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海図から見る博多港今昔から想いを馳せる金印!
親愛なるアッティクスへ

博多港シリーズ第5弾(・・・あるいは第六弾かも(笑)。)です。
去る新聞朝刊に、九州大学大学院教授 服部英雄氏の筆になる「海図を読む」という特集記事が載っておりました。
大変、興味深く読ませて頂きましたが、それによると、てっきり古来からの天然の良港だとばかり思っていた博多港も、実は明治の段階ではまだまだ、「瀬」と呼ばれる海面下に隠れてしまう暗礁が多々あったそうで、中には海中に立てる所さえあったとか・・・。
この教授氏ならずとも、「立ってみたい」という気持ちになろうかというものでしょう。

しかし、そんな、「漁師にとっては絶好の漁場」であり、「住民にとっては天然の防波堤」でもある「瀬」は、同時に、航海者にとっては「障害」以外の何ものでもなかったわけで、そこから明治になって初めて海図というモノの必要性が出てきたのだそうです。
(それ以前は、漁師にとっては、知ってることが当たり前であり、それをわざわざ、図面に落とす必要を感じなかったとか・・・。)
この辺を昭和4年(1929年)の海図でみると、そういった瀬と瀬を結んで、その上に防波堤が築かれており、さらに、港湾内の浚渫も開始されているのもわかるとか・・・。
そのおかげで、現在の博多湾の人工航路の水深は14mあるのだそうで、それで、現在では大型船の出入りが出来ているわけですね。

その辺を、一部、抜粋させていただきますと、
--------------------------
博多湾等深線を読んでみる。
博多湾内は意外に浅く、先の間の瀬あたりは、二尋(3.6m)程度の水深しかない。
能古島東方つまり博多湾の過半は水深三尋(5.4m)程度であった。
加藤清正の軍船は350人を乗せ、船艙深5.9mだったという。
三尋では不足する。
『老松堂日本行録』の朝鮮通信使・宋希璟がそうしたように、船は志賀島に碇泊したままで、それより博多へは小艇乗り換えて往復することも多かった。
島の重要性がわかる。
--------------------------
だそうです。

海図から見る博多港今昔から想いを馳せる金印!_e0027240_16243281.jpg←こちらは、現代の博多湾です。
中央部分に地続きになった島が確認頂けると思いますが、これが志賀島です。
ここに船を置いて、ここから、小型舟艇に乗り換えて、向こう岸まで行かないといけないわけですね。

また、教授は「蒙古襲来時の元軍停泊地伊万里湾の入口にあった鷹島であって、ただちに上陸はしなかった。豊臣秀吉は博多ではなく、深い呼子の海を朝鮮への出撃基地に選んだ。」と書いておられました。

なるほど、それで行けば、志賀島に金印が埋まっていたのも「WHY!」ってほど不思議な話でもないわけで、秀吉が朝鮮出兵の拠点を肥前名護屋に選んだのも、必ずしも、「前線基地にされたくなかった博多商人たちの深謀遠慮」b>に引っかかったというわけでもなかったわけですね。
(ちなみに、旧暦の2月23日金印発見された日だそうです。)

海図から見る博多港今昔から想いを馳せる金印!_e0027240_16224591.jpg←こちらの画像は、その志賀島から福岡タワー方向を見たところです。
(この辺りからは、角度的に、福岡市のいわゆる、天神、博多駅、中洲といった中心部分は見えません。)方向的には、ほぼ、上の画像の志賀島南端部分から垂直方向にを見たものとご理解下さい。

                                 平太独白
by heitaroh | 2006-02-23 16:55 | 地域 | Trackback | Comments(10)
Commented by 南の国の会社社長 at 2006-02-26 22:11
金印というのは贈ったほうの後漢の光武帝からすると、どれくらいの重要度があったものなのか興味あります。当時の日本は、国として脅威でも何でもなく、貿易のメリットがそんなにあるわけではなく、わざわざ金印を贈る理由が何かあったのだろうか、と考えると夜も眠れません。漢の版図を広げるための見栄だったのか。福岡の人だったら何かごぞんじかもしれませんので、教えてくださいませ。
Commented by へいたらう at 2006-02-27 14:26
> 南の国の会社社長さん

