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投手の打撃
親愛なるアッティクスへ

昔は、旧暦の戌(イヌ)の日「こたつ開き」の日と呼んでいたそうですね。
で、それを新暦に直すと、今年は11月30日がそれに当たるのだとか。
昔は、12月は完全な真冬だったように記憶していたのですが、やはり、昔から、12月は、やっと、こたつを出してくる程度の冬、つまり、初冬だったんですね。

ところで、私は今のプロ野球でパ・リーグが取り入れている指名打者制というのはあまり、好きではありません。
なぜなら、投手の打撃というものに興味があるからです。

かつて、野茂英雄投手がまだ、近鉄球団に在籍していた頃の1991年
この年の、オールスター第2戦で打席に立った西武ライオンズ秋山幸二選手が、右目自打球を当て負傷退場したとき、パ・リーグは野手を使い切っており、やむなく、代打に野茂を指名しましたが、このとき、野茂は「冗談じゃないよ!」という顔を露骨にし、渋りながらも、指名されたことで、渋々、打席に立ったのですが、打席に立つとは形ばかりで、ホームベースから最も遠いところ、つまり、バッターボックスの一番端っこに立ち、さっさと投げてくれと言わんばかりに、見送りで三振し、チェンジになったことがあります。
(その後、変わって、レフトの守備に入ったのが当時西武の工藤公康投手でした。)

野茂投手と言えば、今のメジャーリーグ挑戦の道を拓いた先駆者ですが、彼は、メジャーリーグでは、あまり、打撃は得意ではないといいながらも、ホームランを打ったりしてますよね。
オールスターゲームでは、あれほど、嫌な顔をしたのに・・・。
彼のプロ意識と言えば、そう言えるのかもしれませんが、いくら、秋山選手がケガをするなど、縁起が悪い打席だったとは言え、やはり、このときのこの姿勢というのは、私には寂しいものに映りましたね。
アウトになって当たり前・・・の打席なんですから、一発狙うくらいのことはやって欲しかった・・・。

で、かつて、投手の中には、野手顔負けの打撃をする人がいましたよね。
自ら、ノーヒットノーランをやって、三打席連続ホームランを放った巨人の堀内恒夫投手。
延長10回ノーヒットノーランをやって、自らサヨナラホームランで締めくくった阪神時代の江夏豊投手。
シーズンに5本もホームランを打った大洋、平松政次投手。
日本シリーズでサヨナラホームランを放った西鉄、稲尾和久投手。
「野手はただ、守っていてくれればいい」と言い放った同じく西鉄、池永正明投手。
代打での2本塁打を含む通算38本塁打投手の本塁打記録を持つ金田正一投手。
他にも、星野仙一、東尾収、鈴木啓示、金田留広、米田哲也、江川卓・・・etc。
皆、打者としても、結構な強打者でしたよ。

投手の打撃_e0027240_10445714.jpg(←平和台球場ホームベースに上述した稲尾和久投手がサインしたものだそうです。「鉄腕一代」と書いてあります。)

その意味で、今の、松坂大輔投手や福岡ソフトバンク斉藤和巳投手(コーチ)なども、素晴らしい打撃センスを持っているようですが、あいにく、指名打者制の為に打席に立つ姿を見ることが出来ません。

下手な代打よりも打つかもしれないんですけどね(笑)。
                              平太独白
by heitaroh | 2006-12-08 08:42 | スポーツ | Trackback(2) | Comments(4)
Tracked from 墓の中からコンニチワ at 2006-12-08 15:13
タイトル : ラグビーシーズン
桑田はまだ決まっていないようだが、メージャーリーグの日本人選手がまた増える。今年は松井秀喜が休んでしまってチョット淋しかったが斉藤が頑張ってくれた。来年が楽しみだ。今からワクワクしている。 繰り返し言うように、あの騒音がある限りプロ野球選手のメジャーへの流出は続く。井川だって静寂の中で考え、キャッチャーとサイン交換をして投球に入りたいと思い続けていたに違いない。 ベースボールが休みの間、NHKはアメリカフットボールを放送している。ベースボールのようにリアルタイムではなく、夕方6時過ぎからというのが...... more
Tracked from 生活のキーワード at 2006-12-15 00:48
タイトル : 松坂大輔、6年で約61億円
ポスティングシステムで交渉権を獲得したボストンレッドソックスと約1ヶ月に渡る交渉を続けていた松坂大輔が6年間約61億円と言う金額で合意に達した。... more
Commented by Count_Basie_Band at 2006-12-09 14:50
1人忘れちゃいませんか。
南海ホークスの「別所昭」。
ダブルヘッダーでは第一試合で完投し、第二試合では外野で5番。
Commented by へいたらう at 2006-12-09 17:11 x
>Count_Basie_Bandさん

恐れ入ります。
さすがに、別所毅彦と改名する前の別所さんはまだ、生まれる遙か前でしたので・・・(笑)。

日本プロ野球も、戦時中などは、藤村富美男さんなどは、逆に人材不足から投手をやっていたと言う話も聞いておりますから、別所さんの話も、その延長線上でしょうか。
南海時代であれば、戦後間もない復興期だったでしょうから。
Commented by tokkey_0524zet at 2006-12-11 10:47
現在大リーグ移籍が取り沙汰されている巨人の桑田真澄投手も〝強打者〟でしたね^^。

清峰高校出身の古川秀一投手、日本文理大のエースとして活躍中で順調に行けばプロに行くかも知れないんですが、パリーグに行ったらあの〝打つ気が無い様に見えて打ってしまう〟バッティングが見られなくなりそうでちょっと勿体無い気がします(交流戦では見られるかな)。
Commented by へいたらう at 2006-12-11 12:02 x
<tokkey_0524zetさん

そうでしたね。
桑田は、確か、マイバットまで持ってたとか聞きましたが、今のプロ野球の投手でマイバットを持っていると言うことがニュースになるというのもいかがなものかと。

プロにはいるような連中は、多かれ少なかれ、高校時代はエースで強打者ですから(笑)。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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