人気ブログランキング |


実体験に照らしたデノミ賛成論。
親愛なるアッティクスへ

私はデノミに関しては賛成論者である。
「デノミなどしなくても、実生活には何の影響もない。混乱をもたらすだけ余計な物だ」と仰る向きもお有りかもしれないが、私がそう思うのは、生活レベルの話ではない。
基軸通貨であるドルを初めとする世界の主要通貨に対して、日本のだけが単位が100倍も違えば、政府や企業の実務担当者の負担が大変だろうと思うからである。
この点では、私には実体験がある。

e0027240_8405747.jpg以前、日系二世の遠縁の親戚が来日した際、福岡市内見物に連れて行ったことがある。
すると、車窓に広がる光景を見て、「この辺で土地って大体、いくらくらいなの?」と聞かれた。
「大体、坪100万くらいだね」と答えたが、すると、相手は、「ツボ?」と言う。
あ、そうかと思い、相手にわかるように伝えようとしたが、これが大変な難事業なのである。
まず、日本は「百万円」、「一千万円」という具合に万円単位だが、アメリカ千円単位であるから、万円を千円単位に直さなければならない。
「100万」「ワン・サウザンド・サウザンド」という具合に。
次に、に直す。
それから、㎡を平方ヤードに直す。

(ていうか、アメリカの面積の単位って、何?それって、いくらで換算?・・・と。)
そこで終わりではない。
それから、その上で、今度は、ドルと円を、直近の為替レートで変換しなければならないのである。

日本の不動産を外国人に販売するのが、如何に大変なことかがおわかり頂けると思う。
それほどではないにしても、官庁や企業の為替実務担当者は、毎度、この不便さを味わっているわけで、いくら慣れているとはいえ、混乱することもあるのではないか?
いや、取扱量が多いからこそ、彼らの負担を少しでも軽減してやらねばならないのではないかと思う。

「実務担当者の負担」という点だけでは、国民の理解は得られにくいというのが現実だろう。
その上、おまけに、「デノミとは極秘に進めなければならないもの」・・・ということもあれば、その辺を考えたらば、実際には、実施は極めて難しいのだろうと思われる。

しかし、庶民レベルで考えてみれば、商売仲間と、一人だけ、単位が違っていれば、不便で仕方がないわけで、一般の商取引であれば統一しようという動きになるのではないか。
                                平太独白
by heitaroh | 2007-01-26 08:37 | 経済・マネジメント | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : https://heitaroh.exblog.jp/tb/5017057
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by D-KID at 2007-01-26 21:16 x
むむむ…

この件については、政府もしくは貿易量が多い企業について対米(もしくは対外)的に実務面での煩雑さを解消するためにデノミ政策を行うのは是、ということでいいんでしょうか?
まぁそう言われると、例えば実体験ですがドルやユーロ、ポンドで取引している品物に対し逐一円換算して売値を算出するのがメンドー臭い時もありますので、そういう気持ちが起こるのも分かります。

そういう意味でも統一貨幣を創ってきたEU圏の国々の努力は大したモンですよネェ←偉そうに…(^^;
Commented by heitaroh at 2007-01-27 14:49
<D-KID さん

統一通貨というのは、良い面も悪い面もあるように思います。
例えば、日本国内においても、1東京円と1福岡円は、本来、為替レートを設けてもいいくらいに違うと思います。
ましてや、EUにおいても、ユーロを維持するのには、痛みが伴う人たちもいると思いますよ。

要は、それでも、統一通貨を維持しようとする国民の意思次第でしょうね。
私が申し上げたかったのは、通貨を統一するのではなく、桁を統一したほうがいい・・・ということでした。
<< 関門海峡からこちら側の世界、福... 「羅生門」にみる黒澤明と芥川龍... >>


国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
ライフログ
最新のコメント
> sakanoueno..
by heitaroh at 11:39
今回に限らず、あの番組で..
by sakanoueno-kumo at 17:22
> sakanoueno..
by heitaroh at 14:02
岡城、一度行きたいんです..
by sakanoueno-kumo at 09:41
> sakanoueno..
by heitaroh at 09:41
「離合」、初めて聞きました!
by sakanoueno-kumo at 09:26
>とがわさん 大橋..
by heitaroh at 12:11
大橋武夫氏の名言に惹かれ..
by とがわ at 11:58
> sakanoueno..
by heitaroh at 16:59
号外いいなぁ! 私は住..
by sakanoueno-kumo at 21:18
> sakanoueno..
by heitaroh at 11:00
> sakanoueno..
by heitaroh at 10:57
「健安」はやめちゃたんで..
by sakanoueno-kumo at 21:02
無事是名馬、おっしゃると..
by sakanoueno-kumo at 20:59
> sakanoueno..
by heitaroh at 10:55
検索
タグ
(65)
(54)
(54)
(51)
(50)
(46)
(42)
(41)
(41)
(36)
(32)
(31)
(31)
(30)
(29)
(28)
(26)
(26)
(25)
(25)
(24)
(24)
(24)
(24)
(24)
(23)
(21)
(21)
(21)
(21)
(20)
(20)
(19)
(18)
(18)
(18)
(17)
(16)
(16)
(16)
(16)
(16)
(15)
(15)
(14)
(14)
(14)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(12)
(12)
(12)
(12)
(11)
(11)
(11)
(11)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
カテゴリ
以前の記事
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
最新のトラックバック
太平記を歩く。 その69..
from 坂の上のサインボード
太平記を歩く。 その68..
from 坂の上のサインボード
八犬傳(上・下)
from 天竺堂の本棚
2016年NHK大河ドラ..
from <徳島早苗の間>
明治日本の産業革命遺産の..
from 坂の上のサインボード
フォロー中のブログ
ブログパーツ
  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