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教員免許更新制導入論議に対する教育の是非。
親愛なるアッティクスへ

教員免許更新制導入論議に対する教育の是非。_e0027240_11362363.jpgここ最近、鬱々として楽しまざる事がありましたので、思い切って、「自分にご褒美」みたいな感じで、結構な昼飯を食いに行きました(笑)。
おかげで、今日はそこら辺の弁当か何かで我慢・・・です。

ところで、安倍政権は、首相の私的諮問機関「教育再生会議」の設置を決定しておりましたが、先日、そのメンバーが決まったというニュースを耳にしました。

まあ、はっきり言って、顔ぶれになどは興味がないのですが、主に、学習指導要領の見直し、教員免許の更新制度、学校・教員の部外評価制度、全国的な学力調査の実施、学校選択制、大学入学時期の見直しと社会奉仕活動の義務づけ、教育バウチャー(利用券)制度などが、議論されると聞いております。

元々、教育という点では、私の考えは、平太郎独白録 「学年不要論」や、平太郎独白録 「学問とは志であり、学校制度は日本にはなじまない。」などで述べたとおりですが、いずれにしても、少しでもいい方向に進んでくれればと思っております。
ただ、これら教育再生会議の討議事項の中で、一点だけ、「ん?」と思ったのが、「教員免許の更新制度」でした。

先般より、姉歯建築士の構造計算偽造に端を発し、世間を騒がせた「耐震偽造」問題以来、一級建築士などにも免許の更新制度が導入されるそうですが、まあ、こういった建築士などを始め、日々、新しい技術が出てきている業界は、まあ、こういう更新制度というものもありなのかな・・・とは思います。

その意味では、真っ先に、更新制度導入の対象になってもおかしくないと思われるのが医師免許でしょう。
しかし、今、医師不足は深刻な問題となってきており、現段階で医師免許にも更新制度を導入することは、決して、現実的だとはいえないと思います。
まあ、だからこそ、医療制度改革というものが、なかなか、進まない一因になっているのでしょうが。

で、思うのが、古代ローマ共和制から帝政へと移行する道を拓いた、英雄、ユリウス=カエサルですが、彼は自らが権力を握ると、元老院議員の議席を増やし、征服したばかりの属州の族長などを元老院議員に登用するなどの様々な、改革に取り組みましたが、その中の一つに、「医師教師には、無条件でローマ市民権を与える」・・・というものがありました。
つまり、「医師と教師」というのは、時代は変わっても、国家にとっては、それほどまでして、量を確保しなければならない存在・・・ということなのではないでしょうか?

となれば、更新制度を導入するという点では、教員もまた、一考を要するのではないかと思った次第です。
大学のような、最先端の知識が求められるところは別としても、指導教材の変更で十分に対応出来る小中高などの教員免許も更新制度を設けるのでしょうか?
もし、これが導入されれば、まあ、更新のレベルにもよるのでしょうが、実際に、いじめ校内暴力などの学業以外のことに対処しなければならない教員に対し、もの凄い負担になりますよね。
実際には、教員は順番待ち・・・というくらい、数が多いといいますから、いきなり、医師免許と同じように考える必要はないとは思いますが、将来的に見て、「量の確保」という点では如何なものかと思った次第です・・・。

ちなみに、うちの子供が通っている市立小学校へは、私は殆ど行ったことが・・・、ていうか、行かせてもらったことがないのですが、なぜかというと、妻曰く、私が行くと、すぐにケンカになる・・・からだそうです。
以前、一度、ちらっと話を聞いたときには、厳しく叱る先生が、一度、担任を外れた後に、また、戻ってくるということになったときに、父兄の中には、「あの先生には戻ってきて欲しくない。子供が学校に行きたくないと言い出した」といって、反対した人がいたそうです。
私的には、子供が悪いことして、先生が叱るのは当たり前のことだと思います。
私だって、そりゃあ、毎日のように先生から・・・、あ、いえ、何でもないです(笑)。

問題は、価値観の相違だと思うんですよ。
つまり、そういう、「うちの子に手を挙げるなんて!」って親は、そういう価値観を持った人ばかりの学校に行かせるべきだと思うんです。
今のように、日本人全体の価値観が多様化してきた時代に、一律に住民票でその区域の公立学校に行かせるから、とかく、問題が起きる。
もっと、柔軟に、「こちらではあわないみたいだから、こっちに行かせますね」くらいのことがあっていいと思うんですよ。

