親愛なるアッティクスへ
前回投稿記事「平太郎独白録 トルコ建国の父、満点・アタチュルク」の続きになりますが、そのトルコですが、奇しくも、今、日本と同じように悲願とも言うべき課題が共に行き詰まっています。
言うまでもなく、日本に於ける国連安保理の常任理事国入りと、トルコに於けるEU加盟ですね。
(↑明治23年(1890年)9月16日夜半、
オスマントルコの軍艦
エルトゥールル号が遭難した和歌山県串本町沖にある紀伊大島。地元民の献身的な看護から親日国トルコが始まったと言われています。)
もっとも、日本のそれは、政府、特に
外務省だけが悲願としているように感じられます。
国民のどれだけが、「なぜ、常任理事国にならないといけないのか?」、「なったらどうなるのか?」についてきちんとした説明を受け、これを理解していると言えるのでしょうか?
外務省は
「拒否権」の問題も含め、きちんと国民に説明するべきだと思います。
「常任理事国になりたい、ならなけらばならない。その為に必要なのは、国会での
合意であり、関係各国の
同意である。愚民たる国民に
説明するだけ無駄で、その
総意などというのは必要ない。」
そういう姿勢が見え隠れするように思えます。
しかし、国民の
総意も
支持も
盛り上がりにも欠ける国では、どうしても説得力に乏しいと思います。
やはり、今回、常任理事国入りがだめだったなら、日本人が悲嘆にくれる映像が世界各国のメディアに配信されるようなことがないと・・・。
その姿を見れば、諸外国は改めて、「それほどまでに・・・。」と日本の
本気度を知ることになるのではないでしょうか?
外務省は、もっと、徹底的なまでに国民の理解を得る努力をするべきだと思います。
平太独白