先月末、安倍晋三元総理の国葬の日、私は近くにいました。
と言っても、国葬に参列したわけではなく(当たり前(笑)。)、たまたま、人と約束した場所が「付近」だったというだけのことだったんですが・・・、せっかくなので、パレードくらい見ていくかと。
(無いんだったら、国葬でなくても良かったんじゃないのという気はしましたね。)
(↑まず、驚いたのが、福岡空港保安検査場前のこの行列。普段、こんなの見たことないですよ。で、ボードを見れば、1時間前の便がまだ飛んでない。「間に合うか?!」と思ったのですが、なぜか、私の乗る便は時間通りに出発。何が起こっていたのでしょうか。)
で、到着後、待ち合わせ時間まで少し間があったものですから、近所でどこか行く所・・・ということで、憲政記念館へ。
到着が16時過ぎてましたので、この時間なら、もう、一々、警備に呼び止められ、カバンの中をチェックされる煩わしさもないだろうと。
で、駅を降りて、記念館の方に向かって歩いていたら、続々と国葬から帰る人の群れとすれ違いました。
中には、「国葬反対」のプラカードを持った人や、国葬反対の肩掛けなどをしまい、帰り支度している人の姿も。
これには、思わず、苦笑してしまいました。
献花が終わって帰る人はともかく、「国葬反対」の人たちは、何で16時で帰るんだ?と。
「さあ、一仕事終わった。日当もらって帰るべ」みたいな(笑)。
さらに行くと、新聞を配っている人も。
チラシではなく、新聞(それも、一般紙並みの厚みの物)が配られてる・・・。
まあ、国葬に合わせて、この短い時間で映画が作られたくらいですから、どこかから、まとまった金が出てるな・・・とは思っていたのですが。
(↑憲政記念館は元々、尾崎行雄記念館だったみたいですね。)
私は別に安倍元首相のファンでもありませんでしたし、国葬に賛成ということもなかったし、何より、宗教にまったく理解が無い人間なのですが、ただ、一点だけ、「それでも、どんな事情があろうとも、暗殺犯を礼賛してはいけない」ということだけは言っておきたいと思います。
原敬暗殺の時、巨悪の根源を殺したということで、一部には暗殺犯を礼賛する風潮があったやに聞きました。
5.15のときも、一般の人から助命嘆願が出たように記憶しているのですが、その結果がどうなったか。
今度も、自分たちの被害を世間に認知してもらうためには、総理を殺すに限る・・・ということになりませんか?
また、総理暗殺ということになり、そのたびに、犯人に同情的な空気が広がったらどうなるのか?
私は日本人に信教の自由なんて、50年早いと思っていますが(統一教会がやっていることは、かつて、ヨーロッパが軍隊の前に宣教師を送り込んだのと一緒。宗教法人の資格停止とかいう次元の問題か?と。)、「選挙に通るためには悪魔に魂売っても良い」となっているのが候補者の心理であれば、最低でも、一定数以上の団体からの支援を受けた場合には、届出制にすべきでしょう。
(背景には、選挙に落ちれば、いきなり無職になるという日本の選挙制度の問題もあると思います。最低でも、落選しても、元の職場に戻れるくらいにはすべきかと。)
平太独白