ていうか、イマイチ、言いたいことがまとまりませんでした。
やっぱり、モチベーションが上がらないもんで・・・。

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by heitaroh | 2006-10-20 08:21 | 教育 | Trackback(2) | Comments(7)
Tracked from 楽餓鬼 at 2006-10-21 06:27
タイトル : 小・中学校も勝ち組と負け組に分けたい・安倍氏の教育改革論
昨日のNHKの討論番組で「教育バウチャー制度」に関わって,安倍晋三氏はこの制度を導入して,学校も勝ち組と負け組に自然淘汰し,負け組には「再チャレンジ」の機会を与えるとの見解を示していました。小中学校へも市場原理を導入しようというものです。 「教育バウチャー制度」は聞き慣れない言葉ですが,簡単に言えば,生徒・児童1人あたりにかかる教育費用の一定額をバウチャー(利用券)として保護者に渡し,保護者は子どもが通いたい学校を自由に選択し,この利用券を学校に提出するというものです。この結果,子どもが多く集ま...... more
Tracked from 堀田信弘のリーダー養成塾.. at 2006-11-16 12:13
タイトル : 評価する心
裁判官が着る黒い服は、法服と言われている。なぜ法服は黒なのか。それは、黒は他の色に染まらない色で、主義主張に左右されないで公平に裁かないといけないからというだ説がある。もう一説には、人が人を裁くことなど本来できるものではなく、黒をまとることで、人としてではなく神に代わって裁くようにしたというのもある。... more
Commented by gakis-room at 2006-10-21 06:36
教育再生でも,教育改革でもどちらでもいいんですが,公立学校については,教育委員会の再生・自立が急務であるというのが私見です。いじめであれ,校内暴力であれ,学級崩壊であれ,教育問題について市民に直接責任を負うのは現行法では教育委員会です。それなのに名誉職みたいにみなさんノホホンとしています,毎月それなりの報酬はしっかりと受け取って。
Commented by へいたらう at 2006-10-21 14:37 x
>gakis-roomさん

いつも、コメントやTB有り難うございます。

私は、教育委員会そのものが、イマイチ、よくわかりません。
プロ野球コミッショナーみたいなもんで、いるのかいないのか(笑)以前に、はたして、本当に必要なのかどうかも・・・。

教育長なんて、役所のお役人さんですしね。
それに、文部科学省との行政としての整合性もよくわかりません。
こういうのは、ほかのことでもそうですが、もっと、シンプルにした方がいいと思います。
責任は誰にあるのか?が鮮明になるという意味で。
Commented by ジマーマン at 2006-10-22 00:20 x
免許の更新は真っ先に「医師」だろう…これが、私も第一感です(笑)。もしも先生を生徒に評価させるなら…これは民主主義のはきちがえでしょうね…(泣)。それとも民営化至上主義でしょうか(笑)。中日が優勝すると短命政権なんだそうですが、安倍政権には頑張って欲しいと思っています。今年はおたがい日本シリーズに出られなくて残念でしたね…。
Commented by gakis-room at 2006-10-22 07:52
地方教育行政法第23条(職務権限)では「教育委員会は、当該地方公共団体が処理する教育に関する事務で、次に掲げるものを管理し、及び執行する」とし,その5項では「学校の組織編制、教育課程、学習指導、生徒指導及び職業指導に関すること」となっています。つまり,学校現場について最終責任は教育委員会にあるのです。その自覚が任命権者(首長)にもとうの教育委員にもないというのが現状です。かつては住民の選挙で選出していたのに。
Commented by gakis-room at 2006-10-22 08:04
1956年まで存続していた「教育委員会法」では以下の規定がありました。
第7条 都道府県委員会は7人の委員で、地方委員会は5人の委員で、これを組織する。
2 第3項に規定する委員を除く委員は、日本国民たる地方公共団体の住民が、公職選挙法(昭和25年法律第100号)の定めるところにより、これを選挙する。
3 委員のうち1人は、当該地方公共団体の議会の議員のうちから、議会において、これを選挙する。
Commented by へいたらう at 2006-10-22 09:22 x
>ジマーマンさん

確かに、今の日本は、市場原理至上主義というようなところがありますね。
生徒に評価させる・・・。
確かに、民主主義のはき違えでしょう。
しかし、今でも、高校以上はある程度、学校を選択できるわけですから、すでに市場原理の中にありますよね。
大学でも、現実に、人気がある教授、ない教授というものがあるわけで・・・。
むずかしいところでしょうね。

まずもって、義務教育と非義務教育をわけて考えるべきなのでしょう。
私も、小学生が教師を選ぶなどと言うのは、論外だと思います。
Commented by へいたらう at 2006-10-22 09:27 x
> gakis-roomさん

教育委員会に選挙があったんですか?
知りませんでした。
まあ、私が生まれる前ですからね(笑)。

でも、教育委員会を選挙で選ぶとしても、村ならともかく、大きな行政体になれば、高裁の判事のOXと一緒で、無意味だったんじゃないですか?
「誰も知らない、何やったかもしらない」という。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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