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日本プロ野球史の一隅を埋めた渡辺秀武投手の逝去を悼む
親愛なるアッティクスへ

昨日の朝刊だったかと思うのですが、スポーツ欄の片隅の物故欄に、ひっそりと、元プロ野球投手・渡辺秀武氏の訃報が伝えられてましたが、ご覧になりましたでしょうか。
この選手のことは、私も辛うじて、覚えてます。
アンダースローからの軟投派だったかと思うのですが、良い球もっている割には、気が優しすぎて、ついたあだ名が「メリーちゃん」・・・。

昭和38年(1963年)、川上哲治監督率いる読売ジャイアンツ入団。
昭和45年(1970年)には23勝を挙げ川上巨人の6連覇に貢献。
(さらに、この年には、広島戦でノーヒットノーランも達成。)
この23勝というのは、当時の巨人のエースだった堀内恒夫(18勝)や高橋一三(12勝)を抑えてのチーム一の勝利数・・・でしたが、この好成績については、実は、彼らしい裏があり、私の記憶では、当時、エース堀内は、主に、阪神、大洋などの強敵相手に数多く登板しての18勝だったのに対し、渡辺投手は、それら上位球団相手には、殆ど、投げずに、つまり、主に、下位球団相手に積み重ねた23勝だったかと・・・。
まあ、川上監督の戦略だったのでしょうが、堀内さんにしてみればそれで勝ち頭と言われることには不満だったでしょう。
確か、契約更改の時に、堀内さんが文句を言ったとかいう話も聞いたことがあるような・・・・。

その後、日拓ホームフライヤーズから大洋ホエールズ、ロッテオリオンズと渡り歩き、古葉竹識監督時代の広島カープでは、リリーフエース・江夏豊へつなぐ貴重な中継ぎとして、広島の連覇に貢献。
昭和57年(1982年)にひっそりと現役引退
その間、実に実勤20年に渡るプロ野球生活であり、41歳での現役引退であった・・・と。

それほどの長きにわたり、プロ野球の投手として、第一線で活躍してきた割には、今日、その名を知る人はあまりにも少ないのではないでしょうか。
強敵相手に登板した堀内恒夫投手は、何だかんだ言っても、その、あくの強い個性と共に、日本プロ野球史の中にしっかりと足跡を残したのに対し、渡辺投手は陽の当たる道を進むことはなかったでしょうが、自分に出来ることを精一杯やったという点で、少なくとも、日本プロ野球史の一隅を埋めることは出来たのではないかと・・・。
人間、出来ることを出来るところで精一杯やるしかないんですよね・・・。

ちなみに、渡辺投手は、引退後は広島のスカウトを23年間勤め上げた後、平成18年(2006年)勇退、そして、平成19年(2007年)8月25日肺炎のため65歳で没。
通算606試合登板 118勝 100敗 8セーブ 防御率3.35
76完投 18完封 1041奪三振

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
合掌・・・。

P.S ちなみに、渡辺投手は、西武ライオンズ・東尾 修投手に抜かれるまでの、通算与死球日本記録保持者でもあったそうです。
・・・メリーちゃん、しっかり、えげつないことやってるじゃない(笑)。

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by heitaroh | 2007-08-28 00:13 | スポーツ | Trackback | Comments(0)
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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