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元KGB職員暗殺にみる、なぜ放射能なのかについての考察。
親愛なるアッティクスへ

先般、元ロシア連邦保安庁中佐 アレクサンドル・リトビネンコ氏が放射性物質ポロニウム210を摂取して変死した事件をめぐり、英当局元KGB職員 アンドレイ・ルゴボイ氏を容疑者とみて、近くロシア側身柄引き渡しを求めるという報道が為された。
これに対し、ロシア当局引き渡し拒否を示唆したことから、改めて英露間の外交摩擦に発展しかねない事態になる・・・ことが懸念されたが、その後、この問題は音沙汰無しになっているようだ。

だが、この事件、そもそも、彼はなぜ、「放射能」などという、極めて、分かり易い死に方をしなければならなかったのだろうか。
同じ毒を盛るにしても、今では、毒素検出されない毒もあるというのに・・・。
それなのに、放射能という、日常生活で、体内に取り込まれることは、まず、有り得ないような死に方である。
どう考えても、国家の情報機関クラスが絡むのであれば、あまりにも、分かり易すぎると・・・。
かといって、放射能なんて物、一般人の手に簡単にはいるモノでもないし、日常に溢れている物でもない・・・。
つまり、「暗殺しましたよ!」と宣言するような殺し方なのである。

この点は、以前、平太郎独白録 「ケネディ暗殺の真犯人!」の中でも述べたことだが、ケネディも、なぜ、暗殺と言うことが疑いようもない、「狙撃」という方法で暗殺されねばならなかったのだろうか・・・である。
ケネディのときも、ケネディが邪魔・・・というのなら、上述のように、毒殺という、もっと、暗殺か自然死かわからない方法があったのではないだろうか。
今日でも、アレクサンドロス大王ナポレオンのように、暗殺説病死説が入り交じるような死に方は決して珍しくないのである。

ここで、よく、比較されるのが、ダイアナ妃死の真相である。
ダイアナ妃という人は、実は、私とは1ヶ月違いのまったくの同級生である。
と言っても、同じ人類とは言えないほどに違いすぎる人なので、あまり、同年意識はない。(ていうか、でかすぎて・・・。)
おそらく、向こうにもなかったであろう。(←お願いだから、ここ、笑ってね(笑)。)

彼女の死因については、昨年、再調査の結果、事故死であったと発表されたが、それに対して、色々と疑惑の念を持つ人も少なくないようだ。
では、殺されたとするならば、リトビネンコ氏と同様に、「なぜ、彼女は事故死という形で、殺されねばならなかったのか」・・・である。
テレビを見ていると、前もって、車のエンジンルームに、スイッチ一つで、ハンドルが利かなくなる装置が付けられており、トンネル内で強烈な光りを浴びせかけ、目が見えなくなったところで、そのスイッチを押した・・・などということも言っていたが、果たして、それは現実的なことなのかと・・・。

私に言わせれば、車にそこまでの仕掛けが出来る連中なら、もっと、病死自然死に見せかけて殺すことも出来たのではないだろうか・・・と。
妊娠していたから、遺体を調べられては困る・・・という説もあるようだが、それにしては、遺体の状況は実に中途半端である。
十分に、解剖して、妊娠の事実を確認することが出来る状態だっただろうし、虚偽の発表をするのなら、別に病死でも良かったのではないか・・・。

以前、何か、CIA関連の話で、「難しいのは殺すことではない。殺した後の、死体の処理だ」という話を聞いたことがある。
また、「プロは、死体の処理の仕方を決めてから殺す」とも。
そう考えれば、彼らの死が、「犯人は誰なのか」を考える前に、「なぜ、放射能なのか」、「なぜ、狙撃だったのか」、「なぜ、事故死なのか」・・・という、「死に方のなぜ・・・」についても考えてみると、また、違う事実が見えてくるのかもしれない・・・。

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by heitaroh | 2007-02-08 08:36 | 国際問題 | Trackback | Comments(4)
Commented by D-KID at 2007-02-08 22:41 x
そういえばこの事件、英国vsロシアの外交問題に発展し「すわ、国交断絶かっ?!」ぐらいの勢いを個人的に抱いたのですが、いつの間にかフェードアウトしちゃいましたねぇ。
仰るように「殺した後の処理」という意味で行けば、何故に後腐れが残る放射能を浴びさせての暗殺?だったんでしょうか。

ひょっとしたらリトビネンコ氏の周囲にいる人物に対する警告を含んだもの、だったとか?



へいたらうサンへ
新潟へ移る事になりました、落ち着いたらまた遊びに来ますので宜しくお願いします。
かの地も暖冬とは無縁と言い切れず、平地だと全く雪を見かけませんでした(^^;
Commented by へいたらう at 2007-02-09 11:33 x
<D-KID さん

そうですね。
私も、その線が濃いと思います。

イギリスもEUも、最近では、ロシアの資源外交の前に腰砕けですから。
あるいは、ロシアとしては、そこまで、見越して、敢えて、ケンカを売るような殺し方をしたのかも。

新潟ですか。
昔ほどは雪が降らなくなったと聞きましたが、私が行ったときは、大雪でした(笑)。
でも、酒も魚もおいしいし、下手なところにいるよりも、いいんじゃないですか。
心機一転、がんばってください。
Commented by itsumohappy at 2007-02-10 21:45
その昔は、傘に毒を仕掛け、ターゲットの足にわざとぶつけて殺したKGBもいたようですねー
「死体の処理」はどうも大事なようですね。思ったより死体が重くて困ってばらばらに・・なんて事件が最近もありましたし。

ダイアナ妃が亡くなったときは悲しかったです。結婚式を中継で見たときは、後々あんなことになろうとは夢にも思いませんでした。
Commented by へいたらう(管理人) at 2007-02-11 09:27 x
<itsumohappyさん

初めまして。コメントありがとうございます。

そうですね。
まさしく、そういう事件が起きたばかりでしたね。
子供でも、起きているときはいいけど、一旦、寝ると、急に重くなると言いますから、遺体というのは、大の男でも、簡単には持ち運びできないのかもしれません。
やったことないのでわかりませんが(笑)。

ダイアナ妃のときも、確かに、ああいう話になるとは思いませんでした。
まあ、悲劇性が高いと、後々、ああいうことを言われるのかもしれませんが・・・。

ロシアについて、お詳しいようですね。
私も、現代のロシアには、ある意味、非常に興味を持っています。
睨んでいるのか、笑っているのか・・・。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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