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駆け足で巡った最後の秘境・東舞鶴と西舞鶴と福知山の旅
少し前(緊急事態宣言前)になりますが、ちょっと京都に所用があり、この際だからと、まだ未踏の舞鶴、田辺、福知山まで足を延ばしました。
ただ、宿は京都に取らねばならず、一日しか時間もなかったので、どのコースを優先で・・・と迷った結果、天候の具合なども睨みながら、よし、一旦、先に東舞鶴まで行き、後は戻ってくるコースで行こうと。

駆け足で巡った最後の秘境・東舞鶴と西舞鶴と福知山の旅_e0027240_16093466.jpg
(↑舞鶴と言えば、横須賀、佐世保と並ぶ戦前の鎮守府。私のイメージもこれです。日本海海戦の時の、「皇国の興廃この一戦にあり」ですね。いうまでもなく、東郷平八郎書です。)

まあ、日本中、いろいろ行ったのですが、近畿地方の北辺と南端はむちゃくちゃ遠いんですよね。
もう、最後の秘境みたいな・・・(笑)。

で、まず、東舞鶴で下車。

駆け足で巡った最後の秘境・東舞鶴と西舞鶴と福知山の旅_e0027240_16091495.jpg
(↑よくわかりませんが、舞鶴と言えば、舞鶴赤れんがパーク・・・みたいでしたので、ここへ。

駆け足で巡った最後の秘境・東舞鶴と西舞鶴と福知山の旅_e0027240_16111258.jpg
(↑普通に軍艦。まあ、これも今の時代、衛星から丸裸にされるんだろうから、もはや、この程度なら、軍事機密のうちに入らないんだろうけど。)

で、本当は海軍記念館に行きたかったんですよ。
わざわざ、他に交通機関もないので、片道30分以上かけて、とぼとぼと歩いて行ったのですが、行ってみたらまさかの休み。
また、とぼとぼと30分以上かけて駅まで戻ったので、まったくの時間のロス。
せっかくなので、舞鶴港の傍らにあった高台に登ったのですが、ここから見れば、案の定、舞鶴港は一望。

駆け足で巡った最後の秘境・東舞鶴と西舞鶴と福知山の旅_e0027240_16115902.jpg
戦前だったら、間違いなく、ここから写真撮ってたら捕まりましたね。
でも、であれば、ここは軍港になる前はここに城があったんじゃないか?と思ったけど、どこにもそういう記述もなく、外れたか・・・と思いながら、降りてきたら、ぽつんと「浜村城」の碑。
ただ、それ以上の説明も何もなく、どういう城だったのかわかりませんが、いずれにしても、舞鶴港を眼下に見下ろすわけですから、何かしら、港の出入りを見張る城だったんでしょうね。
渤海国の船が入ったのはここではないと思いますが、あるいは、もっと古い城なのかもしれません。)
駆け足で巡った最後の秘境・東舞鶴と西舞鶴と福知山の旅_e0027240_16113346.jpg
で、今度は西舞鶴で下車、田辺城へ。
で、そのまま、資料館へ行き、さあ、出ようかとしたところへ、若者が立て続けに三人ほど入ってきて、「マンホールカードをください」と言っている・・・。

駆け足で巡った最後の秘境・東舞鶴と西舞鶴と福知山の旅_e0027240_16131770.jpg
何?と思ったのですが、私も入場券と同時に、ご当地マンホールのカードをもらっていましたので、「あ、これか」と。
ただ、何でこれがそこまで、若い人の間でブームなのかはわからず。

で、西舞鶴を出るにあたり、西舞鶴と東舞鶴はたぶん、元は別の町だったんだなと思ったので、西舞鶴で「西舞鶴と東舞鶴はどちらが栄えてるんですか?」と聞いたら、少し逡巡して、「江戸時代はこっちが中心でしたから」と。
誰が江戸時代のことを聞いた(笑)。

駆け足で巡った最後の秘境・東舞鶴と西舞鶴と福知山の旅_e0027240_16102321.jpg
で、今度は一路、福知山へ。
ただ、目的の福知山城は、もう既に閉館時間ぎりぎりでしたので、歩いて行ってては間に合わんと思い、タクシーに滑り込み、ぎりぎり間に合って何とか登城。
このとき、タクシーの運転手さんが、観光ですか?と聞くので、「朝から、舞鶴行って田辺城行って帰り」と言ったら、「どうして、先に福知山に来ないんですか?(細川)藤孝なんて最後は(明智)光秀を裏切ってから」と吐き捨てた(笑)。
目の敵にしているのは、細川藤孝ゆかりの田辺城なのか、福知山より少し人口が多い舞鶴市なのか。
まあ、福岡天神への対抗意識を消せない博多駅前人としては、とてもよく理解できる話だけどね(笑)。

駆け足で巡った最後の秘境・東舞鶴と西舞鶴と福知山の旅_e0027240_16100340.jpg
(↑明智光秀ゆかりの神社。雨が降ってきたので、ちゃっちゃと流しました。)

駆け足で巡った最後の秘境・東舞鶴と西舞鶴と福知山の旅_e0027240_16124749.jpg
で、帰りはこれ(↑)。
丹後の海号とか書いてあったような。
まさか、普通に乗れるとは思いませんでしたが(笑)。
               平太独白

by heitaroh | 2021-09-21 17:57 | 地域 | Trackback | Comments(2)
Commented by sakanoueno-kumo at 2021-09-23 14:24
なるほど、福知山の人は藤孝が嫌いなんですね。
わたしは神戸生まれの神戸育ちなので(親は鹿児島ですが)、地元の歴史上の偉人という存在が乏しく(強いて言えば清盛)、そういう感覚にどうも疎いです。

>近畿地方の北辺と南端はむちゃくちゃ遠い

ですよね~。
それは関西に住む者にとってもそうです。
去年の夏、わたしも田辺城に行きましたが、そこから丹後半島中部のガラシャ隠棲の地まで足を延ばしたのですが、近いだろうと思っていったら、舞鶴から車で1時間以上かかりました。
南紀の那智勝浦あたりに至っては、関西人にとっても僻地です。
Commented by heitaroh at 2021-09-23 17:13
> sakanoueno-kumoさん

面白いことに、先日、ブラタモリ見てたら、松本の人は「長野と一緒にされたくない。『長野ですよね?』と聞かれても『信州です』と答える」と言ってました(笑)。
笑えるけど、私にはもんのすごーくよくわかる。
私が天下とったら、博多市に改名します(笑)。
で、福知山も藤孝が嫌いというより、田辺城と舞鶴に対抗意識があるのではないかと。
ちなみに、姫路の人は神戸と一緒にされたくないと言ってました(笑)。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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