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報酬と業績の関係に想うプロの定義
親愛なるアッティクスへ

報酬と業績の関係に想うプロの定義_e0027240_1024465.jpg今、NHKで「プロフェッショナル~仕事の流儀」という番組をやってますよね。
(←地球は丸い!)
ブームを巻き起こした「プロジェクトX」の後継番組のようですが、前作とは違い、私はこちらは初回に見ただけであとはあまり見てません。

で、その番組の最後で、いつも、「あなたにとって、プロとは何ですか?」とゲストに問いかけるシーンがあります。

「プロとは何か・・・?」
この点では、番組中で、様々なゲストが、様々に「プロ観」を述べていますが、これを、私なりに言わせていただくなら、「お金をもらうことを意識して、お金がもらえるものを提供することが出来る」のが「プロ」だと・・・。
言うならば、ビギナーズ・ラックの対極にあるものだと考えれば、わかりやすいでしょうか。
つまり、無欲で何となくやってみたら売れた・・・が、その後、「売る」とか、「報酬」ということを意識してやってみると、意外なほどに、まったく売れない・・・などという話もありがちな話のようです。
いわゆる、一発屋というのが、それでしょうか。
最初は、単に、「良い物」を意識していただけが、そこに、「欲」が出てきて・・・ということもあるのでしょうね。
そこで敢えて、「売れる物」を作ろうとして、作れる人がプロなんだと・・・。
そこが、アマチュアとプロとの、大きな一線ではないかと・・・。

徳川家康は、「家臣の禄(給料)を上げすぎるのも、かえって、逆効果になることが多い」という意味のことを喝破していますし、最近では東横インの社長が、問題発覚時に、自身は驚くくらいの豪邸に住みながらも、社員である女性支配人らにはこれまた驚くくらいの薄給しか与えていなかったことを指摘された際に、「上げすぎるとモチベーションが下がる。足りないくらいが良い」というようなことを言ってましたよね。
私は、テレビで見る限りでは、この社長氏の人間性はあまり好きになれそうにはなかったのですが、そこで言っていることは、ある程度、真実・・・、いや、現実なんだろうなと思いました。

事実、古代ローマでは、前線の兵士らには、妙にゆとりをもたせると、どんなに心酔している司令官でも、どんな切迫した状態の時でも、途端にストライキを打ち出したといいます。
所詮、人間とは、「苦」は共に出来ても、「楽」を共にすることはできない生き物なのでしょう。
また、最前線で苦労している兵士の待遇を良くするたびに、国家としての、ローマ帝国は凋落の一歩を踏み出すことになったようにも感じます。
「どんなに最悪の結果となった政策でも、それを打ち出したときには多くが良かれと思って始められた」とはカエサルの言葉ですが、思わず、なるほど・・・と。
                            平太独白
by heitaroh | 2007-08-21 09:59 | 経済・マネジメント | Trackback(3) | Comments(8)
Tracked from 墓の中からコンニチワ at 2007-08-22 08:01
タイトル : 更新中断
朝青龍騒動を先導するつもりではありません。 騒動が始まる前に兆しが現れていた「不安神経症」が激化し、睡眠時間1時間、固形食物摂取不能、1日数回不安発作が3週間続いているので8月23日(木)に入院することになりました。 期間は不明ですが、生還したらブログの更新を再開します。... more
Tracked from Sawalogue at 2007-08-23 19:14
タイトル : プロフェッショナル13
↑ って書くと、なんか隠れ名作映画みたい!(笑)  正体不明の13人の秘密集団みたいなノリだよね。え?違う?? まあ、実際はこの ↓ 本のお話なんですけどね。 プロフェッショナル仕事の流儀 (13) 茂木 健一郎 / / 日本放送出版協会 ISBN : 4140811986 もう、どれだけこの13巻の発売を待ちわびたことかっ! …というのも、今回の巻はさわろっく大リスペクト中の”プロフェッショナル”が 登場しているから!!  かもん!   コン...... more
Tracked from 墓の中からコンニチワ at 2007-11-11 15:13
タイトル : 復帰できるかな?
8月23日に入院する前、1ヶ月以上もの間、夜1時間から2時間程度しか眠れなくても昼間眠くなることはなかった。まさに異常な状態だったのである。 ところが、入院してから数日後には連続7時間から8時間眠れるようになった。ところが、それだけ眠っているのに朝食後も昼間も眠くなるのである。3時間から4時間眠ってしまう。これまた異常である。しかし、その状態のまま退院してしまったのだ。主たる理由は精神病院での生活に耐えられなくなったこと、その苦痛からか、主治医と衝突してしまったことにある。 退院後のケアを...... more
Commented by ねこママ at 2007-08-21 21:47 x
トマトをおいしく育てる為には、水が足りなくて少々枯れかかっているぐらいが一番いいのです、ウン。これ、ホントですよ。

カエサルの言葉、確かになるほど、と思います。w
よかれと思ってやったことが裏目に出て冷や汗ばかりかいてる人を存じ上げています。我々の世界では、こういう人を「考えなしのコンコンチキ」と形容しております。
Commented by D-KID at 2007-08-21 22:41 x
カエサルの言、耳が痛いですねぇ~。
今日の内容は、営業で日々喘いでいる僕にとって考えさせられるものです。

アマとプロの違い…極言すれば、『ゼニを渡す価値がある内容か否か』でしょうか?
Commented by へいたらう at 2007-08-22 09:37 x
<ねこマンマさん

う、耳が痛い・・・。
まさしく、考え無しのコンコンチキ野郎です(笑)。

農家の人が、以前、「都会の人は植物を可愛がりすぎるから枯らす」と言っていましたが、それと、同じ理屈なんでしょうね、アニキ。
Commented by へいたらう at 2007-08-22 09:39 x
<D-KID さん

私もそうですよ。
私としては、そこまで要求するのは酷だから、ここまででいいよ・・・と譲歩してあげているのに、なぜか、怨まれている・・・と。
人のために~良かれと思い~♪ですよ、ホント。
Commented by ねこママ at 2007-08-22 13:56 x
「アニキ」はよさんか。w
Commented by へいたらう at 2007-08-22 14:20 x
<ねこママさん

じゃあ、アニイ・・・。
Commented by jonah-r at 2007-08-24 22:02
heitaroh様
拙稿にトラバいただきまして有難うございました。拙稿からもこちらにトラバさせていただきました。

カエサルの言葉、若輩の私は、なるほどと思わされるような出来事をまだ経験していないのですが、よかれと思ってしたことが最悪の結果に終わったとき、自らの(結果としての)過ちを認め方向修正できるかどうかがその人の運命の分かれ道のような気がします。

生意気なことを長文で申しまして済みませんでした。
今後ともよろしくお願いいたします。
Commented by heitaroh at 2007-08-25 10:18
<jonah-rさま

コメント有り難う御座いました。

カエサルの言葉に関しては、実際の政治・政策でなくとも、ご自分の日常でも、見受けられるのではないでしょうか。
私などは、元々、良かれと思い、やってあげたことが、後で、最悪の結果となって返ってくる・・・ということが、少なからず、ありますし、そういう人間関係的なことに限らずとも、「あれ?俺、何で、こんなことしたんだろう?」みたいなことも、よく、考えれば、そのときは、それなりに考えてやったことだったりするんですね。
まあ、程度の低い日常ですから、参考にはなりませんでしょうが(笑)。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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