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プロ野球オーナー会議と日本相撲協会
親愛なるアッティクスへ

アメリカという国は、プロ野球に限らず、世界のリーダーたる自覚に乏しい国のようです。
世界恐慌時に自国の権益囲い込みに走り、持たざる国をして戦争に走らせる遠因とせしめたことを挙げるまでもなく、イラクを始め、世界中のあらゆるところで身勝手な行動が世界に計り知れない混乱を巻き起こしていることに、まるで気づいていない。
この点は、現代のアメリカの企業の、「短期的に収益を上げることだけを求め、株主の利益だけを優先する体質」とも共通するようです。
とにかく、この国はどうにも長期的な視点で物を見ることができない国のようですね・・・。
「巨人・アメリカ・東京都・・・」と(笑)。)

以前、日本のプロ野球もドラフト会議の改革案がまとまった時、古田敦也選手会会長が「妥協の産物」と批判した言われるくらい、結局、色々な意見の折衷案だったそうですが、この辺は、以前、「平太郎独白録 日本プロ野球の諸問題の根源」の中でも言いましたように、一番の問題点は、最高意志決定機関がオーナー会議だということだと思います。
12人全員賛成がないと前に進まないなんて、何とも信じがたいシステムだと言わざるを得ないのではないでしょうか?
話がまとまらないから、少々、利益誘導しようとも、ナベツネこと渡辺恒雄さんみたいに強引な人に出てきて貰わないと話が前に進まない・・・。

そう言ったら、ある人から、「全員一致でないとダメというところは、是々非々だと思います。話も進めばいーってもんでもないでしょーし…。」というご意見を頂戴しました。
ところが、それは大きな間違いで、マキャベリの言葉だったか、「何も決まらないというのはかえって弊害が大きい」というのがあります。
つまり、一番、下策だと。
少々、極端に言うならば、右でも左でも鉛筆を転がしてでもさっさと決めて、その助長補短策にこそ力を注ぐべきだ!いうことでしょう。
本来であれば、オーナー会議などではなく、コミッショナーが権限を持つべきですよ。

それはさておき、このドラフト改革で思い出すのが、日本相撲協会です。
以前、貴乃花親方が「力士給与の年俸制」「狭い升席を四席から二席に」「地方場所で合同地方宿舎の設置」「協会が小中高一貫の相撲学校を経営」等々、協会運営などに関する持論をメディアで繰り返し発言したことに対し、協会が厳重注意をしたということがありましたよね。
貴乃花部屋では、すでにタニマチに頼らず、サッカーチームのように広く薄く安定して支援を集める「サポーター制度」を開始していることもあり、兄弟での確執の問題ではとかく株を下げたものの、斬新なビジョンを持っている辺りは、さすがに認めないわけにはいかないと思います。

相撲協会も、今の相撲人気の低迷に対し、対処しようと思っているのなら、検討するしない以前に、少なくとも口をふさぐ必要はないんじゃないですか?
結局は何を言ったかではなく、誰が言ったかなのではないでしょうか?
理事にならないと物が言えないなんて、本音は「若造が!」といったところだったのでは?
引退直後の九州場所の時に、土俵下に座っていた貴乃花親方は、どうみても、間違ってロータリークラブに入ってしまった若造にしか見えませんでしたネ・・・(笑)。
オーナー会議といい、相撲協会といい、どうして、日本はこうなってしまうんでしょうか・・・。
自分の村のことしか考えないアメリカにも困ったものですが・・・。
                          平太独白
by heitaroh | 2005-07-22 20:28 | スポーツ | Trackback(4) | Comments(4)
Tracked from スポーツヲタクの独り言 at 2005-07-22 23:14
タイトル : ワールドベースボールクラシックはもう1年準備期間があって..
労組日本プロ野球選手会古田敦也会長(39=ヤクルト)は12日、あらためて来年3月に初開催する野球版W杯の国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)の問題点を提議した。 11日深夜に開催要項がMLBと同選手会から正式発表されたのを受け、阪神戦の試合前に見解を示した。大会開幕が来年3月3日という時期の問題に触れ「問題ですね。1週間前には体を作らなければならない。(2月)25日にはピークに持っていかないと大変なこと。ただ問題は調整だけではないですから」と厳しい表情を見せた。 調整しにくい...... more
Tracked from スポーツメンタルトレーナ.. at 2005-07-22 23:49
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 プロ野球オーナー会議が行われ、2年間の暫定ドラフト案で決着しました。大きな変更点は高校生と大学生・社会人のドラフトが別々に行われることと自由獲得枠が希望選手枠と名前を変え、現行2枠から1枠に減ったことです。  ドラフト改革・・・。うーん。うーん。確かに時間..... more
Tracked from Misato's Onl.. at 2005-07-23 19:00
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Tracked from 国際ロータリー第2510.. at 2005-07-25 09:04
タイトル : GSE派遣研修会(7月)
毎月行われているGSEの派遣チーム研修に今回初めて顔を出してきました。 会場は北海道新聞社内の会議室。毎回12時から18時までという長丁場です。 私は講義がひと段落つく17時をめがけて行きました。 今回行ったのは、地区委員になって以来派遣チームの団員のみなさんと会ったことがないので ごあいさつを兼ねて、来月号から本格的にガバナー月信にGSE情報を載せるにあたり 団員ひとりひとりの投稿をいただこうかと企画したもので、その主旨説明の時間をもらいました。... more
Commented by ジンマーマン at 2005-07-23 17:24 x
貴乃花のアイデアは面白かったですね。実現性がどのくらいかは分かりませんが、とりあえず親方衆は「10年早い」と門前払いですね(笑)。
Commented by heitaroh at 2005-07-23 18:43
>ジンマーマンさん

まったくですね。
「正しいことやりたければ偉くなれ!」ってのはもの凄い真実ですよね・・・。
Commented by misato at 2005-07-23 19:03 x
TBありがとうございました。

ドラフト改革の件、一層分かりにくい制度になってしまいました。
それを2年間も続ける、と?
相変わらずなんだかよく分からない体制です、オーナー会議ってものは。。。

「改革」はこれで終わりなんですかねぇ。。。
(改革にもなっていないような気がするんですが)
Commented by heitaroh at 2005-07-23 20:03
>misatoさん

私は昔、社会党がその末期に、党名を社民党に変えるってだけで、党大会で紛糾していたのを思い出します。
「しょーがねーなー」って。
社民党じゃなくって、いっそ、斜眠党にすればいいのに・・・って思いましたね(笑)。
<< 最大の抵抗勢力・・・「父」!前編 小野田寬郞という人格 >>


国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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