昨日今日は台風の影響で随分と過ごしやすくなっていますが、まだ、暑い盛りの8月。
私、門外漢ながら、博多座で上演されたミュージカル「レ・ミゼラブル2017福岡公演in博多座」に行ってきました。
我々の世代は、レ・ミゼラブルと言うよりも、
「ああ無情」の名で記憶されている方も多いと思いますが、実は、私も存在は知っていたものの、
ヒュー・ジャックマン主演の映画
「レ・ミゼラブル」を見て、見るまで、殆ど、内容は知りませんでした。
で、映画を見て初めて、どういう物かを知り、今更ながらに、原作を読み、解説書を読んで、本場、ロンドンでのミュージカルのDVDを購入したことがあり・・・。
で、感想を言えば、設備が新しい分だけ、ロンドンのそれより、舞台美術などは素晴らしかったですね。
冒頭の場面で、舞台上に波が立つのは思わず、目を疑いましたよ。
ただ、席が端のほうでしたので、なかなか、全体を俯瞰するわけにはいかず。
博多座も考えてセットを組めば良いのにと。
(舞台からはみ出た所で、突然、歌い出してもどこで歌っているのかしばらく、探さねばならず。)
教訓として、こういうのは後ろの方でも良いから、中央付近で見るべきかと。
また、思ったのが、日本語では「私は 海へ 行く」が、英語では「私は 行く 海へ」なわけで、その意味では音楽に乗せたときの訳詞の難しさというものも感じました。
「君の名は?」と問われ、「アイ・アム・コゼット~♪」と歌う所が、「私はコゼットです~♪」では、本来、もっとも伝えたい固有名詞である「コゼット」と歌う部分に「です」が来るわけで。
一方で、DVDではストーリー知っているからわかるけど、知らない人が見ると、説明不足でわからないような部分もありましたが、この辺は舞台では日本人にわかるように、見事に必要な説明は台詞の中ですべて簡潔に語られてましたね。
と言っても、役者の技量という部分では、声量も含め、本場のそれにいささかも遜色ないように感じました。
むしろ、よく出来すぎていて、「よくぞ、他国の文化にここまで従順に・・・」と、日本人らしさに苦笑したくなりましたが(笑)。
平太独白