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春眠暁を覚えずに思い出す邯鄲の夢的妄想の極み!
親愛なるアッティクスへ

春ですね。
春と言えば、春眠暁を覚えず・・・でしょうか。
ということで、今日は夢について述べてみたいと思います。

まず、「邯鄲の夢」というのをご存じでしょうか?
まあ、私なんぞが改めて言うことではないのでしょうが、確か、
「中国は唐の時代、ある不遇を託っていた青年が邯鄲という街の宿で、たまたま、一緒になった道士からを借りて眠ったところ、枕が大きくなって、枕の横の部分にあった穴の中に入って行くと、家があり、そこの娘を嫁にもらい、その縁で官途につき、その後、栄達したかと思えば左遷されたり、復活したかと思えば失脚したりして、最後は高官として、一生を終える・・・というを見た。だが、目覚めてみると、炊きかけの粟もまだ炊き上がっていない、わずかな時間であった」という話だったと記憶しております。

まあ、栄達というものがいかに儚いものであるかのたとえであり、かつ、我が身の不遇ばかりを嘆くでないよ・・・という戒め的な話なのでしょうが、何故こんなことを言うかというと、実は、私もこれと似たような不思議な経験をしたことがあるからです。
お恥ずかしい話ですが、まだ建設現場に出ていた20代半ばの頃、陰気な、辛いだけの職場だったこともあり、時間が早く過ぎることだけを願っていた私は、いつものように電気カンナで材木を削る単純な作業の繰り返しの中、現実から逃れるべく、いつものように空想にふけりました。

春眠暁を覚えずに思い出す邯鄲の夢的妄想の極み!_e0027240_15143139.jpgある日突然、当時の日本の最大の仮想敵国であったソ連が、一斉に、日本に侵攻してきて、大混乱になります。
私は、その侵略に対し、レジスタンスに身を投じ、戦乱の中で、次第にレジスタンス軍の中で重要な地位につき、そして、ソ連を撤退させたことにより、最後は、この国の独裁者にまで登り詰めます。
(細かい経緯は忘れました。)
独裁者となった私は、まず、理想の国家作りを実現すべく、改革へ着手。
改革に抵抗しようとする、宗教勢力死刑にしました。

次に、その連中の近親者がこれを恨んでクーデターの計画があることが発覚すると、先手を打って、この連中もすべて粛正しました。
すると、今度は、それにつながる友人、支援者たちが恨んでいるという情報を得たので、これも、すべて殺しました。
その後も、それらを繰り返していくうちに、ついには、自分の側近家族も誰も信じられないようになりました。
私は半ばパニックになり、「今の自分の姿は、まさしく、スターリンそのものじゃないか!どうしてこんなことになったんだ!こんなはずではなかったのにぃ・・・!」と叫びそうになって、ふと我に返りました。
そのとき材木は、まだ10本程度しか削れてなかったと言う・・・。
これは、ただの、私の、取るに足らない妄想だろうか・・・、それとも、何かが私に与えた啓示だったのだろうか・・・などということは、私にはわかりませんが、一つだけ、はっきりと言えることがあります。

「自分に死ぬ勇気がない奴は、絶対に、人を殺してはいけない」

おそらく、スターリンも同じ状態だったのでしょう・・・。
                            平太独白
by heitaroh | 2005-04-11 08:40 | 思想哲学 | Trackback | Comments(6)
Commented by 中山@豊橋 at 2006-04-28 13:40
とても痛そうですね(涙)気をつけてくださいね。
Commented by へいたらう at 2006-04-28 20:14
>中山@豊橋さん

キーボード打つのと車の運転が大変です・・・。
ハンドル持ってると、つい、痛い指が曲げられないから、ワイパーに当ててしまい・・・。

しばらくは、酒も飲めません・・・。
今度会ったときには、刑務所から出てきたホリエモン状態になっているかもしれませんよ・・・。

あー、コメントするのも大変・・・。
Commented by Sarhto at 2006-04-30 17:57
[玄関]・▽・)ノ おじゃまします♪
大丈夫ですか???
すごく痛そう…(><)

応援ポチ凸~ c=(・ェ・o)
Commented by へいたらう at 2006-04-30 19:42
>Sarhtoさん

[玄関]・▽・)ノ いらっしゃいませ♪

痛みは随分いいんですが、まだ、包帯巻いているもんで、とにかく、不自由です(泣)。
Commented by tokkey_0524zet at 2006-05-06 20:15
ご不自由な中拙ブログにコメントして下さり有難うございました。
お大事に・・・。
Commented by heitaroh at 2006-05-06 20:21
>tokkey_0524zetさん

おお、お早いコメント有り難う御座いました!
ご想像の通り、この程度書くのにも、結構、時間を要しております・・・(笑)。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱「財閥」の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

令和7年 19世紀ロンドンと東京。「描きたかったのは猟奇ではない。悲惨である」。「女王陛下の十手持ち」出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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