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初体験!ピアノ・ソロに想うニューヨークのため息の限界。
親愛なるアッティクスへ

e0027240_15312181.jpg先日の日曜、知人から誘われていたこともあり、生まれて初めて、ピアノソロ・リサイタルなるものに行ってきました。
その音色の美しさから「ピアノの画家」とも形容される加古 隆という人物のものだったのですが、この人は、映画、「阿弥陀堂だより」(2002年)や「博士の愛した数式」(2006年)などの映画で、音楽を手がけられた方だそうですが、私はそれらの作品は見ても居ないし、当然、まったく知りませんでした。
どうにも私は、「血が流れない映画」には興味が湧かない人間でして(笑)。
(「阿弥陀堂だより」に関しては、以前、知己より、「大変良い映画だ」ということを聞きましたので、いずれ見ようと思って録画しておいたのですが、機械がぶっ壊れまして、結局、見ておりません。)

で、それがなぜ、知人に誘われたからとは言え、思い立ったかというと、加古 隆という人は、1995年にNHKで放送された(もう、一昔前なんですね・・・(汗)。)NHKスペシャル『映像の世紀』でのテーマ曲「パリは燃えているか」を手がけられた方だと聞いたからでした。
この曲だけは、まあ、映像ということもあったのでしょうが、それなりに印象に残っておりました。

で、まあ、感想というよりも結論から言うならば、やはり、私は門外漢だったようです(笑)。
酒が入っていたら、間違いなく、寝ただろうなと・・・(失礼!)。
ただ、初めてでしたから、それなりに、新鮮ではありましたよ。
私がまず思ったのは、アンコールなんかはどうするのかな・・・ってことでした。
普通のコンサートのように、「アンコール!アンコール!」合唱する雰囲気ではなかったし・・・。
そしたら、ピアニストが舞台袖に引っ込んでも、聴衆は声を一切出さずに拍手だけをし続けるんですね。
そしたら、また、出てくると・・・。
なるほどと・・・。

次に、曲が終わって、最後に挨拶をしているときに、「相の手」を入れるときなどは、小さな声で「見てますよぉ」なんて風に言うんですね。
小さなホールですし、シーンと静まりかえっているから、それでちゃんと聞こえると・・・。
なるほどと・・・。
でも、演奏中には入場出来ない、席にも着けない・・・のであれば、もっと、暗闇でも見えるように、席の番号を蛍光ペンで書くとか、入場前に、「あなたの席は前から何列目のどの辺りです」ってことくらい、ちゃんと教えろと言いたかったです。
真っ暗なのに、「早く席について下さい」とだけ言われ・・・。
とりあえず、この辺かな・・・ということで座って、当たってたから良かったけど、「ここ、私の席です」なんて他の人に言われたら、休憩で明るくなるまで席はわからないわけで・・・。
「うろうろしないで下さい」なんて言われた日にゃあ、係の兄ちゃん、怒鳴りあげてましたよ。

でも、見てるうちに、ふと、思いましたけど、この人たちも大変だよなーと・・・。
人間なんだから、体調の良いときもあれば、悪いときもあるんだろうし・・・と。
があって、意識朦朧としてても、その日のコンサートは、きちんとこなさなきゃならないんだろうし・・・。
スポーツ選手などと違って、割と年とってもやることはやれるんだろうけど、あと何年、あの指の動きが出来るのかなーなどと考えているうちに、去年だったか、ヘレン・メリルのステージをブルーノート福岡へ見に行ったときのことを思い出してしまいました。
あの世界中を魅了した妖艶な歌声を期待して行ったのですが、かつての「ニューヨークのため息」も、御年76歳・・・。
大変失礼ながら、寄る年波には勝てず・・・でしたね。
かなり、足元もおぼつかない様子でしたし、何より、声量が・・・。

加古さんも、ただ、演奏すると言うだけなら、ともかく、「ピアノの画家」と呼ばれるほどの指先の動きがあと何年出来るのか・・・と思った次第でした。
まあ、名演奏を聴いている最中に、こんなことを考えるやつにゃあ、所詮、文化って物は縁がないってことでやしょう・・・。

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by heitaroh | 2006-11-28 01:22 | 文学芸術 | Trackback | Comments(0)
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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