親愛なるアッティクスへ
以前、歌手の郷ひろみさんが、NHKの「英語でしゃべらナイト」という番組に出ていました。
(お!「郷ひろみ」は一発変換しますね。さすがの知名度というべきでしょうか(笑)。)
私は、英語はまったく、わかりませんし、わかろうとも思っていない人間なのですが、この番組は、単なる英会話勉強番組ではなく、 英語を学ぶつもりなど無い人間にも、情報番組としても、なかなかに楽しめる番組ですので、割とよく見ています。
で、その番組での彼の話を聞いていると、さすがに、この世界で何十年も飯を食ってきた人だけあって、なかなかに含蓄に富んだ話をされていました。
まず、彼には、大切に思っている3つのことがあるとか。
即ち、
「考える、行動に移す、繰り返す」・・・と。
彼の言葉を借りれば、「人間は他の動物とは違い、
考えるという能力を持っている。でも、考えたならば、それを
行動に移さなければならない。そして、実行に移したならば、それを
継続させねばならない」・・・と。
概略、こういう意味のことを言われたと思うのですが、これは、確かに・・・と。
継続は力なりとはよく言いますよね。
私も、このブログも、いい加減に飽きてきたな・・・と思っているところでしたが、3年だろうが、10年だろうが、30年だろうが、実行に移した以上は継続させねばならないんですよね。
継続させることこそが難しい・・・と。
でも、とかく、
好きやすの飽きやす・・・と呼ばれる、熱しやすく冷めやすいアバウトな福岡人ですから・・・。
ま、適当に、続くまで続ければいっかなーと・・・。
まあ、それはさておき、次に彼が言っていたことで、なるほど・・・と思った言葉です。
「創造とは、徹底的に真似ることから始まる」・・・と。
この点は、
囲碁の
棋聖にして、
秀策流と呼ばれる独自の境地を切り開いた
本因坊秀策も、本因坊家に入ってすぐは、徹底的に
先人の
棋譜を真似ることから始めたといいます。
スポーツでも、いくら
我流から入っても、慣れてくればくるほど
基本に近づいてくるもののようで、その意味では、
王 貞治さんの
一本足打法などというのは、
「基本を超越すると我流に至る」・・・というところでしょうか。
落合博満、イチロー、野茂といった人たちの一見、奇をてらったようなフォームというのも、決して、素人の思いつきなどではなく、血のにじむような練習の末に、基本を超越してたどり着いた境地なのでしょう。
その意味では、郷ひろみさんのこの言葉にはなるほど・・・と思い、聞き耳を立てていたのですが、彼は続けて、「僕が
アチチ~♪と歌っていたのも、オリジナルの歌を徹底的に真似して、そこから、
自分のオリジナルを作り出したんだ」・・・と。
でも、それって、結局、物真似の
範疇から出てないのでは???と思ったのは私だけ・・・(汗!)。
平太独白