人気ブログランキング | 話題のタグを見る


根本式球団編成の妙は競合を恐れぬ姿勢にあり!
親愛なるアッティクスへ

1996年頃だったでしょうか、当時、元広島カープ衣笠祥雄さんが言っていたのですが、「昭和50年から、広島が急に強くなったのは、根本さんのおかげ。これから、ダイエーは強くなりますよ」と。
根本さんというのは、根本陸夫氏のことで、氏は、当時、福岡ダイエーホークスの球団社長だったと記憶しておりますが、それを聞いて、「ホークスも、本当に、そんな日が来るんだろうか」と思いましたよ。
だって、ホークスも、王監督になっても、相変わらず下位を低迷していた頃で、1999年に初優勝する前の話なんですから。
(ちなみに、20世紀・・・つまり、初優勝以前からの投手陣というのは、多かれ少なかれ 、若田部型なんですよね。倉野、水田、田ノ上、佐久本・・・。1試合、素晴らしいピッチングをしたとしても、それが、2試合続かない・・・という。)

では、その根本式球団編成法とはどういうものであったかというと、簡単に言えば、ひとつのポジションに一人ずつ、大物新人獲得していく・・・というものでしたね。
従って、その間、打線は素晴らしいんだが投手陣をもう少し・・・という声が出ても、一切、耳を貸さない。
やがて、それらの選手たちが、実力を付け、絶頂期を迎えた頃にチームは黄金時代を迎える・・・。
広島においての、山本浩二、衣笠、三村、水谷らがそうでしょうし、ダイエーにおいての、小久保、井口、松中、城島などがそうだったと思います。

何が言いたいかというと、ここで大事なことは、根本さんは、大型新人を他球団と競合してまでも敢えて獲得しに行ったことです。
「うちにはそんな金はない」とか、「どうせ、指名したって、うちなんかには来てくれない」などと言って、確実に来てくれる・・・、あるいは、どことも競合しない選手ばかりを獲りに行く球団というのは、残念ながら、強くならないですよ。
「獲り」に行く・・・という姿勢が大事なんでしょう。
驚異的なくじ運の強さで、一時代を築いたヤクルトなどもその好例だと思います。

ホークスにしても、元々、小久保にしても井口和田も、別に、九州とは何も関係がある選手ではないんですよね。
本来であれば、巨人に入るべき選手なんです。
それを獲りに行って、なおかつ、獲得できる・・・。
この辺の人脈も含めた凄さが、根本式球団編成の妙で、この点では、根本さんの実力は圧巻だったのでしょう。

根本式球団編成の妙は競合を恐れぬ姿勢にあり!_e0027240_15193762.jpgちなみに、和田と言えば、言わずとしれた、和田 毅投手ですが、先日、券をもらったので福岡ヤフー・ドームに行ったのですが、席に辿り着いたところ、たまたま、「和田シート」(←)でしたね。
彼は、1勝するごとに、ワクチンを寄付したりしてますから、おそらく、このシートも、少年ファンなどにプレゼントしているのかもしれませんね。
たまたま、行き手がなくて、巡り巡って、私の手に辿り着いたというだけで・・・。

・・・あれ?この話、以前、言ってませんよね?
言ったような気がするんですけど、どこ探しても、なかったもんで・・・。
マジで何年もやってると、わっかりませ~ん(笑)。

                      平太独白
by heitaroh | 2007-09-18 00:18 | スポーツ | Trackback | Comments(8)
Commented by D-KID at 2007-09-18 23:32 x
僕はここ1年くらいでブログに参加させてもらったので、重複しているか否か分かりません(^^;

根本さんの凄い所というのは、ご記述のように獲得候補を徹底して獲りに行き最後はホントにモノにした点ですよね。あと、徹底した候補とその周囲人脈への押さえでしょうね。下手すると高校生ルーキーは入学時点からマークしていた、という噂も耳にしたことがあります。


さて昨日までのH-F3連戦で気になった両軍監督の舌鋒。
15日の試合では王監督が『KOした』と、ピッチャーライナーを捕球し損ねて降板したF吉川を指した発言。
16日はヒルマン監督が稲葉の膝に死球を当てた馬原に『不愉快だ』。
17日は同じくヒルマン監督が点差の開いた試合でスクイズ&盗塁を仕掛けられたことを『不適当な戦術』と切り捨て。

互いにヒートアップする天王山でテンションが上がりきったのでしょうが、ちょっと発言が過激ではなかったかな、と。
Commented by へいたらう at 2007-09-19 13:04 x
<D-KID さん

