人気ブログランキング | 話題のタグを見る


機能しない参議院。むしろ元老院を設置すべし。
親愛なるアッティクスへ

「参議院は不要」という説が根強くあります。
表だってそれを言うと、参議院の先生方から、もの凄い反発をくらうので誰も言わないのでしょうが、ただ、今のままなら、参議院は衆議院二軍東証一部上場に対する二部上場みたいなもので、単に先生と呼ばれたい人たちにポスト歳費を提供しているだけの存在に過ぎないのではないかと思えてきます。
おそらく、今の参議院議員の人たちに、「なぜ、参議院議員になったのか?」と問えば、タテマエは別にして、「衆議院になりたかったけどなれなかったから・・・。」「どっちでもよかった。」と言うのが多くの方の本音ではないでしょうか?
私も、真偽のほどは別にして、実際に、「参議院だったら枠がある」などという話を耳にしたこともあります。
これでは、参議院の独自色など、どこにも見て取れるはずもなく、少なくとも、「良識の府」とは到底、言い難いように思います。

参議院の、その何よりの問題点は、参議院議員にも選挙があることです。
選挙があれば、衆議院と同じように、選挙民支持母体に不人気な政策は採りづらく、それでは衆議院で議論したことを二度議論するだけの結果となるだけで、今のままでは二院制を採っている意味があるようには思えません。
この度の、郵政民営化に対する参議院議員の先生方の対応が良い例ではないでしょうか?
となれば、どうしても、二院制が必要なのであれば、参議院ではなく、むしろ、元老院を設置しては如何でしょうか?
戦前の貴族院のように、選挙を経ることなく選ばれた有識者をここに集め、それで討論するのでなければ、二院制の意味がないように思えます。

ただ、戦前のように爵位華族というものが無い以上、少なくとも有識者と言われる人たち、あるいは過去に功績があった人たちを集め、選挙を経ずに一定数まで議席を与えるとすればいいのではないでしょうか?
総理・主要閣僚経験者、あるいは、日銀総裁、衆議院議長最高裁長官事務次官経験者など、自他共に認める立派な見識を持った人たちがいるわけですから、そういった人たちを元老院議員に据え、大所高所より、衆議院より上がってきた議案を精査するようにするべきだと。
まあ、これはこれで何かと問題があるのでしょうが、要は、いっそ無条件に「高額納税者上位100人」とかでも何でもいいので、とにかく、選挙を経ない何らかの制度に変えなければ二院制の意味はないと思いますけどね。
by heitaroh | 2005-08-08 01:23 | 政治 | Trackback(2) | Comments(6)
Tracked from とろとろしたブログ at 2005-08-08 01:58
タイトル : 【現代の】郵政民営化法案否決なら総選挙を行うことを支持し..
■郵政法案、否決ラインに…反対明言17欠席・棄権2・・・読売新聞 郵政民営化関連法案に対する自民党参院議員の投票動向は6日時点で、17人が「反対」、2人が「欠席・棄権」を明言し、法案が否決される数に達した。  このまま8日の参院本会議で採決すれば、法案の可決・成立は極めて困難で、小泉首相が衆院解散・総選挙に踏み切るのは避けられない情勢だ。党執行部は解散回避のため、郵便局網の維持などを盛り込んだ決議を本会議で行うなどの事態打開策の検討に入った。  ただ、反対派が態度を軟化させるかどうかは微妙で、政局は...... more
Tracked from NewsBlog.com at 2005-08-14 09:34
タイトル : 首相の衆院解散を問う!
郵政民営化法案が参院本会議で否決され、小泉首相が衆院の解散・総選挙に踏み切った直後の8日夜から9日にかけて、朝日新聞社は緊急の全国世論調査を実施した。今回、首相が解散したことに48%が賛成し、反対の34%を上回った。廃案に終わったものの、首相の郵政民営化への取り組みを55%が「評... more
Commented at 2005-08-08 01:34 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by skwakasaman at 2005-08-08 08:11
今日は戦後60年を総決算する大事な法案賛否があります。
日本にとつてこれからを左右する大事な1日となりますね。
この国の行方をゆっくりみたいものです。
Commented by へいたらう at 2005-08-08 14:41 x
>skwakasamanさん

