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博多駅前史 その20 博多駅地区区画整理想い出編 Ⅶ
親愛なるアッティクスへ

つらつらと述べて参りました自己満足シリーズ、博多駅前史ですが、奇しくも、年の終わりの土曜日であり、また、20回目というきりの良さからも、とりあえず、ここで、打ち止めにしたいと思います。

で、その博多駅前地区土地区画整理によって、大きく変わった物に道路がありました。
区画整理での換地処分直後は、まだ、アスファルトも敷説されてなく、しばらくは、砂利道でした。
当時、自転車で、その砂利道を走るとハンドルを取られて、すぐに転んでましたが、転ぶと、当然、下は尖った砂利ですからケガだらけになってましたね。

博多駅前史 その20 博多駅地区区画整理想い出編 Ⅶ_e0027240_15143842.jpgさらに、昭和44年、実は、私、小学校二年のとき、その通学途中、区画整理によって新たに出来た大通りを渡っていて、タクシーにはねられました。
当時は、信号自体はもう、付いていたのですが、早朝は、節電の為か、信号灯りはともっていませんで、おまけに、朝、博多駅に客を拾いに向かうタクシーは、我先にと急いでいたようで、歩行者が立っていたからと言って、止まって、渡らせてくれたり・・・というのは少なかったです。
ところが、子供というのは、さすがに、順応性が早いというか、強引に渡ったら車の方が止まる・・・ということを学習したんですね。
だから、我々は、車が来ていても、「車の方が止まるさ」と言って、平然と渡ってましたよ。

ところが、ある日、私に気づかなかったタクシーがドカン・・・・。
あっ!と思ったら、見事に宙に舞って、地面にドスン・・・。
息が出来なかったのは覚えていますね。

で、私はそのまま、病院に担ぎ込まれたのですが、幸運にか、あるいは、咄嗟に自分でそうしたのかはわかりませんが、直接当たったところが、ちょうど、ランドセルでして、つまり、ランドセルがクッションの役目を果たしたおかげで、その後、意外に後遺症などもなく済んだのですが、この事件は、後日、聞いたところでは、単なる小学生の一事故ではすまなかったようです。
(でも、この頃を境にして、優秀だった私の成績は、見事に凋落の一途を辿りましたので、私としては、この際とばかり、成績低下は、すべて事故のせい・・・ということで(笑)。)

まず、慌てたタクシーの運転手さんが、私を抱いて、病院に駆け込んだようですが、一緒にいた友達が、そのまま戻って、うちに、私がはねられたことを告げたようですが、うちの両親としては、まず、私がどこに連れて行かれたかがわからない。
で、どこからか、相手が地場の鉄道会社が運営する西鉄タクシーだったということがわかったようで、当時、西鉄(西日本鉄道)に勤めていた私の伯父に電話をしたところ、伯父さんが駆けつけてきてくれたようですが、うちの隣の自治会長さんが、駆けつけてきた私の伯父を、西鉄の人間ということで、(伯父と知らず)こっぴどく絞り上げたようで、さらに、早朝とは言え、小学生が通学する時間に信号が付いてなかったということが問題になったようで、それから、福岡(日本?)の信号は24時間付くようになったのだそうです。
ちなみに、それから、35年後、うちの次男が車にはねられ、それ以来、そこにも信号が付くようになりました。
当家は二代に渡って、体を張って、日本の信号に明かりをともしたということで、日本信号史に名を刻んだということでご理解ください(笑)。

でも、そんなこんなで出来た現在の博多駅前の道路ですが、区画整理から、早、40年・・・。
当時とは、自動車保有台数交通量も比べものにならないほどに多くなっており、また、人々の考え方も当時とは違ってきており、様々な部分で不都合が出てきているように思えます。
実際、向こう岸へ渡るのに横断歩道がないところもあり、そういうところは、おそらく、皆、地下道を通っていくということを前提にしていたと思われますが、現在では、わざわざ、下に降りるのが面倒くさいと言う人もおります。
また、小さな信号が幾つも連なっているところもあり、おまけに信号同士の連携もよろしくなく、一度に渡り切れればいいのですが、一つ渡ると、次の信号は赤信号・・・の繰り返しという融通の利かなさで、その都度、ストップしなければならないと言うところもあります。
スクランブル交差点の導入も含め、一度、駅前の道路行政を見直さねばならない時期に来ていると思います。

という、提言でこの博多駅前史の稿を締めさせて頂きます。
お付き合い感謝!
                            平太独白
by heitaroh | 2006-12-30 17:09 | 地域 | Trackback(2) | Comments(2)
Tracked from 墓の中からコンニチワ at 2006-12-31 10:57
タイトル : 十大ニュース
今年の十大ニュース 1.70歳まで生きたこと 中学生時代まで、私の周囲に70歳を超えた老人は見掛けなかった。だからヒトは60歳代までには死ぬものだと思っていた。 しかし父が89歳、母が90歳まで生きたので自分も80歳くらいまでは生きそうだと思い始めた。 そこで4年前に念願のブルドッグを飼うことにした。 私が80歳になると、ブルドッグは14歳。こうなるとブルドッグとの競争だ。 2.セガレが離婚したこと 5年前、近くの駅前の居酒屋で一杯やらないかとセガレが言ってきた。妻と一緒に出向く...... more
Tracked from 墓の中からコンニチワ at 2007-01-04 10:47
タイトル : 新年大予想
元旦から飛ばしたので1月5日締め切り分が終わりました。 そこで臆病かつ不真面目な大予想。 1.予算成立前に大臣のスキャンダルがもう二件発覚し、安倍政権が崩壊する。 大臣のスキャンダルはもう表面化している。野党は相変わらず小学生並みのことしか言わないが自民党内と元自民党が待ってましたと騒ぎ立て、結局はバラバラに割れたまま多党連立臨時政府の下で衆参同時選挙。公明が第一党にはなるが過半数になるはずがない。かくして世界有数の経済大国が迷走し始める。 2.懸案の法案、問題は全部そのまんま。 企...... more
Commented by 博多音成り屋 ミコ at 2009-02-27 03:16 x
初めまして!!(じゃないかもですが・・・・)
アタシ「博多音成り屋」と言いますLIVE BARをしてますミコと言います。
池田さんは36年生まれなんですね。
アタシは37年生まれに1つ下です。
sirokin先輩が言われてました様に東住吉小学校卒業です!!
旧姓「隈」と言います。瑞穂町に住んでました。
祖父は「隈産業」と言う砕石会社をしていました。
中学は福岡女学院に行きましたが、中学までは「瑞穂交差点」がアタシの自宅でした。
お友達が「東領団地」や「県営住宅」に住んでいたので、よく遊びに行きましたよ。
懐かしくて長々と書いてしまいました。
また覗かせていただきます・・・・・
御身体に気を付けて頑張ってくださいませ!!先輩!!
Commented by heitaroh at 2009-02-27 13:24
<博多音成り屋 ミコ さん

初めまして・・・ですかね。
何か、どこかで聞いたような・・・(笑)。

さすがに学年が違うと、あの過疎の学校でもわかりませんが、色々と聞き覚えがあるコトバが並んでいるような(笑)。

たまたま、昨日飲んだ連中が1人はボーカリスト、もう1人は大楠人ですので、そのうち、覗かせて頂きますね。
色々と書きたいことはあるのですが、本日、激二日酔い・・・ということで、これにて失礼!(涙)。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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