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大投手恒星論は女にも通じる?
以前、大投手恒星論というのをUPしたことがあるのですが、覚えておられますでしょうか?
別所毅彦という「大投手」が言っていたのですが、「良い投手というのは平均的に出てくるのではなく、一人の大投手が出ることにより、群がるようにして出てくるものだ。それは、僕の時代は僕で、僕の次の時代は金田(正一)だった。稲尾村山杉浦も皆、良い投手だったが、金田という大投手が出てきたことにより、一時代を築いたに過ぎない」と。
つまり、一人の偉大な大投手が恒星として誕生することにより、好投手が惑星としてその周りを回り始め、その惑星に引っ張られるようにして、その他の投手が衛星のように回り始める・・・ということかと。
その意味では、別所の前は沢村栄治であり、金田の後は江夏(堀内)、次いで、江川から野茂(桑田)、そして、松坂大輔、ダルビッシュ、田中マー君と続くのでしょう。
大投手恒星論は女にも通じる?_e0027240_19134328.jpg

当時は「そうかー?」と思いましたが、でも、松坂を見ているとわかるような気がしますね。
「松坂世代」という言葉を生み、和田新垣杉内ら好投手の中心で、そのどれよりもはっきりとした、明るい光を発しながら今も廻り続けている。
光を発する側と浴びる側の違いを、明確に見せつけており。
ただ、江夏や野茂のように、世代によっては単に成績で割り切れないときもあり、つまり、単に引退してみての成績ではないということですね。
これを、もう少しわかりやすく言うと、要は、プロ入りしたとき、誰を意識するか?ということだと思います。

沢村は誰も歯が立たなかったメジャーリーガー選抜をきりきり舞いさせたわけで、別所は甲子園で骨折をおして熱投するも敗戦投手となり、「泣くな別所選抜の花」と謳われたわけで、おそらく、誰もがプロ入りした時点でその存在を意識したでしょう。
また、金田も、稲尾や杉浦と年はいくつも違わないのでしょうが、彼らがプロ入りした時点で、すでに100勝以上あげていたわけで、「あ、これが金田か」と思ったはず。
その反面、江夏のときは、むしろ、好投手たちが意識したのは、ドラフト施行一年目でV9巨人のエースとして華々しいデビューを飾った堀内であったように思いますし、野茂のときは、やはり、KKコンビで甲子園で名を馳せていた桑田だったかのようにも思います。

さておき、その「大投手恒星論」をなぜ、今、蒸し返してきたかというと、これは女性にも当てはまるのではないかと思ったからです。
と言っても、女子スポーツが注目を集め出したのは、東京五輪のときの「東洋の魔女」は別とするならば、卓球の愛ちゃん、ゴルフの愛ちゃん辺りからで(以後は今のシブコちゃんなどはまさしく、その典型ですが)、ただ、それ以前で言うならば、むしろ、この公式が当てはまるのは芸能界ではないかと。

まず、何と言っても、戦後の歌謡界の女王・美空ひばり昭和12年生まれ)、永遠の美女・吉永小百合(昭和20年生まれ)、そして、松坂慶子(昭和27年生まれ)、山口百恵昭和34年生まれ)、中森明菜(昭和40年生まれ)とほぼ、7~8歳置きに並んでいます。
(残念ながら、百恵ちゃんだけは、選手寿命(?)が短かったのと、スター誕生で最初のスターという意味では、桜田淳子ちゃんだったかもしれません。同様に、明菜ちゃんは松田聖子でも異論がないところかもしれませんが、まあ、こちらは百恵ちゃんと年が近いという意味で、百恵ちゃんの穴を埋めた・・・というところだったでしょうか。)

大投手恒星論は女にも通じる?_e0027240_17073815.jpg
(↑誰?って別に答えなくていいですから(笑)。)

ただ、その次の世代以降となると、昭和47~8年生まれって誰がいたっけ?と。
もう、この辺になると私の守備範囲(?)ではないようで(笑)。
                         平太独白

by heitaroh | 2020-03-03 07:42 | 音楽芸能 | Trackback | Comments(2)
Commented by sakanoueno-kumo at 2020-03-04 10:31
あっ! 聖子ちゃんを明菜より下に置きましたね。
ちょっと許せないなあ(笑)。

その次の世代となると、7~8歳置きという法則から少しずれますが、安室奈美恵(昭和52年生)、宇多田ヒカル(昭和58年生)と続くんじゃないでしょうか?
もっとも、このあたりの世代になると、天才肌のアーチスト色が強くなってきて、それまでのスターと少し毛色が違ってきましたが。

写真、今風メイクの吉永小百合ですね。
何かで見たことあります。
美人はどういじっても美人ですね(笑)。
Commented by heitaroh at 2020-03-04 11:13
> sakanoueno-kumoさん
下には置いてないのですが、同級生だけに身内感覚が働くようです(笑)。
聖子ちゃんは百恵ちゃんと2歳(学年で)しか違わないでしょうから、やはり、いくら稲尾が良い投手でも金田の惑星・・・となってしまうのでしょう。
(私的にはむしろ、そっちのほうが許せませんが(笑)。)

確かに、宇多田ヒカルは恒星でしょうね。
彼女が出てから、椎名林檎やMISAや倉木麻衣などが出てきた印象がありますから、その意味では、まさしく「松坂世代」なのでしょう。

吉永小百合さん、言わないでって言ったのに(笑)。
この人はやはり別格ですね。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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