気がつけば、2月も半ばを過ぎようとしています。博多はまだ、雪が降っておらず、「一度も雪が降らなかった冬なんて、今まであったのかな?」と思っていたら、先日、「未初雪記録を更新。このまま、雪が降らないと観測史上初の雪が降らなかった冬になる」というニュース。
あ、やっぱ、今まで雪が降らなかった冬というのはなかったんだ・・・と思ったところでした。
寒がりの私としては有り難い話なのですが、本来、あるべきものがないというのも、正常な状態ではないわけで・・・。
さて、ノムさんこと、野村克也さん逝去されましたねえ。 いつかはこの日が来るんだろうとは思ってましたけど、川上哲治氏とこの人を失ったことは、日本のプロ野球史を語る上で取り返せない損失ですよ。
(川上哲治氏は野村氏同様、現役時代も指導者となってからも実績をあげた希有な存在であると同時に、沢村栄治にも会っている「草創期のプロ野球を語れる存在」であり、一方、ノムさんは江本、江夏から田中まーくんまで・・・どころか、あの、あぶさんまでも育て上げた名伯楽だったわけで。)
で、そのノムさんに、是非、語って欲しかった一件が有り。
以前、テレビで、昭和33年の西鉄ライオンズが巨人に3連敗してからの4連勝で逆転日本一になった日本シリーズでの運命の一戦のことが話題に出たことがあったのですが、その際、ノムさんが「私はあのとき、バックネット裏で見てたんですよ」と言いかけたら、横から、スポーツコメンテーターの玉木某が「そんなことはどうでもいい」とばかりに横から口を挟んで話を変えたので、ノムさんが黙ってそのままになった・・・ということがありました。
ああいう話はきちんと記録しておくべきなんですよ。
その後も、この件について書かれた物を見かけませんので、思わず、週刊ベースボールの「ノムさんに尋ねたい」コーナーに投書しましたよ。
結局、見逃したのかどうか、目にすることはありませんでしたが、もし、この件が永遠の謎になるのなら、玉木某の行為は本当に腹立たしい限りです。
最後に、ノムさんも、奥さんに先立たれて、明らかにがっくりきてましたが、それでも、3年(?)もちましたからねえ。
この点は、さすがの精神力だなと思ってましたが、よく考えれば、王さんも長島さんも夫人に先立たれてるわけで。
いずれにしても、長い間、お疲れ様でした。
ご冥福を心からお祈りいたします。合掌。
平太独白