親愛なるアッティクスへ
「不況と経営者」という問題で、少し考えてみました。
まず、不況期で成功する経営者のパターンとしては、3つあると思います。
一つが、不況を逆手にとって発展するタイプ。
二つめが、不況があまり関係無いタイプ。
そして、3つ目が、不況を凌ぎきるタイプです。
まず一つ目ですが、これはかなり
超人的な例であり、ある意味、
山師的な要素も抱えているともいます。
したがって、このタイプ自体が非常に珍しいのに加え、同時に大きなリスクも抱えている為、本当に
本物と呼べるのは、一時代に一人程度では無いでしょうか?
次に、二番目のタイプですが、これは例えて言うなら、世界恐慌の時の
ロッキードがいい例だと思います。
航空郵便という、一旦この便利さを知ってしまったら、誰もが不況だからと言っても使わずにおれない分野。
現代で言うならば、まさしく
NTTドコモがこれだと思います。
ただ、これは、経営者の能力と言うより、事業の特殊性にあると思います。
ロッキードは確かに魅力的な経営者でしたけど・・・。
そして、第三のタイプが、世界恐慌の時の
松下幸之助のように、何とか凌ぎきるタイプではないかと思います。
そして、やはり消去法で見て行く時、やはり、1,2のタイプは、あまり我々の参考にはならないのではないでしょうか?
そう考えると、誰もが抗いようの無い
大津波が来た時は、
良寛じゃないですけど、
「災難を受ける時は受ける」しかないんじゃないでしょうか?
平太独白