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赤ちゃんポストにみるその是非は反対で賛成 その3
親愛なるアッティクスへ

続きです。

本日は、赤ちゃんポストに対する私の考え、即ち、「反対で賛成」賛成の部分についてです。

「反対」と言っておきながら、なぜ、賛成なのか・・・。
それは、今の日本が置かれている特殊な事情があります。
即ち、少子化問題です。
ただ、私は、この少子化という点では、戦前の日本の人口は六千万人くらいだったことを考えれば、それが適正人口かなとも思っていますから、少子化自体が問題だとは思っておりません。
・・・急激な少子化が問題なのです。
で、今の少子化対策が、あまり、効率的だと思えない点は、女性一人一人に、まんべんなく子供を産んでもらおうとしているところにあると思います。

もちろん、一人一人の女性に、各人、まんべんなく産んでもらうことが生態系の上からも、社会秩序の面からも大原則であり、抜本的な問題解決を図るためには何より必要なことでしょう。
ただ、それは、現代社会の有り様そのものにまで踏み込まねばならない問題であり、一朝一夕に解消される問題でもないように思えます。
であれば、少子化の速度を緩めるという点では、橋本弁護士夫妻のように、経済的な意味でも、環境的な意味でも、まずは、「産める人により多く産んでもらう」というのも、一策なのではないでしょうか?

その意味では、少子化の速度を緩める・・・という点では、「小さな命を救う」ということも一助になる・・・というのが、私の考えです。
(先日も、30年後の全国の人口分布予測が発表されてましたよね。東京沖縄以外は、すべての道府県で人口が減少するとか・・・。現状は、もはや、背に腹は代えられない・・・という状況にまで至っているのかもしれません。)
つまりは、日本の「人口減少」がますます、顕著化していくということであり、それを考えれば、表現が適当かどうかはわかりませんが、かつての、オスマン=トルコイエニチェリのように、「国家で子供を扶養」するということも考えていい時代に来ているのかもしれません。
(イエニチェリは、スルタン(皇帝)と直接結びつくことにより、その「誇り」を維持できたことを考えれば、結局、捨てられた子供にとって、もっとも大切な物、与えてやらねばならない物は、人間としての尊厳、即ち、「誇り」なのではないかと・・・。この部分は、赤ちゃんポストを設置する上でも、一考に値するところであるような気がします。)

とまあ、内容が内容だけに、随分と、オブラートに包んで言ってはきたのですが、それでも、おそらく、反対の部分でも、賛成の部分でも、天使のようなヒューマニストの方から言わせれば、「何てやつだ!」と唾棄されるような意見かとも思います。
しかし、「人間の死」だと言って、死ぬはずの人をすべて助けていたら、地球はパンクしていまうのも現実です。
(すでに、パンクしかかってますよね。)
であれば、快不快で済む問題ではなく、これが、もっとも、現実的な考えではないかと。

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by heitaroh | 2007-05-31 08:42 | 社会全般 | Trackback | Comments(6)
Commented at 2007-05-31 13:42 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by heitaroh at 2007-05-31 16:19
<非公開コメントさん

つまらない物ですが、お目通しくださいませ。
本当は持って行こうかと思いましたが、お宅の郵便受けは狭かったことを思い出しました・・・(笑)。
間違いなく、入らないだろうな・・・と。

P.S 非公開コメントにしなくてもいいですよ(笑)。
ここのエキサイト・ブログは、他と違って、コメント通知サービスがないんですよ。
従って、非公開コメントにしていると、コメントされたことに気づかないときがあるんで・・・。
Commented by ごま塩 at 2007-05-31 16:38 x
今、福岡から帰ってきました。よればよかったですね。
会社に帰ったら、立派な社史が届いていました。
寝付きの悪い時、読ませてもらいます。(w
Commented by heitaroh at 2007-05-31 17:06
<ごま塩さん

あら。
寄れば良かったのに。
今日は暇だったから。

あれは、君のIQでは期待してないから(笑)。
CDを入れてたでしょ?
まあ、そのCDが曲がらないように、あれに包んで送ったと思ってつかぁさいw
Commented by D-KID at 2007-05-31 23:47 x
そうですねぇ、少子化問題を考えると幼い命を大切にして少しでも人口を維持する方向に持って行きたいですよね。
個人的にも将来の生産人口減をストップできるか否かというのに非常に関心を持っています。一部では殆どの国内の職場で外国人労働者が日本経済を支えていくという噂も聞きます。こればっかりは仕方が無いとは言え諸手を挙げて賛成出来かねるので、日本人の人口を保つためにもよりこれから生まれる子供への厚生政策は国策ともなってくるでしょう。


あ、『至言』のお言葉ありがとうございました。



…何か皆さん面白いコメントされているようですが、僕だけ浮いてませんか?(^^;
Commented by へいたらう at 2007-06-01 10:24 x
<D-KID さん

いえいえ、あなたが正しい、あるべき姿なのです(笑)。

上の奴らは、ここを掲示板と勘違いしているというw
こんな本題とは何の関係もない個人的なやつはメールで送ってこいよ・・・と。
まあ、枯れ木も山の賑わい・・・で、邪険にはしませんけどね(笑)。

で、本題のこの問題は、救われた子供たちに、どうやって、その後の誇りを与えてやれるか・・・にあるのだと思います。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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