あれはですね、漢が周辺の蛮族に対して、「朝貢してきたか、よしよし。これをやろう。」だったみたいですね。
他にも幾つか、辺境の方でも見つかっているそうですよ。

ただ、あの漢の倭の那の国王というのも読み方によって、異論もあるそうですが・・・。
Commented by 南の国の会社社長 at 2006-02-27 16:01
村のガキ大将にひれ伏したら、よしよしこれをやろうと言ってあめ玉を一個もらったようなもんでしょうか?そしてそのあめ玉を子孫代々家宝として大事にしたというような...ちょっと喩えが的確じゃなかったかもしれませんが、いずれにせよ、足元を見られて、見下されていたのでしょうね。
Commented by heitaroh at 2006-02-27 16:06
> 南の国の会社社長さん

まあ、そんなところですよ。
ただ、あめ玉がそこら辺の駄菓子やでは見たことがないようなあめ玉だったということはあったんでしょうが。

でも、こういうガキ大将的な発想というのは、何も特別なたとえではなく、今の国家と国家の関係も、突き詰めていけば、所詮は、ガキ大将の延長線上ですよ。
Commented by 南の国の会社社長 at 2006-02-28 01:00
北朝鮮の殿様は、見るからにボンボンのガキ大将のわんぱく坊主みたいな(でも肉体的には弱いが、開き直りの強さを持っている)感じはしますね。合衆国の殿様(だいとうりょうとも言う)も、やんちゃなガキ大将ですね。自分が一番でないと気がすまない。純ちゃんなんかは、このガキ大将にひれ伏しているのかも。とすれば、純ちゃんがもらったあめ玉は、何?金印に匹敵するようなもん、何かもらっているのかな?
Commented by へいたらう at 2006-02-28 15:45
>南の国の会社社長さん

私は、北朝鮮の殿様は、高度経済成長時代の中小企業のオヤジだと思えますが・・・。

>何かもらっているのかな?

それは、やはり、松茸でしょう(笑)。
Commented by 南の国の会社社長 at 2006-03-01 00:33
そうですね、町工場の作業服が似合いそうですね。グレーのスチール机に、黒電話。事務室の戸をがらがらとあけるとそこが工場につながっていて、そこでこっそり核なんか作っていたりして。おお怖い。
Commented by heitaroh at 2006-03-01 12:34
>南の国の会社社長さん

そうそう!
それで、しっかり、愛人なんて居たりするんですよ(笑)。
Commented by 南の国の会社社長 at 2006-03-01 21:29
その愛人が、マリリンモンローだったりするとびっくり仰天です。ケネディからの略奪愛(というかお得意の拉致)、あのダラスの暗殺は実は拉致のための巧妙なおとり事件、マリリンの死体は実は替え玉、本物は北の御殿の奥に未だに生存、大好物は焼き肉、「お厚いのがお好き?」とか言って男に食べさせている、なんて妄想が膨らんでしまいます。あ、こんなことしている場合じゃない!今夜の飛行機で日本に行き、明日は豊橋。(正確には田原だけど)。では、また日本から訪問させていただくかもしれません。
Commented by heitaroh at 2006-03-01 21:39
> 南の国の会社社長さん

やはり、帰国されるのですか・・・。
早く、仰って頂ければ、豊橋でお待ち申し上げておりましたものを・・・。
でも、今夜は下町のモンローさんがろくろ首でお待ちでしょうから(笑)。
帰りは、福岡から船って手もありますよ・・・。

妄想は、今夜のために取っておいてくださいな・・・。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱「財閥」の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

令和7年 19世紀ロンドンと東京。「描きたかったのは猟奇ではない。悲惨である」。「女王陛下の十手持ち」出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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