昔やってたすぽなびの方で書きませんでした?
こちらでも書いたような気がしていたのですが、探したけど、無かったので・・・。

ホークスで言えば、マハラまでが根本人脈だそうですね。
ココ数年、ホークスの若手が伸び悩んでいるのも、根本人脈以降の新人補強だからでしょうか。

まあ、王監督は、そういう報復ということをしない監督さんですから。
バレンタインだと、ガンガン、行くんでしょうけどね(笑)。
Commented by D-KID at 2007-09-19 22:38 x
それにしても、昨日(18日)と今日(19日)の拙攻…(--;
Commented by へいたらう at 2007-09-20 10:06 x
<D-KID さん

拙攻は今に始まったことではありませんよ(笑)。
Commented by D-KID at 2007-09-20 22:28 x
あんまし当該トピを引っ張るのは申し訳ないのですが、ホーク関連ネタなんでご容赦くだせぇm(_._)m


遂にというかやっとこさと言うか、松中2軍降格で調整。んで今夜の敗戦で10連戦は3勝3敗のタイ、何とかしてくれー!!

若手の伸び悩みと言えば、本日先発の大隣もそうですがドラフト上位指名選手がなかなか伸びてこないのは、素材は良いが仕上げ方がうまくないからってことですかね?ホークス以外の球団を見ていると、当事者なりの事情があるとは言えきちんと結果を出せているのが羨ましく見えるのですが…
Commented by heitaroh at 2007-09-21 14:04
<D-KID さん

どうぞどうぞ。
気楽なネタでしたら、引っ張っても可です(笑)。

まあ、そうそう、すべてに勝てるわけではないですから、タイなら御の字とするべきではないですか。
プレーオフ(CS?)がある以上、どうせ、順位は関係ないんですから(今年から、1位で通過しても、1勝のアドバンテージ無いって本当ですか?)、進出マジックさえ消えれば、後はすべて、調整試合にしていいんじゃないですか。
そういうことになるから、このプレーオフシステムには反対なんですよ。
Commented by D-KID at 2007-09-21 23:32 x
いやいやへいたらうサン、今季は純粋にシーズン勝率1位球団がリーグ優勝ですからやっぱり頂点目指さないと。

あとは1勝アドバンテージはありませんが、1位通過球団がすべてホームゲームの権利を持ちますし、CS第2ステージで勝ち数が並んでも上位球団が日本シリーズ進出権を得ますからやっぱりホークスは勝ちあがらないと!!
Commented by へいたらう at 2007-09-22 09:01 x
<D-KID さん

へー、そういうことなんですか・・・。
でも、リーグ優勝しても、そこが日本シリーズに出るわけではないわけですね。
何とも、不可解な制度ですこと・・・。
<< 自民党総裁選にみる味方を増やす... 総理になれなかった総裁が見たこ... >>


国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
ライフログ
最新のコメント
sakanoueno-k..
by heitaroh at 19:20
おっしゃる通りですね。 ..
by sakanoueno-kumo at 14:59
> sakanoueno..
by heitaroh at 18:01
堀で防御を固めたような大..
by sakanoueno-kumo at 15:36
> sakanoueno..
by heitaroh at 11:34
> sakanoueno..
by heitaroh at 11:24
おっ! ここ行かれたん..
by sakanoueno-kumo at 22:00
なるほど。 そこまでは..
by sakanoueno-kumo at 21:49
> sakanoueno..
by heitaroh at 18:13
おっしゃるとおり、悪人と..
by sakanoueno-kumo at 13:53
> sakanoueno..
by heitaroh at 11:42
案外、美魔女妻に叱られて..
by sakanoueno-kumo at 21:20
> sakanoueno..
by heitaroh at 19:43
だけど、黒木華ちゃんって..
by sakanoueno-kumo at 10:59
> sakanoueno..
by heitaroh at 18:21
検索
タグ
(67)
(56)
(55)
(53)
(51)
(46)
(43)
(42)
(42)
(36)
(33)
(32)
(31)
(31)
(30)
(28)
(27)
(27)
(26)
(26)
(25)
(24)
(24)
(24)
(24)
(23)
(22)
(21)
(21)
(21)
(21)
(20)
(20)
(19)
(19)
(18)
(18)
(17)
(17)
(17)
(17)
(16)
(16)
(15)
(15)
(15)
(14)
(14)
(14)
(14)
(14)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(12)
(12)
(12)
(12)
(12)
(11)
(11)
(11)
(11)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
カテゴリ
以前の記事
2024年 10月
2024年 09月
2024年 08月
2024年 07月
2024年 06月
2024年 05月
2024年 04月
2024年 03月
2024年 02月
2024年 01月
2023年 12月
2023年 11月
2023年 10月
2023年 09月
2023年 08月
2023年 07月
2023年 06月
2023年 05月
2023年 04月
2023年 03月
2023年 01月
2022年 12月
2022年 11月
2022年 10月
2022年 09月
2022年 08月
2022年 07月
2022年 06月
2022年 05月
2022年 04月
2022年 03月
2022年 02月
2022年 01月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 08月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
最新のトラックバック
フォロー中のブログ
ブログパーツ
  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