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バルトの楽園その10 国境というもの 
親愛なるアッティクスへ

以前から、度々、取り上げております大著、「板東俘虜収容所―日独戦争と在日ドイツ俘虜」の中で「国境」という概念について触れてありました。
まずは、同書曰く、
「国境というものはときに情勢によって移動します。(中略)
あのエルザス・ロートリンゲン (現仏領、アルザス・ロレーヌ)だけを考えてみましても、普仏戦争(明治3年(1870)~)でドイツ領。ドイツ語国語になります。
第一次大戦のときフランス領に戻ります。フランス語国語になります。
第二次大戦ヒットラーが占領いたします。ドイツ語国語になります。
第二次大戦フランス領に戻ります。今度またフランス語が国語です。
一人の人間が生涯の間でドイツ語、フランス語が国語になったり、なくなったり……」と。

確かに、四囲を海に囲まれている日本人には、知識の上ではわかってはいても、こういう、陸続きの国境というのは神代の昔からあまり縁がないな・・・と思われるかも知れません。
が、実は、日本も陸続きの国境があった時期があります。
それが、サハリン(樺太)北緯50度線です。
日露戦争後のポーツマス講和条約でサハリンの南半分が日本の領土となり、第二次大戦後で失くなるまで、国境として、存在していました。
元横綱・大鵬などは、少年の頃、このサハリンから、命からがら逃げ帰った一人だそうで、氏の回顧録によると、ソ連軍は、引き揚げの日本船を片っ端から砲撃し、少なからぬ犠牲者が出たとか・・・。

一方で、この陸続きの国境を利用したのが、有名な、昭和13年(1938年)の女優・岡田嘉子亡命逃避行です。
思いを寄せる杉本良吉と二人で、この国境を越えて、モスクワ亡命したことは、当時の日本人をも大きく驚かせたようです。
おそらく、皆、国境という物は海の真ん中赤い線が引かれているものだ・・・という認識だったのではないでしょうか(笑)。
日本人には亡命という選択肢自体、あまり、馴染みがあるものだったようには思えませんが、なるほど、逆に言えば、亡命という発想自体、陸続きの国境であればこそ、生まれてくるものなのかも知れません。
白村江の戦いの後、防衛の為に、対馬に連れて行かれた防人を例に挙げれば、わかりやすいでしょうか・・・。
国境のどちら側か・・・などと、そういう問題ではないという・・・(笑)。
                                平太独白
by heitaroh | 2006-11-16 08:08 | 歴史 | Trackback(1) | Comments(0)
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タイトル : 藤原紀香、陣内智則と結婚に向けて・・・☆
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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