やはり、案の定、否決され解散が決定しましたね。
でも、海部は解散できなかったけど、小泉さんはさすがに腹が据わっている!
この国の錆び付いた扉を開く一石に成って欲しいと思っています。
Commented by heitaroh at 2005-09-30 18:57
> 春日野さん

今頃、コメントに気づきましたぁ!
申し訳ありません!
今後ともよろしくお願いいたします。
Commented by sakanoueno-kumo at 2010-07-15 01:34
TBありがとうございます。
なるほど、私が考えたようなことは、既に貴兄は何年も前に記述しておられたのですね。
しかも、より具体案として・・・(苦笑)。

しかし、もしこの法案が出たとしても、これこそ参議院では党派を超えて否決するでしょうね(笑)。
となれば、この記事のあとの解散後の小泉政権のときのように、絶対安定議席を衆議院で持った政権でない限り、不可能な改革案ですね(笑)。
Commented by heitaroh at 2010-07-15 17:32
< sakanoueno-kumoさん

仰るとおりです。
再び、マッカーサー様に来ていただいて改革していただくしかないと思います(笑)。
<< 原爆を作った老科学者が語る現実... そもそも、なぜ、広島・長崎なのか? >>


国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
ライフログ
最新のコメント
sakanoueno-k..
by heitaroh at 19:20
おっしゃる通りですね。 ..
by sakanoueno-kumo at 14:59
> sakanoueno..
by heitaroh at 18:01
堀で防御を固めたような大..
by sakanoueno-kumo at 15:36
> sakanoueno..
by heitaroh at 11:34
> sakanoueno..
by heitaroh at 11:24
おっ! ここ行かれたん..
by sakanoueno-kumo at 22:00
なるほど。 そこまでは..
by sakanoueno-kumo at 21:49
> sakanoueno..
by heitaroh at 18:13
おっしゃるとおり、悪人と..
by sakanoueno-kumo at 13:53
> sakanoueno..
by heitaroh at 11:42
案外、美魔女妻に叱られて..
by sakanoueno-kumo at 21:20
> sakanoueno..
by heitaroh at 19:43
だけど、黒木華ちゃんって..
by sakanoueno-kumo at 10:59
> sakanoueno..
by heitaroh at 18:21
検索
タグ
(67)
(56)
(55)
(53)
(51)
(46)
(43)
(42)
(42)
(36)
(33)
(32)
(31)
(31)
(30)
(28)
(27)
(27)
(26)
(26)
(25)
(24)
(24)
(24)
(24)
(23)
(22)
(21)
(21)
(21)
(21)
(20)
(20)
(19)
(19)
(18)
(18)
(17)
(17)
(17)
(17)
(16)
(16)
(15)
(15)
(15)
(14)
(14)
(14)
(14)
(14)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(12)
(12)
(12)
(12)
(12)
(11)
(11)
(11)
(11)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
カテゴリ
以前の記事
2024年 10月
2024年 09月
2024年 08月
2024年 07月
2024年 06月
2024年 05月
2024年 04月
2024年 03月
2024年 02月
2024年 01月
2023年 12月
2023年 11月
2023年 10月
2023年 09月
2023年 08月
2023年 07月
2023年 06月
2023年 05月
2023年 04月
2023年 03月
2023年 01月
2022年 12月
2022年 11月
2022年 10月
2022年 09月
2022年 08月
2022年 07月
2022年 06月
2022年 05月
2022年 04月
2022年 03月
2022年 02月
2022年 01月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 08月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
最新のトラックバック
フォロー中のブログ
ブログパーツ
  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