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なぜ福岡市?という提言。
親愛なるアッティクスへ

いつだったか遠い昔にひょんなことから、ある提言書を書いてくれと言われたことがあります。
結局、この提言書は日の目は見なかったのですが、先日、別の資料を探していたら、たまたまそれが出てきました。
私も、この存在はすっかり忘れていたのですが、当時は、まだパソコンはなく手書きで書いた下書きをワープロ清書するような感じだったようで、手書きでB5のレポート用紙に表紙も含めて19枚書かれていました。
改めて、我ながら、よう書いたよな・・・と。
無論、内容に・・・ではなく、手書きで・・・という意味ですね(笑)。

で、スキャンして、ここに張り出そうかなと思ったら、手書きゆえにまるで機能しない・・・。
(まあ、ちゃんと設定すれば手書きでも対応できるのでしょうが、元来、それが、面倒くさい人間なもんで・・・(笑)。)

e0027240_161152.jpg当時、これを書いているとき、その暴論的な論旨に何度も筆を止め、「やっぱ、やめておこうか・・・」と思いつつ書き終え、それを見せた人からも、「そんな論点、無理だよ」と言われ・・・だったのを思い出しました。
そこまで、私を躊躇させたその内容・・・。

それが、「なぜ、福岡市なのか?」という提言でした。

まず、「福岡市」というのは、以前、平太郎独白録 「博多祇園山笠に見る、福岡・博多、三都物語・その1。」の中でご説明申し上げましたとおり、古来からの商人の町「博多」と、江戸時代以降に成立した武士の町「福岡」とが併存していた町であり、それが、明治21年の市制発足時に、官選知事「福岡市」と命名されたのですが、それに納得できない博多人たちは、その翌年、「市名変更」の動議を市議会に提出。
結果、福岡士族らの妨害工作などもあり、市議会での開票結果は同数となり、ついには議長(福岡人)の一票で「福岡市」となり、その反動で、国鉄の駅は「博多駅」となったという経緯があります。

しかし、私が学生の頃、県内の他の市町村から来たやつらから、「家どこ?」と問われ、「福岡」と答えると、相手は、一瞬、怪訝な顔をして、「ああ、博多ね」ということがままありました。
私にしてみれば、住所は「福岡市」となっているわけですから「福岡」と答えるのですが、向こうも、「福岡県」在住者であることから何とも微妙なとまどいがあったわけです。
(言うならば、「出身どこ?」と聞かれて、真面目な顔で「日本」と言っているようなものでしょうか。)
まあ、この辺は、福岡以外の県でもそういうところは少なくないのでしょうが、「福岡」と言ったときに、それが、「福岡市」を表しているのか、「福岡県」を表しているかが、瞬時にわからないということが問題なのです。
「神戸」と言えば「神戸市」のことじゃないですか。)

また、同じく学生時代、友人らと名古屋で、「どこから来たの?」と聞かれ、「福岡」と答えたところ、「それどこ?」と。
私が機転を利かせて、「博多」と言うと、「ああ、博多ね」と・・・。
実際、これに限らず、「出張で来福した人が混乱した」>などという話は枚挙にいとまがないようで、まあ、それらを考慮すれば、本当は「博多市」・・・、もしくは、「福博市」にでも変えるべきだと思うんですよね。
明治の市名制定から、すでに、100年以上経っているわけですから、もう、いい加減、いいでしょう・・・みたいな。
                                 平太独白
by heitaroh | 2007-06-08 17:05 | 地域 | Trackback | Comments(2)
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Commented by D-KID at 2007-06-08 23:18 x
九州の他県(長崎)出自の僕からすると、何かしらの用事で福岡市内へ向かう行為は『福岡へ行く』であり、『博多へ行く』と言い表すのはちょっと違うなぁと。
JR・高速バスの交通機関にしても終点は博多駅(バスは同センター)ですが、感覚としてはやはり『福岡行き』と思う人が多いのではないでしょうか?(もっともリサーチした訳では無いので根拠ナシ…)

つまらない例えですが、お土産で『福岡みやげ』より『博多みやげ』と言う方がありがたく感じるみたいな(^^;
Commented by heitaroh at 2007-06-09 16:18
<D-KID さん

ひとつは、ジェネレーション・ギャップもあると思います。
最近は、随分、「福岡」というものが知れ渡ってきたように思うからです。
そうなってきた具体的な根拠というのは、飛行機を使う人が多くなったということではないでしょうか?
昔は、飛行機というのは移動手段としては一般的ではなかったので、皆、「博多駅」だったのでしょうが、最近では、「福岡空港」からそのまま、地下鉄で天神へ・・・というケースが増えているように思います。
おそらく、これからも、その傾向は強まるのではないかと思います。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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