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プロスポーツ、興業と修行のねじれ・前編。
ここ数日、福岡県地方は台風一過の影響か、秋晴れの好天が続いております。
で、昨日、私は必ずしもヒマではなかったのですが、あまりの好天につい魔がさしたか、福岡市美術館 「ポンペイの輝き展」に行こうと思い立ちました。

プロスポーツ、興業と修行のねじれ・前編。_e0027240_18113936.jpg博物館は嫌いではない私ですが、美術館はまったくの門外漢であり、福岡市美術館は敷居をまたぐのも初めてでした。
ところが、わざわざ、片道一時間かけて歩いて行った私が入口で見た物は・・・休肝日ならぬ「休館日」の文字・・・。
がーっくり・・・して、また、片道1時間かけて歩いて帰ってきました(泣)。
私のような粗野な人間には、やはり、美術は縁がないようです・・・。
(←ちなみに、これは、うちの近所のビルに書いてあった落書きです。近くに、専門学校があるので、そこの生徒さんだろうと思うのですが、やりますよねぇ・・・。立派な、アートではないですか・・・。)

などと、感心している場合ではなく、本日の本題です。

先般から書いております通り、日本では、どうにも、不慣れというか浸透しにくいというか・・・、プロスポーツという文化はなかなか理解されにくいもののようですね。

それを象徴するような事件が、去る先月の27日、馳浩議員(選手?)の引退記念試合で起こりました。
同僚議員の引退試合ということで、観戦に訪れた森喜朗前首相に対し、悪役の極悪集団ヴードゥー・マーダーズ(VM)の3人が、リングサイドで観戦中の前首相に対し、「カス野郎」などと罵倒した挙げ句、ツバを吐きかけ、さらに、そのうちの一人は、リング下に降りて襲いかかったのだとか・・・。
当然、SPは身構えるし、前首相も、一時は、椅子を持って応戦しようとするなど、騒然としたそうですが、さすがに、これには、武藤敬司全日本社長は平謝りに謝る事態になってしまったとか・・・。
(むしろ、全日本プロレス事務所に抗議電話が殺到したということに、少し、驚きました。何だかんだ言っても、この辺の良識はあるんだなと。日本人、まだまだ、捨てたもんじゃないな・・・と。)

で、武藤社長曰く、「彼らは彼らなりにヒール(悪役)として、プロに徹したのだろうが、社会的地位のある方に対して許される行為ではない。全日本を代表しておわびしたい」とコメントしたそうですが、この辺の線引きのあやふやさが、以前から、平太郎独白録 「新庄の襟問題に見るオリジナルを逸脱する「もどき」の弊害。」や、平太郎独白録 「新庄の襟問題に見る具志堅氏の亀田批判は同種同根。」などでも、度々、触れております通り、「興業競技というものの一体化がどうしても理解出来ない日本人の体質」が出たような気がします。

ということで、続きは明日です。
          親愛なるアッティクスへ 平太独白

by heitaroh | 2006-09-26 00:10 | スポーツ | Trackback(1) | Comments(2)
Tracked from イタリア伊人列伝 at 2006-09-26 22:28
タイトル : 「ポンペイの輝き」
「ポンペイの輝き展」、仙台市博物館での巡回展を見に行った。 ポンペイと近郊の町から出土したフレスコ画や彫像、きらびやかな宝石や貴金属など約400件を展示、大半が日本初公開...「ポンペイの輝き」ですか... 西暦79年8月24日午後1時から翌日25日朝までのヴェスビオ火山の噴火で、一瞬にして埋もれそのまま封印...あの夏の日も、せみが鳴いていたのかなあ... この17年前西暦62年ナポリ湾頭を震撼させた強い地震がヴェスビオの噴火の前兆だったのだろう。ヴェスビオ火山は2万年前ナポリ湾海底に誕生以来6回...... more
Commented by のり坊 at 2006-09-26 22:26 x
これは、なかなかよかったですね、「ポンペイの輝き展」。
今度はぜひ、開いてる日にどうぞ...(笑)
キン、ですね、今に残るのは、印象にも残るのは...
あれ以来アレクサンドロスに、そして紀元前後から抜けられなくなりました。(泣)
ボクの記録TBさせてくださいね。これは、宮城県沖地震で埋もれて残る。
(ん、なわけない...)
ところで、晋ちゃんやったじゃないすか。またまた、長州か!
そうか、忍の一字の藩のヒトだったか!
そうも耐えてたように見えぬ若いヒトだけど、何代目?

あれ?晋ちゃんは、高杉晋作だったっけ?
あのときの組閣名簿はどーなった。たしか、叔父さん達、入ってたはず。
Commented by へいたらう at 2006-09-27 10:16 x
>のり坊さん

でも、これって、何で美術館なんですかね?
博物館ならわかるんですが・・・。
近々、また、機会を見つけて行ってみたいと思ってます。
そのときは、また、感想なりなんなりを述べてみたいと思いますので、そのときにTBさせていただきますね。

安倍さんの晋は高杉さんから来てるんでしょうが、彼のお祖父ちゃんの岸信介さんなどは、若い頃、高杉に憧れたと言いますが、我々からすれば歴史上の人物である高杉晋作も、岸さんからすれば、自分が生まれる20年くらい前に若くして亡くなった方であり、彼が成人してからも、普通に彼の周りには高杉をよく知る人たちが居たわけでしょうから、我々とはまた違った感慨なのかも知れませんね。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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