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王監督休養に想うオリンピック長島ジャパン、正気の沙汰?
親愛なるアッティクスへ

福岡ソフトバンク・ホークス 王監督、休養だそうですね。
いやあ、王さんも、もう、高齢ですからね・・・。
野村監督の時にも触れたんですが、あの年で、監督は厳しいんじゃないかと・・・は思っていたんですよ。
先日、「来年からホークスも秋山監督になって、小久保コーチ兼任次期監督含みで帰ってくる。」という話を聞いたばかりだったんですが・・・。
しばらくは、森脇コーチが監督代行とのこと。
最後まで、王さんは辞めるとも、帰って来るともいいませんでしたね・・・。
今日の試合終了後、引き分けという結果に終わったことに、松中選手が泣いていたから、おかしいなと思ったんですよ。

で、王監督の休養・・・という点では、思うことがあります。
今日、7月6日は日本がオリンピックに初めて参加した日なのだとか・・・。
第五回のストックホルム大会だそうですが、オリンピックと言えば、以前、北京オリンピック野球日本代表監督長嶋茂雄氏を推すことが本決まりとなったというニュースをやってましたよね。
・・・これって、正気の沙汰じゃないですよ。

そもそも、アテネの時に長島さんが倒れたら、代わりの監督を立てずに、監督不在のまま、中畑清ヘッドコーチ実際の指揮を執りましたよね。
でも、中畑氏は監督経験がまったくないわけですよね。
二軍監督すらないはずです。
いくら、なんでも、それはやはり、オリンピックというものをなめすぎじゃないですか?
他のコーチにしてもそうで、いくら、長島さんじゃないとスポンサーが付かないからと言っても、だったら、名目だけ、長嶋監督でも、実際に指揮するのは監督代行、監督代理、監督補佐、助監督、バッテリーコーチ・・・、何でも良いから、誰かそれなりに監督経験のある人を据えればよかったんじゃないですか。

で、今回、また、リハビリ中の長島さん・・・?

以前、平太郎独白録 「仰木彬氏逝去に見る西鉄ライオンズの名僧的考察」の中でも申し上げましたが、野村克也氏が楽天の監督になる前に言ってたのですが、「私の同期は、もう、長島仰木だけになりましたよ。それが、長島は、ああいうことになっちゃったでしょう・・・。」と。
そう言ってまもなく、もう一人の仰木さんが亡くなりましたでしょ・・・。
これも、同じく、平太郎独白録 「西鉄ライオンズの帽子に想う、ノムさんの覚悟とマスコミの怠慢。」の中で触れたことですが、仰木さんが亡くなる前、かつての僚友、豊田泰光氏が、「あの年で仰木に監督をやらせるなんて、仰木に死ねと言っているようなものだ!仰木の身に万一のことがあったらどうするつもりなんだ!」と言っておられました。
如何に監督というものが激務かということですよ・・・。

その上で、リハビリ中の長島さんに日本代表監督をやらせるって?
長島さんは、人間国宝ならぬ「人間球宝」ですよ。
豊田さんじゃないけど、「万一のことがあったら、どうするつもりなんだ!」って話ですよ。
いつまでも、「長島さん頼みで、何かあったら、すぐに担ぎ出そうとする」、その発想が論外なんですよ。

「本人は、グラウンドの上で死ねたら本望なんだ。」と仰るかもしれませんが、それも、本来、そういう問題じゃないでしょ。
WBC世界一・・・が、北京オリンピックでは、前回の銅メダル以下しか取れなかった・・・ってことになったら、せっかくの世界一の称号も色あせたものになりますよ。
日本人はこれまで、オリンピックでも、サッカーのワールドカップでも、日本が国際舞台で通用しないときには、内心、「日本が弱いのも無理ないさ。日本人で、一番、優秀な人材は全部、野球に行ってるんだから。」って思ってきた・・・、思い込もうとしてきたんじゃないですか?
それが、やってみたら、日本のプロ野球は韓国にすら勝てないし、オリンピックでも辛うじての銅メダル・・・
これで、いいんですか?

だったら、「勝てる」監督で行かなくちゃ、ダメでしょう。
星野さんでも、東尾さんでも、大矢さんでも、若松さんでもいいじゃないですか!
これだけの野球の歴史のある国なんだから、監督の人材だけ(?)は豊富なはずでしょ?
リハビリ中の長島さんを担ぎ出そうなんて、正気の沙汰とは思えませんね・・・。

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by heitaroh | 2006-07-06 08:21 | スポーツ | Trackback(2) | Comments(2)
Commented by negative_opinion at 2006-07-06 10:43
拙ブログへのTBありがとうございました。
長嶋さん、王監督の粉骨砕身に甘えて、軽々しく担ぎ出して高みの見物を決め込む人達がいるのなら、その人達は、あまりに節操が無く憤りを禁じえません。
一方で、星野さん等heitarohさんがご指摘になった人達の立場を思えば、長幼の序を重んじる体育会系の礼儀や、様々な現実の処世があるでしょうから、自ら手を上げ長嶋さんや王監督を押しのけてまで火中の栗を拾うことは無いと思います。
そうなると、実は、長嶋さんと王さんが目前のファンサービスで現場にいることよりも、大局的な見地から自ら現場を退き、後進に道を譲る勇断こそ、悲劇の回避につながったのかも知れません。
しかし、故・仰木監督も含めた当事者にしてみれば、プロ意識が変わりつつある今どきの現役選手に向けて、「全力を尽くしてグラウンドで(現場に携わりながら)死ぬことこそ、職業野球人の本望」というスピリットを、文字通り「命がけ」で伝えたかったのだろうと思います。
Commented by へいたらう(管理人) at 2006-07-06 14:19
>negative_opinionさん

初めまして!
コメント有り難う御座いました。

長島さんの場合は、リハビリ中の人を、まだ、担ぎ出そうとする人たちがいることが、すでに信じられません。
王さんの場合は、もう少し早く、後進に道を譲って、球団社長職に専念してもよかったのかな・・・と言う気もしますので、一概には言えないような気もします。
王さんの場合は、特にご夫人を先に亡くされてますから、現場だけが生き甲斐だったような観もあり・・・。
でも、もう、時代は明らかに、ONの時代ではないですよね。
王さんも、いきなり、現場から離れないまでも、「世界の王」の名前と共に、仕事はいくらでもあるんですから・・・。

ともあれ、今は、養生専一だろうと思います。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱「財閥」の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

令和7年 19世紀ロンドンと東京。「描きたかったのは猟奇ではない。悲惨である」。「女王陛下の十手持ち」出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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