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昭和を代表するコメディアン・ 植木 等 翁の死去に合掌。
親愛なるアッティクスへ

本当は昨日の続きを書かなければならないところでしょうが、今朝、起きてみたら、昭和を代表するコメディアン、植木等さんが黄泉の国へと旅立たれたとのニュースを耳にしました。
植木さんについては、過去に、平太郎独白録 「歌の文句に想いを馳せれる♪ その2 植木等 スーダラ伝説」や、平太郎独白録 「蜂須賀侯爵家にみる明治天皇の皮肉と名門の本質 前篇」平太郎独白録 「左卜全に見る人は悲しみを超越すると笑うの理の是非」などでも触れていたとおり、エノケン・ロッパの時代は知らない私としては、昭和30年代の植木等、昭和40年代の加藤茶、昭和50年代の明石家さんま・・・のこの三人は、その人気が社会現象にまでなったという点で、昭和を代表する三大コメディアンだったと思っております。
特に、植木さんは、私が物心ついた頃に大人気だった人ですので、私としても、何だか頭を垂れたくなりました。
(幼稚園の頃、祖父母とバスに乗ったら、突然、私が、「金のないやつは俺んとこへ来い~♪」と、大声で歌い出し、バスじゅうが大爆笑、祖父母赤面・・・だったとか。)

ただ、後のお二人と違い、植木さん自身は、元々、お寺の息子で、凄くまじめな人物であり、その意味で、現実虚構のギャップにずいぶん、お苦しみになったそうですね。
故、渡辺信社長から、「植木、おまえ、記者会見の時は、『酒もたばこもやりません』なんて言うんじゃないぞ。『たばこは一日50本くらい、酒もガンガンいきます』くらいのことは言ってくれ」と言われたとか。
「無責任男」の愛称は、植木さんには、少し、重荷だったのでしょうか・・・。

そういえば、絶頂だった植木さんの人気が去った頃の映像を一度、みたことがあるのですが、目が異様に卑しかった印象を持ちました。
「人間、落ち目になるとこうなるのか」と。
その後、役者として復活されたときには、まったく、そういう目はありませんでしたので、ほんのわずかな期間のことだったのでしょうが、思えば、「無責任男」というレッテルも人気があるときはまだしも、人気がなくなってからは、「軽蔑」の対象でしかなかったでしょうね。
おそらく、当時の植木さんは、誰をみても、に見えたんじゃないですか・・・。
私にも、多少、身に覚えがありますが、言っている方は、一人に言ってるだけで、それほどの悪気を感じるものではないでしょうが、会う人ごとに言われている方とすれば、うんざりもしますよ。

ちなみに、本日の福岡県地方は雲一つない快晴・・・。
春爛漫の陽気です。
今日は、ここんところしばらく忙しかったので、ずっと、歩いておりませんでしたので、久々に歩きしました。
(せっかく、改善に向かっていたお腹が・・・、元の木阿弥・・・ってやつで(笑)。

昭和を代表するコメディアン・ 植木 等 翁の死去に合掌。_e0027240_1245720.jpgで、道々、眺めると、桜の方は、多くが、まだ、一分咲き、二分咲きといったところでしたが、中に、一本だけ、正気の沙汰とは思えないほどに、今を盛りと咲き誇る・・・満開(←)のものがありました。
(元来が、花などには詳しくない無粋者・・・、深くつっこまないでください。)

他が手足を縮めているときに、一人だけ、肩を怒らして大手を振ってる姿が、何とも、傲慢に見えましたが、まあ、他に先駆けて咲こうとするやつ・・・というのは、得てして、本人にその気はなくとも、そういう目で見られてしまうものか・・・と、妙に納得してしまいました。
合掌・・・。

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by heitaroh | 2007-03-28 08:34 | 文学芸術 | Trackback(5) | Comments(10)
Tracked from あいのりオガ(小笠原大晃.. at 2007-03-28 12:54
タイトル : あいのりオガ(小笠原大晃)の情報
あいのりオガ(小笠原大晃)の情報... more
Tracked from 中野「粗忽庵」日乗 at 2007-03-28 13:12
タイトル : 天国ではまだ「お呼びでない!」我がヒーロー・植木等の死
昭和を代表するコメディアン・ 植木 等 翁の死去に合掌。... more
Tracked from ビデオ屋の日常 at 2007-03-28 17:41
タイトル : 植木さんには特別な想いがありました
昭和を代表するコメディアン・ 植木 等 翁の死去に合掌。 1960年代の高度成長に向かう日本において、人々に明るさと元気を与えてくれた植木さんの功績は大きいものだったと思います。... more
Tracked from 話題の男性芸能人 at 2007-03-28 19:56
タイトル : 植木等
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Tracked from 彩つ頃 at 2007-03-29 11:50
タイトル : 父の面影
昨日の朝、植木等さんが亡くなりました。 一番最後にテレビで見かけたのは、青島幸雄さんの告別式で 酸素の管を鼻につけた姿でした。 最近は見かけないなぁと思っていた矢先だったので、やはり体調が悪いのかと 思ったものですが、目の力は相変わらずあったので少しは安心していました。 実は、植木等さん、うちの父と良く似ているのです(顔がね) 父を知っている人はそんな事は無いと仰るかも分かりませんが、私は、子供心 にこんなに似ているのにどうしてこうも違うのかと思ったものでした。 実際の植木等さ...... more
Commented by funatoku at 2007-03-28 13:25
トラックバック有難うございました。こちらからもトラックバックしようと思ったのですが、2年以上ブログをやってて未だにやり方が分からず、リンクされていないようです。すみません。
私は年代的にはドリフ世代なんですが、植木さんへの思い入れが強いんです。
Commented by heitaroh at 2007-03-28 14:02
< funatokuさん

