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「1+1」が「2」にならない現実。
親愛なるアッティクスへ

唐突ですが、お尋ねがあります。
1+1は幾つでしょう?
そう問いかければ、普通、「2」と答えられますよね・・・。
ところが、世の中には「2」にならない現実があります。
「そんなバカな!」と言われるかもしれませんが、哀しいかな、世の中には、こういう「現実」があるのです。
ところが、「1+1=2」にならないということを経験したことがない人にとっては、これが、理解出来ない・・・。
「1+1が2になる・・・。当たり前じゃないか!」と答える・・・。
「そうならない現実があるんだ。」と言っても、「何で?1+1=2でしょ?どうしてならないの?あんた、おかしいよ。」と・・・。
私も幾度となく、こういう経験があります。

ところが、世の中にはとかく、この手の現実が厳然として存在するわけで、以前、私も、誰が考えても至極当然の「1+1=2」的案であったにも関わらず、既得権益を持つ人たちの壁は厚く、最終決定権者に理解は無く・・・で、わけのわからない方法を採ったが為に、結果的には大問題になったことがありました。
(往々にして、会議とは、「何を言ったか?」ではなく、「誰が言ったか?」が問題になると言いますよね。このときも、まさしく、これでした。泣きたくなるくらい、くだらない現実でした・・・。)

以前、元横綱 若乃花こと、花田勝氏が言ってましたが、実父の経営する相撲部屋に入るときに、「『明るい支度部屋、優しい兄弟子』をイメージして入ったら、まるで違った。ドロドロしていた。」と。
また、「普通の人だったら、気が狂っていただろう。」とも言っておられました。
それ聞いて、私も、「あー!まったく一緒だ!」と思いましたよ。
私も、家業に入る前までは、「口は悪いけど、気はいい職人さん!」イメージしてましたから・・・(笑)。
私が普通以上に強い人間だ・・・などということは毛頭無いんですが(むしろ、弱い方でしょうね。)、でも、花田勝氏の「普通の人だったら・・・」発言は、もの凄く、皮膚感覚で共感出来ました。
(今にして思えば、私も、うちにいた職人たちがそんな人たちだ・・・ってことくらい知ってたんですよ。おそらく、花田兄弟も知ってたんでしょうが、どこかで、妙な期待をしてしまったんでしょうねぇ・・・。 )

花田氏も、そのときは、それ以上、具体的なことはあまり言っておられませんでしたが、ひとつだけ、「親方(故二子山親方)が兄弟子たちの不始末を怒鳴りつけると、『おまえが親方に言いつけたんだろうが!』と嫌がらせを受けた・・・。」という話をされてました。
これって、妙なもので、親子だからか、まるで、言いつけたとしか思えないような、息があったタイミングのときがあるんですよね(笑)。
私も、あまりのタイミングの良さに、「まあ、俺でも、俺を疑うよな・・・。」と思ったことが度々、ありました。
                      平太独白
by heitaroh | 2006-01-18 07:47 | 思想哲学 | Trackback(2) | Comments(4)
Tracked from またもや苦情ですか?ジン.. at 2006-01-21 14:57
タイトル : 寒い国から来る手紙
私の友人は「やめとけば」というのが口癖だが、私はどうしても言ってしまう。別にたいしたことではない。1+1=2である。と、つい言ってしまうのだ。「それみてみろ」と友人は慰めてくれるのだが、この国では、「1+1=2である」などと決して言ってはならないのである。「1+1=2と思います」と、言わなければならない。そして、3という意見も4という意見も尊重してあげないといけないのである。これは住みやすい社会か? ある種の状況では棲みやすく、また、ある種の状況では住みにくい。 思うということ。謙虚でもあり、美徳で...... more
Tracked from またもや苦情ですか?ジン.. at 2006-01-21 16:56
タイトル : 自然数の証明から
具体的なカズがいったん数字で表されると、そのスウは抽象です。抽象的なスウから具体的な量や質を読み取ることもできます。わたしたちは具象と抽象をいったりきたりすることができます。 ところで、1+1はなぜ2なのか?  ①スウはもののカズ(=量)をあらわします。 ②スウはものの順序をあらわします。 ③自然数というのはひとつずつ大きな数になっていく 1,2,3,4,5, … のような数です。 「指折り数えて何番目か」というときの「1,2,3…」のそれぞれの数字は「ものの順序(②)」を表しています。またそれ...... more
Commented by ジンマーマン at 2006-01-21 14:59 x
最後は催眠術にかけられてしまいそうで笑わせていただきました。貴稿に触発されて表現形が異なるだけの一文をアップしてみました。また、お立ち寄りください。近日、蛇足ながら『最も狭い意味の「1+1=2」』を予定しています。
Commented by heitaroh at 2006-01-21 15:15
>ジンマーマンさん

有り難う御座います。
ちょっと時間ができましたら、間違いなく訪問させて頂きます。
私は生まれてから、まだ、一度も嘘を言ったことがありません。←ウッソー(笑)。
Commented at 2006-01-29 16:43 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by heitaroh at 2006-01-30 16:00
> ナなさん

コメント有り難うございました。
また、二度もお目通し頂き、心より感謝申し上げます。

今、ナなさんが、どういう環境にあるのかがわかりませんので、何とも申し上げようがないのですが、先日、ある若い女性にコメントしたことがあります。
「貴女は、かなり、常識人だと思いますが、貴女の常識が世間の常識だと決めつけない方がいいですよ。」と。

自分が、「常識」と思っていることでも、「非常識」が絶対多数の中では、「非常識」になってしまうのですから・・・。
<< 「功名が辻」に見る安易な発想に... 我が心の師、大橋武夫氏の叱咤に... >>


国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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