいますが、あちらの北村総一朗氏演じる湾岸署の神田署長が、コメディタッチであったとはいえ、極めて、良い味を出していたのに比べると、ちと、見劣りがするような気がします。
踊る大捜査線という作品については、以前、平太郎独白録: ノブリス・オブリージュ前編 正しいことしたいなら偉くなれ!や、平太郎独白録: ノブリス・オブリージュおまけ編 正しいことをする大変さ。などでも、述べておりましたが、実は、特に、「踊る走査線~the MOOBIE~」については、私の中では、近来見た邦画の中では、最高点を付けて良いくらいに気に入っている作品です。)

ちなみに、展開の意外性という点は評価するのですが、どうせだったら、最後は嫉妬に狂っての犯行であったということの方がよかったのでは・・・とも思うんですが、そこまでは求めすぎ・・・でしょうか。
                               平太独白
by heitaroh | 2007-11-05 08:03 | 文学芸術 | Trackback(1) | Comments(0)
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Tracked from 上川隆也 画像・動画 最.. at 2007-11-05 11:29
タイトル : グータンヌーボ 上川隆也 関連最新情報
ドラマ震度ゼロただ、主演の上川隆也氏に怜悧で利己的な高級警察官僚の役は、ちと、無...... more
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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