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今度生まれてくるときは的ラインの仮橋にみる貴族意識。
親愛なるアッティクスへ

今度生まれてくるときは的ラインの仮橋にみる貴族意識。_e0027240_10495524.jpg遂に、が来ましたねぇ。
でも、春がきたことを紹介するニュースのときに、未だに、30年前キャンディーズ「春一番」がかかっているのも如何なものかと・・・(笑)。
ところで、先日、以前から、録りだめしていた「ラインの仮橋」という、古いフランス映画を観ました。

以前から、ある老映画ファンの方が、強く推薦されていたので、見てみたのですが、その方とは、やはり、世代的な違いもあるのでしょうね。
感動というよりは、ある意味、「楽しめる映画」でした。
戦争映画といえば、私にとっては、「二〇三高地」が思い浮かびますが、最近では、正月に見た、「硫黄島からの手紙」などとも違い、他にない、一味違う戦争映画でしたね。
第二次世界大戦下フランス人捕虜を描いた映画でありながら、戦争というものの醜悪さ、悲惨さは、そこにはなく、むしろ、どこか牧歌的でさえあるとと同時に、好対照な主人公を二人描き、それぞれを、交互に・・・、いや、平等に描いていくという手法は、斬新でしたよ。

戦争にかり出された、風采が上がらない平凡なパン屋の男を、世界なシャンソン歌手にして名優の呼び声高い、シャルル・アズナブールが演じ、(先月、福岡公演に来てたんですね。全く知りませんでした。まあ、知ってても、明らかに場違いだったでしょうが(笑)。)、一方、愛国心必勝の信念に燃え、それでいて、知的スマート洗練された、ケチのつけようのない新聞記者を、無名の新人、ジョルジュ・リピエールが演じている(私の先輩にも、一人、こういう人がいるんですよ。同じ人類とは思えない人が(笑)。「今度生まれてくるときは、ああいう人になりたい・・・」ってのが、我々の口癖でした。)という辺りにも、何か、象徴的なものを感じましたね。

もっとも、映画の中の二人は、日本で言うところの、「武士」「町民」であったように感じましたけどね。
(もちろん、私は町民です(笑)。生い立ちもあるのでしょうが、常々、田舎の名門名家であるよりも、「下町の貴族」でありたいと思っております。)

あ、ついでに言うと、石原慎太郎都知事は、「ああいうのは江戸っ子じゃない」とか、「東京向きじゃない」などと言ってましたけど、あの人って、確か、神奈川県民ですよね(笑)。
それも、神戸生まれ小樽育ちじゃありませんでしたっけ?
ま、人間の、貴族・・・じゃなかった帰属意識なんてものも、一皮むけば、こんなもんでしょうか(笑)。
                              平太独白
by heitaroh | 2007-03-23 08:45 | 文学芸術 | Trackback(1) | Comments(8)
Tracked from リアディゾン壁紙特選 at 2007-03-23 17:17
タイトル : 賛成派
リアディゾン壁紙同好会です、好き者同士研究しましょう。... more
Commented by suiryutei at 2007-03-23 16:34
初めまして。酔流亭と申します。トラックバックありがとうございました。
『ラインの仮橋』もご覧になったんですね。自分より若い方(私は1955年生まれです)からこの映画のことを聞くのは初めてです。嬉しいです。
Commented by へいたらう(管理人) at 2007-03-23 17:28 x
<suiryuteiさん

はじめまして。
コメントありがとうございました。

私は、この映画のことは、人から聞くまで、まったく知りませんでした。
老映画ファンの方から聞かなければ、おそらく、知らないまま終わったでしょうね。
これからも、よろしく、ご指導ください。
Commented by D-KID at 2007-03-23 23:41 x
>キャンディーズの『春一番』
そうそう、必ず今の時期特に昼のラジオ番組でかけますよね。
んで『春一番が来ました』とかニュースでやると、『元気ですかー?!』と芸人・春一番がやるA・猪木のマネしてボケたりとか(^^;


さぁ春といえば、明日はいよいよパ・リーグ開幕戦!
我らがホークスは2003年優勝時に匹敵するであろう戦力で、ペナントレースの覇権を奪回することを祈ります!!(と、無理矢理引っ張る)
Commented by heitaroh at 2007-03-24 12:05
<D-KID さん

今から、開幕戦をテレビ観戦しなくてはなりませんので、焦っています(笑)。
昨日、ホークスの主力選手の対談があってましたが、今年は本当に楽しみですよ。
Commented by D-KID at 2007-03-24 13:01 x
<へいたらうサン

当方は地上波中継はありませんので、若干のディレイでYahoo!動画の観戦です(^^)
Commented by へいたらう at 2007-03-24 17:55 x
<D-KID さん

負けちゃいましたね。
まあ、明日勝てばいいかと・・・。

でも、色々と問題点も見えましたね。
Commented by D-KID at 2007-03-24 22:08 x
<へいたらうサン

何だか『交換日記』の様相を呈してきて、ブログの本題から外れたカキコでスミマセン(^^;まぁそれでも色々と仰って下さって、ありがたい限りです。

当初はホークスが横綱相撲をするものだと多寡を括っていましたが、よもやのがっぷり四つ相撲の末『土俵中央の上手投げ』で敗れた感がありました。
仰せの様に問題点見えましたね、やってみて初めて分かるというか。
個人的には“イイ人”ブキャナン選手の2安打と多村選手の3安打2発がせめてもの収穫か、と。
Commented by へいたらう at 2007-03-26 13:55 x
<D-KID さん

いえいえ、どうぞ、お気遣いなく。
どうせ、誰も見てませんから(笑)。

私は、開幕二試合を見た限りで、やはり、私が懸念していた通りの結果が出たなと思っています。
詳しくは、明日の記事にしますので、乞うご期待(笑)。
<< 踊り場で踊る日本経済と星の流れ... 左卜全に見る人は悲しみを超越す... >>


国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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