コメントありがとうございました。私も、年代的にはドリフ世代ですよ。
でも、同様に、植木さんへの思い入れが強いですね。
同世代ゆえでしょうか・・・。

今後ともよろしくお願いします。
Commented by イリス at 2007-03-28 22:24 x
こんばんは。
私もかなりショックでした。
5年前に90歳で他界した父の影響で、自分の世代の流行り物よりも前のものを目にする機会が多く、植木等さんの番組もそうでした。
クレージーキャッツでハナはじめさんと活躍されていた頃はテレビで見ておりました。
父よりも若く逝ってしまわれました・・・
肺気腫はかなり最後は苦しいと聞いております。合唱

へいたろーさんはタバコはお吸いになるのでしょうか??
ご自愛くださいね。
桜、こちらでも花が咲き始めましたよ。
Commented by D-KID at 2007-03-28 22:26 x
植木等さんは先日書いたばかりだったのに残念、合掌。
コメディアンよりは役者・植木等のイメージがどちらかというと僕は強いですね。ご実家がお寺ということで『無責任男』のキャッチフレーズとは真反対の性格の方で、ギャップに悩んでいたという話はよく耳にします。

事務所の売り込み方とは言え、ステレオタイプのイメージを植え付けられるのもちょっと酷な話かもしれませんね。


やはり福岡は当地・新潟と比べると暖かいようですね、こちらはやっと梅が満開になってきていますが。故郷・長崎でも桜がだいぶ咲いてきたようで、両親は週末に花見を予定しているとか(^^;
Commented by irodorukoro at 2007-03-29 11:49
はじめまして。
TBありがとうございます。
父に似ている植木等さんが亡くなられ、又父を失ったような寂しさを感じます。
戦後の暗い時代をあの明るさで導いてくださいましたよね。
植木さん本人は、虚像と現実の狭間で悩んだ事もあるようですが、
彼の実直な性格は、ちゃんと皆さん分かっていたと思います。
合掌
TBさせていただきます。
Commented by 怪w。 at 2007-03-29 12:13 x
こんにちは。。

福岡の満開の時期はまだ先のようですね。。。。

今年も西公園に花見に行こうかと思ってますw
Commented by へいたらう at 2007-03-29 16:50 x
<イリスさん

私はたばこは、基本的には吸いません。
20歳のときに、専売公社が不当に値上げしたのに抗議して、止めました(笑)。
以来、今では、ごくごくまれに、飲んだときなどに、人から進められたときに吸うくらいですね。
でも、うちの隣の人は、たばこも酒も嗜まれませんでしたが、まだまだ・・・という年で亡くなられましたよ。
うちの親父がそれをみて、「何もやらんからと言って、長生きするわけではない」とほざいておりました(笑)。
Commented by へいたらう at 2007-03-29 16:52 x
<D-KID さん

新潟は寒いですか?
私の印象では、そうまで、福岡とは違わなかったように思うんですけどね。

植木さんは、まあ、ご高齢でしたから、別段、不思議はなかったのでしょうが、たびたび、取り上げさせて頂いていただけに、一抹の寂しさを禁じ得ません。
Commented by へいたらう(管理人) at 2007-03-29 16:59 x
< irodorukoroさん

初めまして。
コメントありがとうございます。

私は、植木さんは、父には似ておりませんが、父の友人によく似ております。
若い頃は、そうでもなかったのですが、やはり、年取ってからが、笠智周さんみたいに、代表的な老人の雰囲気になってきたのでしょうね。

最後の方は、結構、皆、植木さんの実像に理解を示してくれたのでしょうが、そこにいくまでは、大変だったと思いますよ。
あの明るさは、ふつうに考えれば、あり得ない明るさだったのでしょうけどね。
Commented by へいたらう at 2007-03-29 17:01 x
<怪w。さん

桜は、今度の日曜くらいから・・・ではないでしょうか。
西公園・・・、きれいですけど、人だらけですよ。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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