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地方自治の大権とそれを委譲される側の現実との見極め。
地方自治の大権とそれを委譲される側の現実との見極め。_e0027240_17215351.jpg←先日、福岡市の那珂川試験運行していた水上バスに乗ったときの物です。

右手に見えているのが、中洲のネオン街です。
ちなみに、このときは、前夜もこの日の夜・・・も私はここにいました(笑)。
つまり、夜昼夜と・・・。

小泉内閣の方針の一つとして、「地方に出来ることは地方に」というのがありましたよね。
この権限委譲の方針自体は、私も決して、間違っていないと思うのですが、ただ、これをやるからには、その前提として、「道州制の導入」というものも、同時にやらなければならないというのが私の考えです。
(この辺は、以前、どこかで申し述べたと思うのですが、さすがに記事が多くなりすぎて来て、わからなくなってきました(笑)。)
つまり、平たく言えば、権限を委譲される側にその資格がある・・・ことが、大前提だということです。

その意味では、最近の「平成の大合併」については、私は大いに賛成です。
自治体が小さいと、どうしても、特殊な人間関係、利害関係・・・が出てくるんですよ。
だから、道州制を実施して、とりあえずの権限委譲は、その能力がある道州庁までにしておくべきで、その自治能力がない自治体に地方自治の大権を与えるのは、大変、危険なことだと思います。

一例を挙げれば、中学生でも出来るチェックを怠っていたが為に14億円アニータに貢いでしまった青森県住宅供給公社・・・。
千円単位一円単位を間違えて、今年度の地方交付税が3300万円も少なくなった島根県・隠岐諸島の知夫村・・・。
一時借入金を利用した「赤字隠し」財政破綻した北海道夕張市・・・etc。
北海道については、総務省が都道府県を通じ全国の自治体の一時借入金を調査したところ、さらに、道内の9自治体で新たに、この疑いがあることが分かったと言いますから、これが、たまたま起きた出来事でないことは明らかでしょう。

ちなみに、環境団体の反対を押し切り、博多湾に人工島を作ったものの、予想通り、売却は進まず、その使い道に頭を痛めて、オリンピック招致を目指してしまった、我が、福岡市の自治能力も、少々、怪しいものです・・・(泣)。
ちなみに、オリンピック招致の話が出る前ですが、福岡市はこの人工島の売れない土地を、民間企業だったら、とっくに倒産していると言われる福岡市住宅供給公社に全部、買いとらせました。
そのときの、福岡市住宅供給公社幹部の言葉・・・。
「状況は厳しいと認識しているが、これをビジネスチャンスと捉え・・・。」
・・・って、何で、あなた達がビジネスやるの?と。
これって、夕張市とどこがちがうんですかね?
                  平太独白

by heitaroh | 2006-08-11 12:48 | 政治 | Trackback(1) | Comments(4)
Commented by Count_Basie_Band at 2006-08-12 09:08
>ちなみに、このときは、前夜もこの日の夜・・・も私はここにいました(笑)。
つまり、夜昼夜と・・・。

それが健全な生活です(笑)。

私は日本一の富裕自治体から隣のビンボー自治体に引っ越しました。最寄り駅から拙宅の前を通って西へ延びる道路の駅から500メートルぐらいは、北側の歩道が富裕都市に属するので綺麗なレンガ舗装。南側の歩道は赤字自治体なので自転車で走ると舌を噛みます。不親切で間抜けな自治体。貧すれば鈍す。昔から合併話を持ち掛けていますが富裕と市側は、例えばケーブルテレビのようなサービスでは共同経営に応じますが合併には市民が絶対反対。西隣の黒字自治体となら合併してもいい、という状況です。

赤字自治体に限って議員たちが公費で観光旅行をやりますね。貧すれば鈍す。
国の最高責任者の観光旅行についてはコメントを差し控えます。
Commented by へいたらう at 2006-08-12 11:20
> Count_Basie_Bandさん

健全な生活に太鼓判を押して頂き有り難うございました。
でも、毎日、そういう生活を続けているわけではありませんから・・・(笑)。

そういう話はありますよね。
明らかに、「何考えてんだ?」みたいな話なのに、誰もそれを止められない・・・。
河辺川ダム然り、諫早湾干拓工事然り、そして、オリンピック招致も然りですよ。

毎度思うのですが、少なくとも、倒産した自治体は、議会は停止しなければだめでしょう。
議会は残るから、このままだと倒産だ・・・となったときでも、選挙があるから、予算を削減出来ないということになるわけで。

ちなみに、今、日本一の富裕自治体って、どこなんですか?
Commented by Count_Basie_Band at 2006-08-12 14:47
>ちなみに、今、日本一の富裕自治体って、どこなんですか?

共産党市政が長年続き、市立小中学校の小使さんの退職金が8千万というとんでもない話で有名になった都下の市です。
数十年間、市民一人当たりの税収が日本一なのです。市民の実際の富裕度では兵庫県芦屋市が一番のようですが、芦屋には節税ができる人たちが多いのです。
一方、都下のこの市は所得税が源泉徴収されるサラリーマン重役、芸能人、作家といった職業の人が非常に多いので市民税も高額になり、こういう結果になっています。
共産党市政が倒れ、市民党代表みたいな、公団住宅に住んでいた男が市長になったら1期で黒字に転換しました。福祉政策も厚労省や都の命令指示を無視し、独自路線でやってます。4期で引退し、後継候補は菅直人の子分に負けましたが大きな路線変更はなさそうです。
Commented by へいたらう at 2006-08-12 15:06
>Count_Basie_Bandさん

ああ、あそこですか。
私は、生憎、そのニュースは聞いてないのですが、同地に住む友人がそんな話をしてました。

いずれにしても、どこも、「任期中」だけを考える、サラリーマン経営者(政治家も含む)の弊害が出ているように思えて成りません。
<< 博多駅前史 その4 時代は明治... 全力を尽くして敗れなければなら... >>


国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱「財閥」の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

令和7年 19世紀ロンドンと東京。「描きたかったのは猟奇ではない。悲惨である」。「女王陛下の十手持ち」出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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